我が家のすぐ近くにある真言宗のお寺、蓮花寺。お寺を形容するに
は、ちょっとおかしな言葉ですが、勢いのある流行りのお寺です。
新しい施設や像など見るたびに増えています。
3日の節分には盛大な豆まき大会がありました。毎年やっている
ようですが、今年初めて行ってみたら、ものすごい人出です。
餅まきや豆まきって、どうしてあんなに興奮するんでしょうね。
大人子ども入り乱れ、殺気を感じるほど。ちっちゃな豆の入った
袋を一つキャッチしたって別にどうということもないのですが、
みんな必死で奪い合います。豆の他にも、お餅、お菓子、カップ
麺、タオル、アンパンなどかなり大量にいろんなものが蒔かれ
ました。たいていは背の高い男の人に取られるのですが、私たち
はそれでも結構いろいろなものをつかむというより、地面まで到
達したおこぼれを拾いました。あの独特の興奮状態、昔田舎で結
構頻繁にあったのお宮の境内での餅まきや棟上げ式の餅まきなど
思い出しました。
終わった後は、神社にお参りして帰りました。子どものころ、節分
には、村中に「鬼は外、福は内」の大きな声が響き渡っていたこと
を久しぶりに思い出しました。
亡き父の声も響きて鬼は外 岡本紗矢句集「向日葵の午後」より