三菱一号館美術館のナビ展を観に久々に東京へ出かけました。武蔵小杉駅
から東京駅まで横須賀線でなんと20分。接続が良いと、川崎の結構な田舎
の我が家から50分以内で東京のど真ん中に到着です。丸の内のおしゃれな
道沿いに植えられた白い山茶花が満開でした。
駅周辺の高層ビル街は、いつもながらとてもこぎれい。チリ一つ落ちてい
ない清潔さで、枯れた草の間にたばこの吸い殻やカップ麺の容器やらが落
ちている我が家の周辺とのギャップが大きくて、かえって落ち着かない気
分になります。
それでも、カラフルなはとバスがたくさん停まっているのを見ると、
これからこのバスに乗って東京観光をする人の気分になってワク
ワクします。
ジョサイア・コンドルの設計になる三菱一号館美術館の建物は、いつ
見てもすてき。赤煉瓦が優雅です。
落ち着いたヨーロッパ調の中庭もすてきです。
1894年に三菱の事務所として英国人建築家コンドルによって建てられた
建物が2009年に復元されて、美術館になりました。今はオルセー美術館
から来た「ナビ派」の展覧会が行われています。各部屋が昔の事務所で
三階から二階へと部屋から部屋を見て回るのですが、クイーン・アン様
式だという部屋自体が優雅な上、大きな美術展の盛沢山すぎる感じがな
くて気持ちよく鑑賞できます。親しみやすいナビ派の絵ととてもマッチ
していました。