♪お気に入りアーティスト45(海外篇その32)
1960年代の日本の洋楽ファンの中には、「ビートルズ派」と「ストーンズ派」の二大勢力があったようです。
どちらも黒人音楽をルーツとしていることに変わりはないのですが、今聴き比べてみると、やっぱり全くカラーが違うんですね。当時の洋楽ファンが両派に分かれていたのも当然といえば当然なのかも。
ぼくが洋楽を聴き始めた頃は、人気のあるバンドもたくさん存在していて、ファンが「ビートルズ派」と「ストーンズ派」に分かれる、なんてことはもうありませんでしたが、ぼくは言うなれば「ビートルズ派」でした。同じく黒人音楽をルーツにしていても、ビートルズの方がはるかにポップで洗練されていたように感じてたんです。
ぼくがストーンズを聴くようになったのは、なんと20歳台も半ばを過ぎてからでした。われながらおかしいくらい異様に遅い「ストーンズ・デビュー」です。
ロック・ミュージックを反体制の象徴のひとつとするなら、ストーンズなどはまさにその旗手と言えるでしょう。だからこそ怒れる若者たち、鬱積した心を抱える若者たちがストーンズを大きく支持した、とも言えるのかもしれませんね。
「セックス、ドラッグ、ロックンロールがあればいい」、とはジャニス・ジョプリンが言ったとされている言葉ですが、まさしくこれはストーンズにも当てはまる言葉です。(歌詞にもキワドイものが多いですよね)
ストーンズのことをよく「永遠の不良」なんて言いますが、ワルいことをするだけではただの「悪党」。「不良」はカッコよくなくちゃいけない。ストーンズからは見事な「不良の美学」みたいなものを感じます。だいたい60歳過ぎてもアツくロックし続けることって、ある意味最高に不良ですもんね。ぼくだって60歳過ぎてもベースをがむしゃらに引き続ける不良爺さんになりたいです。
ローリング・ストーンズのデビューは1963年。バンド名は、彼らの尊敬するシカゴ・ブルースの大御所、マディ・ウォーターズの名曲、「Rolling Stone」に因んだものである、というのは有名な話ですね。ヴェンチャーズなどと並ぶ、世界でも有数の長命ロック・バンドでもあります。1989年には「ロックの殿堂入り」も果たしました。
2003年には、あの「不良の中の不良」、ミック・ジャガーが「ナイト」の称号を受けました。時代は変わったんですね~。ロックやってる、というだけで不良扱いされた時代があった、というのがウソみたいです。
1991年にベースのビル・ワイマンが脱退、今ではミック・ジャガー(vo)、キース・リチャーズ(g)、ロン・ウッド(g)、チャーリー・ワッツ(drs)の4人編成(ベースのサポートにダリル・ジョーンズ)となっています。
チャーリーは、ジャズ・ドラマーとしても活動していますね。
ビル・ワイマン在籍時のローリング・ストーンズ
ストーンズはリズム&ブルースの影響を非常に強く受けていて、黒人音楽をリスペクトし、黒人になりきって演奏しようとさえしているのはよく知られていますよね。
そして、ソウル、東洋音楽、サイケデリック、グラム・ロック、ディスコ、ニューウェイヴなどなど、その時々の流行をうまく取り込みながら、一貫してリズム&ブルースをベースにしたロックンロールを演奏し続けています。ストーンズの音楽って、耳だけで聴くものじゃない。体感するものなんですよね。
ステージでのパフォーマンスもカッコいい! 単なるロック・バンドではなくて、ストーンズはすぐれたエンターテイナーなのです。
昨年8月には、8年ぶりにアルバム「A Bigger Bang」を発表して、健在ぶりを示してくれました。
Rolling Stones 「A Bigger Bang」
ぼくの、ストーンズの愛聴曲は、
「ホンキー・トンク・ウィメン」、「ブラウン・シュガー」、「ダイスをころがせ」、「悲しみのアンジー」、ほかには「アンダーカヴァー」だとか、「スタート・ミー・アップ」、「サティスファクション」、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」、「愚か者の涙」などなど、ほんとにキリがありません。
「アンジー」はよくフォーク・ギターで弾いて遊んでました。
そのローリング・ストーンズがやって来ますね。
3年ぶり5度目の来日公演です。麻薬常習の前歴などのために、彼らの来日は1990年まで日本政府から許可されなかったことを思うと、隔世の感があります。
今回は、3月22日の東京ドームを皮切りに、4ヶ所・5公演。初登場の名古屋では、5万5千円のゴールデン・サークル席が発売当日に完売したそうです。
このブログをご覧になっている方の中にもこのライヴに行かれる方が何人かいらっしゃるようです。ウラヤマシイ!ぜひぜひたっぷり「ローリング」してきてくださいね。
ぼくも一度はストーンズのライヴに行ってみたいんですけどね。。。
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1960年代の日本の洋楽ファンの中には、「ビートルズ派」と「ストーンズ派」の二大勢力があったようです。
どちらも黒人音楽をルーツとしていることに変わりはないのですが、今聴き比べてみると、やっぱり全くカラーが違うんですね。当時の洋楽ファンが両派に分かれていたのも当然といえば当然なのかも。
ぼくが洋楽を聴き始めた頃は、人気のあるバンドもたくさん存在していて、ファンが「ビートルズ派」と「ストーンズ派」に分かれる、なんてことはもうありませんでしたが、ぼくは言うなれば「ビートルズ派」でした。同じく黒人音楽をルーツにしていても、ビートルズの方がはるかにポップで洗練されていたように感じてたんです。
ぼくがストーンズを聴くようになったのは、なんと20歳台も半ばを過ぎてからでした。われながらおかしいくらい異様に遅い「ストーンズ・デビュー」です。
ロック・ミュージックを反体制の象徴のひとつとするなら、ストーンズなどはまさにその旗手と言えるでしょう。だからこそ怒れる若者たち、鬱積した心を抱える若者たちがストーンズを大きく支持した、とも言えるのかもしれませんね。
「セックス、ドラッグ、ロックンロールがあればいい」、とはジャニス・ジョプリンが言ったとされている言葉ですが、まさしくこれはストーンズにも当てはまる言葉です。(歌詞にもキワドイものが多いですよね)
ストーンズのことをよく「永遠の不良」なんて言いますが、ワルいことをするだけではただの「悪党」。「不良」はカッコよくなくちゃいけない。ストーンズからは見事な「不良の美学」みたいなものを感じます。だいたい60歳過ぎてもアツくロックし続けることって、ある意味最高に不良ですもんね。ぼくだって60歳過ぎてもベースをがむしゃらに引き続ける不良爺さんになりたいです。
ローリング・ストーンズのデビューは1963年。バンド名は、彼らの尊敬するシカゴ・ブルースの大御所、マディ・ウォーターズの名曲、「Rolling Stone」に因んだものである、というのは有名な話ですね。ヴェンチャーズなどと並ぶ、世界でも有数の長命ロック・バンドでもあります。1989年には「ロックの殿堂入り」も果たしました。
2003年には、あの「不良の中の不良」、ミック・ジャガーが「ナイト」の称号を受けました。時代は変わったんですね~。ロックやってる、というだけで不良扱いされた時代があった、というのがウソみたいです。
1991年にベースのビル・ワイマンが脱退、今ではミック・ジャガー(vo)、キース・リチャーズ(g)、ロン・ウッド(g)、チャーリー・ワッツ(drs)の4人編成(ベースのサポートにダリル・ジョーンズ)となっています。
チャーリーは、ジャズ・ドラマーとしても活動していますね。
ビル・ワイマン在籍時のローリング・ストーンズ
ストーンズはリズム&ブルースの影響を非常に強く受けていて、黒人音楽をリスペクトし、黒人になりきって演奏しようとさえしているのはよく知られていますよね。
そして、ソウル、東洋音楽、サイケデリック、グラム・ロック、ディスコ、ニューウェイヴなどなど、その時々の流行をうまく取り込みながら、一貫してリズム&ブルースをベースにしたロックンロールを演奏し続けています。ストーンズの音楽って、耳だけで聴くものじゃない。体感するものなんですよね。
ステージでのパフォーマンスもカッコいい! 単なるロック・バンドではなくて、ストーンズはすぐれたエンターテイナーなのです。
昨年8月には、8年ぶりにアルバム「A Bigger Bang」を発表して、健在ぶりを示してくれました。
Rolling Stones 「A Bigger Bang」
ぼくの、ストーンズの愛聴曲は、
「ホンキー・トンク・ウィメン」、「ブラウン・シュガー」、「ダイスをころがせ」、「悲しみのアンジー」、ほかには「アンダーカヴァー」だとか、「スタート・ミー・アップ」、「サティスファクション」、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」、「愚か者の涙」などなど、ほんとにキリがありません。
「アンジー」はよくフォーク・ギターで弾いて遊んでました。
そのローリング・ストーンズがやって来ますね。
3年ぶり5度目の来日公演です。麻薬常習の前歴などのために、彼らの来日は1990年まで日本政府から許可されなかったことを思うと、隔世の感があります。
今回は、3月22日の東京ドームを皮切りに、4ヶ所・5公演。初登場の名古屋では、5万5千円のゴールデン・サークル席が発売当日に完売したそうです。
このブログをご覧になっている方の中にもこのライヴに行かれる方が何人かいらっしゃるようです。ウラヤマシイ!ぜひぜひたっぷり「ローリング」してきてくださいね。
ぼくも一度はストーンズのライヴに行ってみたいんですけどね。。。
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ローリング・ストーンズの歌はあまり聴いたことがないんですが、テレビなどでよく拝見します。
年を重ねても、歌うことを貫くってカッコイイなと思います!!
色々なことが顔に刻まれるっていうけれど、いい顔ですよね!イキイキと輝いているな~と思います。
輝きを失わないように、過ごさなくちゃ~いけませんね。
ちなみに、私は中学生の頃から洋楽を聴き始めました。当時は光ゲンジ全盛期。周りの友人がギャーギャー言っているのを尻目に、ひたすら洋楽を聴いていましたよ(笑)
ボン・ジョビやヨーロッパはよく聴いていました。
後・・・名前が思い出せないけれど、CMでかかっていた洋楽なども・・・・懐かしいです
ビートルズ対ストーンズ、そうでした。雑誌やラジオでそういう特集が組まれることがありましたね。
聴き始めたのはどちらも70年代前半ですが、夢中になったのはビートルズでしたね。
でも「サティスファクション」は歌詞が好きでそれ1曲でビートルズ全曲と対決できるな、と思ったものでした。
何も言う事はございません。人生そのものです。ストーンズと共に歩んだ人生に悔いなしです。いや、これからも当然一緒です。いつかはお別れしなくてはならないけれど、その時の事は考えたくないですね。同じ時代に生きられた事を神様に感謝します。いや、ホント、ミックの子供に生まれたかった。(笑)
いや~、うちの爺ちゃんがあんなだったら、むしろ引いてしまうかも。。。(笑) というか、ぼくなんかよりはるかにカッコいいんですもん、敗北感を覚えますよ、きっと。タハハ
しかし、シワはたくさん増えましたけど、ほんとにいい顔つきですよね。やっぱり何かを貫き通すことは、自分の人生に何かかけがえのないものをもたらしてくれるのでしょうね。
>ヨーロッパ
「チェロキー」と「キャリー」、すごく好きです。
1960年代末期の「ミュージック・ライフ」誌のバックナンバー、何冊か見たことありますが、投書欄や文通希望欄なんかを見てみると、ほんとにみごとに両派に分かれてたように記憶しています。
やっぱりストーンズの方が不良っぽくて黒っぽかったですよね。ストーンズ好きの人って、なんかコワそうな人が多かったような気がします。
ぼくの場合ですが、ジャズやソウルをよく聴くようになってからストーンズを改めて聴くと、前は分からなかったストーンズのカッコよさを感じることができました。
映画「地獄の黙示録」で、哨戒艇の乗組員(若い黒人青年)が、「サティスファクション」に合わせて、ノリノリで歌っている場面がありました。なんだかとても強く印象に残ってるのです。(それだけ黒人に受け入れられている音楽だ、と見ることができますよね)
>人生そのもの
>ストーンズと共に歩んだ人生に悔いなし
もうこれがジェイさんの思いを全て物語っているような気がします。
これだけホレ込むことができるミュージシャンに出会えるのは、とても幸せなことだと思うんですよ。
>ミックの子供に生まれたかった
いや、ある意味それは波乱万丈です(笑)
でもその気持ちは、すごーくわかるな~。ぼくだってジョン・レノンの家に生まれて体ごと影響受けたかった、と思うことありますもんね。
先日ファミレスにゴハンを食べに行った時、中にあった大きな画面からストーンズのライブの映像が流れてたんです。恐らくメジャーリーグの何処かのチームのスタジアムだったと思うのですが、360度に囲まれた観客の中で彼らの象徴とも言えるあの「舌を出したイラスト」を模したステージで暴れるように演奏する姿が映し出されてました。
それを観て「もう還暦を迎えたのに全然若くてカッコいい~」ってMINAGIさんと同じように思っちゃいました(^^)
僕もあの「不良オヤジ」たちのように(まだまだ先ですが、笑)還暦を迎えた頃もガンガンギターを弾いていたいです♪
MINAGIさん、呼びました?(笑)
TB&コメントありがとうございました。
来日公演参戦にあわせてi-PODで毎日予習中です。
ロブスターさんが観られたのは1月5日に行われたNFLスーパーボウルのハーフタイム・ショーじゃないかな?(昨年はJ・ジャクソンのおっ●いポロリ事件があったね)
2/18には、リオデジャネイロで観衆100万人を超えるフリーコンサートやったりと・・
転がり続ける石には、苔のような辛気臭いものは生えないのだ!ね。
ストーンズのライブ付きお食事、っていうのはある意味豪華、ある意味気が散る(笑)。もちろん気になってハシ持つ手が止まる、という意味ですよ。
そういうのを見ると、日本とは違って、アメリカのプロ・スポーツはエンターテイメントのひとつなんだな~、と改めて感心します。
ロブさんもぼくも、お互いに寿命が尽きるまで現役でいましょう。
>呼びました?
心の声が通じたようですな~(笑)
>J・ジャクソンのおっ●いポロリ事件
あー、あれか~。あれって、計算してポロッと出した、という話もありますね。
>転がり続ける石には
ですよね。転がり続けてる彼らだから、(外見はともかく)老け込むヒマもないし、相変わらずヤンチャだし、エネルギーたっぷりなままでいられるんでしょうね。