キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

お花のケーキ

2018-05-10 15:11:12 | 季節の花々
              

              今年もお孫ちゃんからかわいい母の日のお花が届きました。去年は孫娘が

              選んでくれた真っ赤なカーネーションの鉢植えだったのですが、今年は、

              孫息子が選んでくれた、これまたかわいいミニ鶏頭の鉢植え。カラフルな

              ケーキみたいです。何よりの贈り物。ありがとう

              

              

              

              今、オリエンタル・リリーや一重の薔薇やカタバミや、やさしい色の花

              が色々咲いています。

              

              甘い香りがしてくるなと思ったら、垣根に絡まったスイカズラに白い

              花が咲いていました。毎年この花を見るたびに、なぜか子どもの頃好

              きだったロシアの作家ノーソフの「ネズナイカの冒険」を思い出します。

              
ネズナイカのぼうけん (偕成社文庫 (2029))
ラープチェフ,福井 研介
偕成社

              おとぎ話の国に住む小人たちのお話です。今はあまり読まれないよう

              ですが、ラープチェフの挿絵の小人たちがほんとに可愛くて、見てい

              るといとおしい気持ちになります。小人たちのリーダーはもの知りの
     
              ズナイカです。主人公のネズナイカは、ズナイカにネがついているの

              で察しがつきますが、ズナイカの正反対、もの知らずで、怠け者で、

              女の子をいじめてばかりいます。でも、そんなネズナイカだって、い

              ろんな小人と交わって、いろんな経験を重ねていくと、、、。

              

              小人の女の子の中に、ハナカズラちゃんと言う子がいます。どうも、

              その名前の連想で、スイカズラの花を見ると、この童話を思い出す

              ようです。カズラが同じだけなのですが。ほかにも、ルリソウ先生、

              カミツレちゃん、ツケボクロちゃん、男の子はブツブツくん、テッ

              ポウダマ、コネジくん、オダンゴくんなど、性質や仕事を表す名前
          
              の小人たちがたくさん出てきます。福井研介さんの訳がとてもいい

              んです。多少教訓的ではありますが、小人たちの愛らしさと自由奔

              放さは、今の子どもたちにも共感を呼ぶのではと思います。小学校
  
              2年生の孫娘にも是非読んでほしい一冊です。
コメント
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