ボン・ジョヴィの最新作「ロスト・ハイウェイ」がヒットしていますね。彼らはデビューして24年目になりますが、健在ぶりを示してくれています。
現状に安住することなく、常に次のステップを目指して活動を続けるその姿勢があるからこそ、いつまでも若々しさを保つことができるのでしょうね。
そのボン・ジョヴィがデビュー10周年という区切りを機に発表したのが、このベスト・アルバム「クロス・ロード」です。
ボン・ジョヴィは、1984年に「夜明けのランナウェイ」でデビューしました。当時はアメリカでも一部にしか知られていなかったらしいのですが、日本では麻倉未稀のカヴァーがTBS系ドラマ「乳姉妹」の主題歌に取り上げられるなどしてヒットしました。耳の肥えた日本のロック・ファンから熱い支持を受けたボン・ジョヴィは、折りからのヘヴィ・メタル・ブームに後押しされて人気に火がつきます。
ジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラのソング・ライティング・コンビは、スピード感のある豪快なハード・ロックとポップなメロディーを見事に融合・昇華させ、世界中で支持される「ボン・ジョヴィ・ワールド」を創りあげました。
その内側には、ハード・ロックやポップスばかりではなく、ブルース、トラッド・フォークなど、幅広い音楽を消化したことが窺えます。そして生み出す曲の数々は、エネルギッシュで実にドラマティック。それがハード・ロック・ファンばかりでなく、それ以外の層からも広く愛されていることにつながっているのだと思います。
またボン・ジョヴィの歌詞は、若者たちが抱くであろう人生観についてジョンが等身大で語っているものが多く、そのことも彼らが熱い支持を受けている理由のひとつだろうと思います。
このベスト・アルバムにはそれまでのボン・ジョヴィの5枚のアルバムから13曲、新曲2曲の計15曲が収められています。
ハードなビートにキャッチーなメロディーを乗せた「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」や「夜明けのランナウェイ」、美しいバラードの「オールウェイズ」「ベッド・オブ・ローゼス」「ネヴァー・セイ・グッドバイ」、エキゾチックな響きのする「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」「ブレイズ・オブ・グローリー」、日本のファンのためにイントロに「さくらさくら」のメロディーを使った「TOKYOロード」、ヘヴィなロックンロール「バッド・メディシン」、疾走感あふれる「キープ・ザ・フェイス」など、種々多様なロックがぎっしり詰まっています。
ボン・ジョヴィは、頂点を極めた世界有数のロック・バンドであるにもかかわらず、彼らの視線はいつもロックを愛するファンの視線と同じ高さにあります。長い間熱い支持を受けているのはこうした彼らの姿勢にリスナーたちが共感を覚えているからなのでしょう。
近年、ジョンは俳優としても着実に活動しています。メンバーそれぞれもソロ・ワークをこなしているようです。
活動の幅を広げ、それを自分たちのプラスにし、さらに『ボン・ジョヴィ』としてスケール・アップして長く活動を続けて欲しいものですね。
◆クロス・ロード~ザ・ベスト・オブ・ボン・ジョヴィ/Cross Road
■歌・演奏
ボン・ジョヴィ/Bon Jovi
■リリース
アメリカ1994年10月18日、イギリス1994年10月、日本1994年10月7日
■収録曲(日本盤)
① リヴィン・オン・ア・プレイヤー/Livin' On A Prayer (J. Bon Jovi, R. Sambora, D. Child)
② キープ・ザ・フェイス/Keep The Faith (J. Bon Jovi, R. Sambora, D. Child)
③ サムデイ・アイル・ビー・サタデイ・ナイト/Someday I'll Be Saturday Night (J. Bon Jovi, R. Sambora, D. Child) ☆全英7位
④ オールウェイズ/Always (J. Bon Jovi) ☆全米4位、全英2位
⑤ ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ/Wanted Dead Or Alive (J. Bon Jovi, R. Sambora)
⑥ レイ・ユア・ハンズ・オン・ミー/Lay Your Hands On Me (J. Bon Jovi, R. Sambora)
⑦ 禁じられた愛/You Give Love A Bad Name (J. Bon Jovi, R. Sambora, D. Child)
⑧ ベッド・オブ・ローゼズ/Bed Of Roses (J. Bon Jovi)
⑨ ブレイズ・オブ・グローリー/Blaze Of Glory (J. Bon Jovi)
⑩ TOKYO ロード/Tokyo Road (J. Bon Jovi, R. Sambora)
⑪ バッド・メディシン/Bad Medicine (J. Bon Jovi, R. Sambora, D. Child)
⑫ アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー/I'll Be There For You (J. Bon Jovi, R. Sambora)
⑬ 恋の切り札/In And Out Of Love (J. Bon Jovi)
⑭ 夜明けのランナウェイ/Runaway (J. Bon Jovi, G. Karak)
⑮ ネヴァー・セイ・グッドバイ/Never Say Goodbye (J. Bon Jovi, R. Sambora)
☆=シングル・カット
■プロデュース
ブルース・フェアバーン/Bruce Fairbairn ①⑤⑥⑦⑪⑫⑮
ピーター・コリンズ/Peter Collins ③④
ボブ・ロック/Bob Rock ②⑧
ダニー・コーチマー & ジョン・ボン・ジョヴィ/Danny Kortchmar & Jon Bon Jovi ⑨
ランス・クイン/Lance Quinn ⑩⑬
ランス・クイン & トニー・ボンジオヴィ/Lance Quinn & Tony Bongiovi
■録音メンバー
【ボン・ジョヴィ】
ジョン・ボン・ジョヴィ/Jon Bon Jovi (lead-vocals, guitars)
リッチー・サンボラ/Richie Sambora (guitars, backing-vocals)
デヴィッド・ブライアン/David Bryan (keyboards, backing-vocals)
アレック・ジョン・サッチ/Alec John Such (bass, backing-vocals)
ティコ・トーレス/Tico Torres (drums, percussion)
■チャート最高位
アメリカ(ビルボード)8位、イギリス1位、日本(オリコン)1位
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Misty、唄うのちょっと難しいけどワタシも大好きです。
もんたよしのり、昔ファンでした
まとめてコメントしちゃって失礼しました
このCD,昨夜買いました~!
この間から、ボン・ジョヴィを聴きたいと思ってまして、どれにしようか迷ったんですが、とりあえずベストにしたんです。
今日からiPODに入れて聴いてますよ~
あー、びっくりした。
現時点での感想は、
ジョン・ボン・ジョヴィってカッコいい~♪
いろんな意味で、好みの幅が広がっております。イシシ
Misty、歌のレパートリーに入ってるんですか~。確かに歌うのは難しい曲ですが、キマるととてもキレイな曲ですよね。そうだ、キーボードでも美しく弾きこなしましょう、ガンバレ~(^^)
Dulgeさんももんたさん好きだったんですね。どうももんたファンにはいいオンナが多いような気がするな~(羨)
>まとめてコメントしちゃって
いえいえどういたしまして(^^)。分散でも纏めてでもコメント大歓迎でございますよ~(・∀・)
それとも何か良からぬことの前触れでしょうか(^^;)。
あるいはNobさんが邪悪なテレパシーを発信してゐたとか。(笑)
ふーむ、Nobさん、ボン・ジョヴィ君の魅力にも取り付かれましたか。ボン・ジョヴィもリッチー・サンボラもハンサムだもんな~
良い曲は書くし、ステージ映えしてカッコいいし、歌もうまいし、どれをとってもぼくは僅差で負けております。。。(^^)
健さんにインギー様にボンジョヴィ君に王様、なかなかバラエティに富んでますな。あ、王様は違うのか・・・(汗)
いや、よく聴いていましたよ~♪
ボン・ジョヴィは今もカッコイイですね!
10代に聴いた歌って、何故か古さを感じさせないし、いつ聴いても良いんですよね
世界で成功しても、ファンの目線に立つ・・・
男らしいし、人としても好感です。
ベスト・・・聴いてみようかな
リッチ~~~~
実は、リッチー・サンボラの隠れファンなんです。っってちっとも隠れてないか?
ジミヘンの「スイッチングを再現」するために左利き用のフェンダーをわざわざひっくり返して使ったりして、もう、おチャメさんなんだからぁ。
彼とスザンヌ・ベガは生年月日がピッタリ同じ1959年7月11日なんだとか。(今日は何の日で昨日知りました。)
以上、それがどうした情報でした。
>10代に聴いた歌って~
そうそう、いつ聴いても気持ちの中では曲のみずみずしさが保たれているんですよね。
聴いていると、その頃のいろんなことが想い出されたりして・・・。(^^)
ボン・ジョヴィって、若者の気持ちの代弁者みたいなところがあるから熱心に支持されているんだと思います。なんとなく親近感を覚えますよね。
ベスト・アルバム、良かったら聴いてみてください。結構選曲もいいし、楽しめますよ~♪
ヨダレ出てますよ~~(^^)
>ジミヘンの「スイッチングを再現」
なるほど、それでああいうギターを使っていたのか・・・。リッチーってジミヘン・フリークなんですね~
>7月11日
おっ、それはまたタイムリーな。もう一日早く記事を書いてたらドンピシャだったんですね(惜)。
スザンヌ・ヴェガと同じ日に生まれたというのも初めて知りました。
ふーむ、あのハンサムなリッチーも当年とって48歳ですか。とてもそうは見えませんね(羨)。
そういえばウェンツ瑛士って、ちょっとリッチーに似てないですか?
ずいぶん歳とっちゃったけど、あいかわらずカッコよかった♪
しかし、何故あの番組に!?
細木おばは、どんだけ力持ってるんだろう。笑
いったいどういう繋がりがあるんでしょうか。
いろんな人と深く関わっているみたいだし、
もしやボン・ジョヴィともプライベートでご飯を一緒してたりして・・・(^^;)
ボン・ジョヴィもそろそろ50歳?カッコよさに加えてこれからだんだん渋さも出てくるんでしょうね。