梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪
お正月もあっという間で、もう2月、明日は節分です。2月は昔風には「きさらぎ」、
如月とか衣更着とか書きます。梅見月なんていう呼び名もあります。英語の
Februaryはローマ神話の贖罪神フェブルウスの祭りが2月にあったことから来
ているそうです(ちょっとトリビア)。
寒い中で、凛と咲いている梅を見るのはいいものです。今日は朝から後藤さん
のニュースで胸が締め付けられるおもいです。いつもとぼけたあさイチの柳澤
さんの哀悼の言葉が滲みました。「一人ひとりのすることにはものずごい限界
があるけれど、この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは、、、」
青空の下で平和に紅白の美しい梅を見ることのできる幸せを感じます。
蝋梅は12月ぐらいから咲いていますが、蝋のような光沢のある、きれいな香り
の良い花です。今もその臈たけた姿をあちこちで見ることができます。
蝋梅や薄雪庭を刷きのこす 水原秋桜子