キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

ジャガイモ

2014-12-04 16:25:38 | 
             

             馬鈴薯の皮剥く明日も次の世も    岡本紗矢句集「向日葵の午後」より

            ジャガイモは秋の季語ですが、一年中食べていますね。冬に食べるのが

            一番美味しいような気がしますが。夫が農業見習いに行っているお家

            で採れた掘りたてのジャガイモをたくさんいただきます。これからの季

            節、マッシュポテトにしたり、グラタンにしたり、おでんの具になったり

            大活躍です。ただ大量に食べると、皮むきが大変。
           
大どろぼうホッツェンプロッツ (新・世界の子どもの本―ドイツの新しい童話 (1))
トリップ,中村 浩三
偕成社

            人間って、明日も、次の世代も、延々じゃがいもの皮を剥いては、料理

            してという営みを繰り返すんだなあという、ちょっと面白いこの句を読ん

            で、ドイツのプロイスラーの「大どろぼうホッツェンプロッツ」の一場面を

            思い出しました。悪い魔法使いツワッケルマンに捕まったゼッペル少年は

            ジャガイモ料理を食べたい魔法使いのために、大量のじゃがいもの皮

            を剥く破目になります。日本人よりもっとじゃがいもを食べるドイツ人の

            書いた童話らしい一コマです。

           

            今日の夕ごはんは和風のおでんになりました。ジャガイモも大活躍です。
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