『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『劇場版ポケットモンスター D&P 幻影の覇者・ゾロアーク』を観た]

2010-07-12 22:41:59 | 物語の感想
☆先週末の封切り映画は、まだまだ面白い映画がたくさんあるのに、甥っ子の熱烈な所望があったので、この作品を観に行った。

 予告編で、今度の映画『ドラえもん』が『のび太と鉄人兵団』だと知り、ちょっと気になった。

 『のび太と鉄人兵団』は、藤子・F・不二雄作品最強の悪女なヒロインが出てくる。

 悪女と言っても、描き手が藤子・F・不二雄なので、特有のなんか幼きムッチリ感のある少女なのだ。

 たまらないのである。

 そして、この物語は、かなりの悲劇で終わる・・・。

 でも、おそらく、このリメイク作は、腰砕けな内容になるだろうね。

   ◇

 ・・・さて、『幻影の覇者・ゾロアーク』である。

 当初、その完全なる子供向け作品に、私は、画面で何が行なわれていても面白くなかった。

 ただ、2点だけ、「おおっ^^」と思う点があった。

 それは、ヒロインにヒカリがいるのだが、そのミニスカから覗ける太ももの肉付きが絶妙なのだ。

 藤子・F・不二雄画の少女のようだ^^

 私は、そこばかり見ていた。

 で、今回の主役ポケモンの一匹ゾロアは「幻影」を使えるのだが、みんなにヒカリになった姿を見せる。

 でも、中身はゾロアなので、四つんばいになったりする。

 つまらない作品なので、私は思い込みを全開にしてみたのだが、四つんばいの少女はなかなか良いものでした。

 で、それを見て、「私に化けるのやめてよ!」と頬を赤らめるヒカリもいい!^^

 それと、ポケモンのマンガチックな絵に対し、ミスマッチにも思える背景画の美しさがある。

 特に、今回の舞台の港町の海に浮かぶ浮灯標ブイがあるのだが、海に浮かぶ悪の親玉の飛空挺から、操られたゾロアークが町を破壊しに飛び出るのだが、その浮灯標ブイの上で、ゾロアークは一旦ジャンプしなおす、その時、ブイが揺れるのである。

 ちょっといい描写であった^^

   ◇

 しかし、物語が終盤に近づいていくに従い、なかなか夢中で観る自分がいた。

 伝説のポケモンである、水・火・雷を司る三大ポケモンが一括りで語られるのは不満だが、セレビィやゾロア、ゾロアークはもちろんこと、何よりも、主人公の持ちポケモンで、いつもの映画作品ではあまり活躍しないピカチュウやポッチャマ(でいいのかな?)がちゃんといい活躍をするのがいい。

 悪の親玉の持つ二体のテルテル坊主みたいなポケモンの個性もよく出ていた。

 また、名前は分からないけど、黒い盾状のポケモンも頼りになる奴でした。

 それとクライマックス、悪の親玉によって、この港町が暗黒に侵されてしまった! と思ったら、実は・・・、の結末。

 私は、そのスマートな逆転劇に、かなり驚いて、感心した。

 私は、セレビィの時間を戻す能力でオチがつくと思っていたので、びっくりした。

 それで、この映画の元が取れたと思った。

 また、映画版ではその存在意義が不明のロケット団の二人と一匹だが、物語の最後にボートの上でマッタリした空間を形成していて、「なんだかいい感じ~♪」と一言呟く様に、私は思わず吹き出してしまった^^

                                         (2010/07/12)
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[自民党、とりあえずの大勝利・・・」]

2010-07-12 18:30:12 | 保守の一考
☆・・・勝ちましたね^^

 色んな状況を顧みると、この勝利は「ビクトリー」ではなく、「トライアンフ(大勝利!)」ですな^^(『試験に出る英単語』より^^;)

 私の心境としては、以下だ。

      
     「ハァー、ハァー、やっとこさ、やつの脳天にブチ込んでやれたぜ」

 今回は、正直、私も頑張ったつもりだ。

 こんなに頑張ったのは、左翼に変質した「新しい歴史教科書をつくる会」との対決や、「派遣会社I社」糾弾以来だ。

 よっぽど仕事で疲れて、帰宅してベッドにバタンキューしたい日もあった。

 特に、この二週間は忙しかった。

 でも、「今が一番大事なとき!」と思い、頭を振り絞ってエントリーを欠かさなかった。

 自民党の勝利が決まり、私は安堵の溜め息をつく・・・、

   ◇

 ・・・が、喜びにこうべを垂れて、頭を上げたときには、すぐに次の戦いを想う。

 嬉しいが、こんな勝利に浮かれていられない(W杯日本代表、予選を通過した本田の気持ちと同じ)。

 正直、自民党は、これからの次の総選挙まで(最長三年間)、「茨の道」である。

 知恵と知識、体力と行動、運と僥倖、各種マスコミ・イメージ・・・、全てに対し、全力を尽くさなくてはならない。

 ポイントはどこにあるのか?

 小沢一郎か、<みんなの党>か、公明党か・・・。

 とにかく、これから先、衆議院選の勝利まで、一切の手を抜く暇はない!

 自民党は、首の皮一枚繋がった状態に過ぎないことを認識せよ・・・。

 そして、自民党は「真の政治家」集団になろう!

 それは、日本国民の幸せを考えると言うことだ・・・。

   ◇

 谷垣総裁には、特に「お疲れ様」と言いたい。

 優男(やさおとこ)に見えて、とてつもない強靭な精神力を持っていたと思います・・・。

 私も、すぐに民主党の追撃に入りましょう^^v

                                         (2010/07/12)
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[与党民主党考・94 「やること為すこと・・・(超短信)」)」]

2010-07-11 05:54:03 | 保守の一考
☆このニュースには笑った。

 この、寝た子を起こすかのような行為・・・、刻一刻と自壊に向かっているな。

 このような言動で、自分らの誠実さを有権者にアピール出来ると考える意図は、鳩山と何ら変わらない。

 結局、民主党の体質なのだな。

 その豹変のタームが日替わりなので、有権者はゾッとさせられる・・・。

   《期待に応えられていないと陳謝、民主が党声明 (読売 2010/07/10 22:12)》

 <民主党は10日、参院選投票にあたり、党声明を発表し、政権運営で有権者の期待に応えられていないことなどを陳謝した。
 声明は「まだご期待に十分応えられていないこと、そして、政治とカネ、普天間基地問題、税制改革の道筋で、混乱と不信を招いたことを率直にお詫(わ)びいたします」とした。
 国政選に関する各党の声明で、陳謝の意が示されるのは異例だ。>

 党声明だよ・・・^^;

                                         (2010/07/11)
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[映画『トイ・ストーリー3:3D』を観た]

2010-07-10 22:13:18 | 物語の感想
☆素晴らしいですね。

 しっかりと傑作でした。

 思えば、このシリーズは、繰り返し「必衰の理」を表現し続けている。

 少年アンディのおもちゃ達、その中心として、保安官の人形ウッディがいる。

 シリーズ通して、ずっとリーダーではあったが、そのリーダーシップは、シリーズの経過を通して、次第に個人から仲間へと広く深くなっていく。

 私は、そのウッディの、その都度の「必衰の理」に、サラリーマンの悲哀(昇進込み)を感じたものだが、

 それは見ている者の立場で変わり、

 子供が見たらそのままに、

 クラブ活動に夢中の学生であったら、そこに努力の必要性を見るだろうし、

 才能重視の世界に生きている者(プロスポーツ選手、歌手、作家など)は、その才能の枯渇や流行へのノリを思うだろう。

 繰り返しのテーマであるが、それは普遍のもので、今回も考えさせられた。

 ただ、今回は、シリーズ完結篇で、大人になってしまったアンディとの別れが描かれる。

 故に、エンディングこそ「別れ」で情緒的になるが、そこに至る流れにおいて、作り手は、違うベクトルを用意していた。

 間違って捨てられたアンディのおもちゃたちが引き取られる、「強制収容所」の如き保育園を描き出すのだ。

 「別れ」がテーマであるが、メンバーは至ってマイペースなので笑えるのだが、この保育園のシーンから後は、かなり辛らつなブラックユーモアで物語が描かれる。

 もろ、ナチスのユダヤ人強制収容所である。

 ここでも、カウガールのジェシーが、そういった性格なのだが、お得意の空元気みたいな姿を見せて、却って物語を暗くさせる^^;

 私的にはオッケーだが、見ようによってはダークな展開である。

 でも、満員の客席のかなりのパーセンテージを占めている子供にぐずる者もなく、終盤でもゲラゲラ笑っていた(ポテトヘッド大人気!)ので、作品の対象年齢としては当然のことながら子供にも楽しかったのだろう^^

 「強制収容所」には、力持ちの赤ちゃん人形を用心棒にしている、老獪な熊のぬいぐるみが君臨していた。

 この二人組には、もう一人のピエロの仲間がいて、クマ・赤ちゃん・ピエロと人形の素材の定番だが、それぞれが直球の悪だったり、ひねった悪だったり、シニカルだったりと種類を変えた諦観が描かれる・・・。

 そこでは、宇宙の戦士・バズの、会社に裏切られる労働組合のリーダーみたいな姿も見られる・・・。

 バズは「洗脳」されて、敵方(体制側)についちゃったりもする^^;

   ◇

 クライマックスの畳み掛けは凄まじい。

 その中で、ウッディは、仲間を率い、希望への逃走劇を続ける。

 だが、最終的に、にっちもさっちも行かなくなり、溶鉱炉を目の前にして、仲間全員で手を繋ぎ、悲しい笑顔で死を迎えるしかなかった。

 そんなアンハッピーエンドで終わるしかないのかな、とさえ思わせられる、ウッディたちの徹底的な追い詰められ方だった。

 ・・・ウッディの笑顔が悲しかった。

   ◇

 だが、そこに、神が登場する。

 それまで、神を待望し続けるのみであった<三つ目のエイリアンたち>こそが、まさに、自ら神になってしまうのだった^^

   ◇

 多分、もう一回は観に行くと思うので、今回の感想はこの辺でやめておく。

 ただ、オモチャたちの中にトトロがいたのには笑った^^

   ◇

 それから、3Dの技術は見事だぞ。

 最近思うのが、最近の「3D」っちゅうのは、「飛び出てくる」と言う視覚に訴えることがポイントなのではなく、人間の脳中枢に立体的な構造を自然な視界で植えつけ、感覚を鋭敏にするのが目的なのだと思う。

 『アバター』の3Dが奇を衒ったものでなく、自然であり、その主人公の躍動感が私の身体を刺激していたことから、3Dの真価とはそこにあるのだと思い始めているのだ。

 ピクシー作品につきものの、いちお併映となる今回の冒頭の超短編も、3D映画の可能性の一つを見せてくれてましたね(手塚治虫の実験作アニメを髣髴とさせられた)。

   ◇

 囚われのジェシーらが、外のウッディから、扉の下の隙間を通して鍵を受け取るときのアクションなんて、最高に素晴らしかったな!^^v

 いや、また観に行きますから^^

   (過去ログ)・・・[映画『トイ・ストーリー/トイ・ストーリー2 3D』を観た] クリック!!

                                         (2010/07/10)
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[与党民主党考・93 「自民党による国民革命(塩爺・鳩山Bros.のおまけ付き)」]

2010-07-10 06:37:18 | 保守の一考
☆自民党、本当によく頑張っていると思う。

 企業団体や組合組織に距離を置かれ、本当に草の根で、国民一人一人と対した結果として、

 どうにかこうにか、互角の勝負「以上」にまで、この選挙戦を戦ってきた。

 私は、もし、自民党を含む野党が、この選挙に勝利できたとき、真の意味にかなり近い「選挙」が確立されたと考える。

 組織票は、おおむね民主党に持っていかれてしまったのだ。

 残るは、個人の投票である。

 その個人の投票も、ほとんど、左翼に犯されたマスコミに左右される。

 しかし、どうにか、自民党が盛り返してきた。

 国民個人個人の確固たる思惟の完成を見るのだ。

 まだ、分からない。

 人事を尽くして、天命を待たなくてはならない。

   ◇

 一昨日の朝、ラジオを聞いていたら、この期に及んで、こんなバカな投稿があり、この期に及んで、そんなバカな投稿を読み上げるパーソナリティーがいた。

「私は、今度の選挙、どこに入れても同じよう気がします。なぜなら、どんな党が政権を握ろうが、それまでの政策は、継続性と連続性を持っているからだと思っているからです・・・」

 バカか?

 こういう言い方は、確かにある。

 あるが、こういった「標語」の内容が、今の民主党政治には全く当てはまっていないことに考えが及ばない。

 事業仕分けの結果はどうだ? 普天間の問題は? 八ツ場ダムは?

 民主党は、それまでの、誠実に進められた政策の切断を繰り返してきた。

 いわんや、自分らの主張さえも、断ち切ってのほほんとしている。

 だからこその、今回の選挙の争点の数々だ。

 上記の発言をした人物は、おそらく、マスコミに踊らされて、昨年の衆議院選挙で民主党に嬉々として投票した人物であろう。

 そして、選挙の結果(10ヶ月前)、保守派の多くは、まさか民主党があそこまで狂った政党だとは思っておらず、上記のようなこと「どんな党が政権を握ろうが、それまでの政策は、継続性と連続性を持っている」と言う人もいた。

 だが、結果が分かった今となっては、そんなキチガイみたいなことは口が裂けてもいえない。

 だが、上記の朝のラジオの視聴者は、臆面もなく、あたかも、昨年の選挙で民主党に入れてしまった愚行を負け惜しむかのように、今現在も、かように言い続けている。

 そして、その意見に、いかにも一理あるかのように読み上げるラジオ局がある・・・。

 昨年の選挙で民主党に入れた人は恥ずかしがる必要はない。

 正直、民主党は、いい方か、悪い方か、どちらに転ぶか分からない状況でもあった。

 しかし、今度の日曜の参院選で民主党に入れようとするヤカラは、自分の恥知らずさを理解したほうが良い。

 それは今の時点では、「証拠」を提示し断言できる。

 それでも民主党に期待している人は、マゾなんだと思う。

 民主党は、数々の詐欺的話法で、有権者を欺いてきた。

 それでも民主党に投票する者は、バカにされ、踏みつけられ、なおかつそれに愉悦する性癖の人物なのだろう。

   ◇

 おまけとして、「塩ジィ」こと、塩川正十郎の、なかなか染みる文章を転載します^^

   《【塩爺のもう一度よく聞いてください】元財務相・塩川正十郎 (2010.7.9 02:58)》

 <■政治も新幹線で
 「迷走する政治」。これが、わが国の現況だ。
 最近、英国で政権が交代した。労働党のブラウン前首相が経済・財政政策、特に金融対策で無能の烙印(らくいん)を押されて交代した。若いキャメロン首相は、英国の伝統であった二大政党制を見切り、保守と自由民主両党の連立政権を発足させ、次々と政策を実行している。
 たとえば日本の金融庁に当たる金融サービス機構(FSA)を解体し、その機能を中央銀行に移行することや、消費税に相当する付加価値税の20%への引き上げを迅速に決めた。マニフェスト(政権公約)で、大方の国民の賛成を得ているので、実施に抵抗が少ないという。日本のマニフェストは特売品を満載したスーパーマーケットのチラシのようなものだが、英国では大衆に迎合するのではなく、基本的な政策の詳細を記述することに重きが置かれているようだ。キャメロン首相の改革がスピーディーに進行している理由は十分に理解できる。
 わが国では民主党が昨年8月の衆院選で、「政権交代」という標語とバラマキ政策の羅列によって政権を担当したので、現実を無視した「夢物語内閣」が発足した。菅直人政権でもこの本質は変わらない。選挙が終われば、また小沢一郎前幹事長が独裁者然として表舞台に表れるだろう。
 民主党は選挙対策を中心にした思考で政策をすり合わせて内閣を誘導しているので、国益上問題の多い内閣になっている。今回の参院選でもし単独過半数を獲得すれば、独裁性はさらに強化され、政治は国民から遊離し、国際的評価も一層低落する。したがって、今回の選挙では独裁政権誕生を阻止することが重要な争点である。民主党政権は衆院任期中の解散はせず、政権にしがみつくだろうから、平成25年の衆参同日選挙までは数党の連立政権や衆参両院のねじれ国会が望ましい。その方が政治に自浄能力が働く。
 今回の参院選では、財政が中心的課題になっている。菅首相は自民党の考えを参考に消費税率を10%に増税すると唐突に言ったが、こんな無謀な発言はない。私は消費税増税の必要性は認めるが、総合的なプランが明らかにされていないので不安に思っている。
 まず増税分の使途を明確にすべきだ。政府は一般財源化を視野に入れているようだが、これでは無駄遣いの穴埋めに終わるおそれがある。社会保障費に充てるなど国民を納得させる説明が必要だ。低所得層対策のための軽減税率も線引きが難しいので、検討の対象にすべきではない。仮に適用すれば、かつて物品税の対象物品と税率が政争のタネとなった事態が再演され、政治不信が拡大する。低所得層対策は「負の所得税」と現行の各種給付金を総合的に集約し、簡素で受給者の利便を考えた制度を新設すべきである。
 なお、直接税と間接税の「直間比率」を見直し、所得税や法人税の最高税率引き下げで経済活性化を図ることが必要であることも言うまでもない。
 政策を変更するには、税率をどれだけ上げるかをただ唱えるのではなく、改革の理念と表裏一体で説明すべきだ。政策立案の意図と成果が十分に説明されていれば、政治はスピーディーになる。今の日本の政治は各駅停車の鈍行列車だ。新幹線で行こうではないか。(しおかわ・まさじゅうろう)>

   ◇

 それから、もう一つ、皆さんの、この度の「ゆうパック遅配問題」の本質についての転載をします。

 私も誤解していたのだが、安易に小泉政権批判に繋がりかねないので!

   《【産経抄】7月7日(2010.7.7 03:05)》

 <「本日におきまして26万の遅配でございます。考えてみますと、遅配の根というものは非常に長いものでございまして…」。いまの話ではない。半世紀近く前の昭和36年秋、参院逓信委員会で大量の郵便物遅配を追及された郵政省官房長の答弁だ。
 ▼宅配便がなかった当時、個人が遠方に荷物を送ろうとすれば、郵便局や小荷物を扱っていた駅へ持って行くしかなかった。窓口は官尊民卑の気風が残り、「ひもの縛り方が悪い」としかられた覚えのある読者も少なくないのではないか。むろん、少々の遅配では謝りもしなかった。
 ▼日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」の遅配騒ぎは、そんな遠い昔を思い出させてくれた。失態を隠そうとしたのもお役所仕事そのものだが、社長の「不慣れな職員がおり、手違いも重なった」という当事者意識ゼロの言い訳も懐かしい。さすが官僚OBだけのことはある。
 ▼ゆうパックとペリカン便は、郵便事業会社と日通が共同出資した新会社に事業移管されるはずだった。ところが、麻生政権の鳩山邦夫総務相が昨年、なぜか待ったをかけた。黒字化への最後のチャンスだったのを世間知らずの坊ちゃんはご存じなかったようだ。
 ▼民主党政権になって事態は一層、悪化した。新会社を解散し、宅配便は郵便事業会社で面倒を見ることにし、ろくな準備もせず、統合をお中元商戦真っ最中の7月1日にしてしまった。まともな経営者なら、とてもできない。
 ▼あきれるのは、こんな事態になっても全国郵便局長会や労組が「郵政族」候補の応援を必死にしていることだ。社長も郵便局長も労組員も信頼回復に汗を流すべきで、選挙にうつつを抜かすときではない。遅配の根は早く断たねば、急速に長く、太くなる。>

 ・・・鳩山ブラザースの連携プレイでしたか・・・^^;

 自分らを陥れた民主党政権に肩入れする郵政グループのマゾっぷりが、皆さん、よく分かるっしょ?^^;

                                         (2010/07/10)
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[与党民主党考・92 「拮抗する民主党(特定アジア)と野党(共産党さえ含めた野党)」]

2010-07-09 20:24:22 | 保守の一考
☆私は日曜も仕事なので、今、期日前投票を済ませてきた。

 そしたら、ポケットティッシュを貰った^^

    

 今回の選挙は、低くないパーセンテージにおいての国民にとって、かなりの注目のものとなろう。

 私的には、W杯以上に、その勝敗に夢中である。

 日本が壊滅するか、否か、の選択選挙である。

 「壊滅」は、民主党によって、確実に為される。

 「否か」は、回避ではなく、延期であるに過ぎないが、自民党をメインとする野党によって為される。

 「延期」と言うのは、今回、民主党が参議院での過半数を割り、参議院における優位を野党が阻止したとしても、衆議院での圧倒的な優位は変わらないということを意味する。

 野党は・・・、っちゅうか、自民党は、日露戦争での連合艦隊の如く、対旅順艦隊との勝負(参院選)、対バルチック艦隊との勝負(総選挙)と、2連続で勝利しなくてはならない。

 W杯で喩えれば、今回の参院選はアジア予選程度の戦いだ。

 でも、負けたら、本選には出られないと言うことだ。

 今回、敗北を期したとしたら、自民党はおろか、遅かれ早かれ、日本国が壊滅し、中国の一省となることを意味する。

 それは、北鮮省や、韓国省よりも格下の省であり、先の新興二省を「兄貴」として敬うことになる・・・^^;

   ◇

 この、参院選大詰めの終盤において、グッドなニュースが入ってきた。

   《参院選 民主党、50議席を割り込む可能性、与党過半数維持は厳しい状況(FNN 07/09 11:46)》

 <11日投開票の第22回参議院選挙について、FNNが世論調査や取材に基づいて、選挙戦終盤の情勢を分析したところ、民主党は50議席を割り込む可能性があり、与党による参議院の過半数維持は厳しい状況となっていることがわかった。 菅首相は、参議院選挙の勝敗ラインを民主党の改選54議席以上としているが、民主党は、選挙区と比例代表をあわせても50議席を下回る可能性がある。
 連立を組む国民新党も厳しい戦いをしており、与党は、参議院の過半数を維持するために必要な56議席を獲得できない情勢。
 一方、自民党は、比例代表は伸び悩んでいるものの、全体では改選38議席を大きく上回り、50議席に迫る勢い。 みんなの党は、改選議席0から11議席台に乗せ、改選第3党に躍進する可能性が高まっている。
 また公明党は、改選11議席の確保は厳しい情勢で、共産党は、改選4議席を維持できるかどうか微妙な状況となっている。
 社民党と国民新党は、共に改選議席3を下回りそうで、新党改革とたちあがれ日本は、議席獲得が微妙な情勢となっている。
 ただ、まだ投票行動を決めていない有権者の動向次第で、最終盤の情勢は変わる可能性がある。>

 ・・・しかし、まだまだ分からない、奢り高ぶらずに謙虚に元気に選挙活動をしていきましょうぜ、自民党さん!!

   ◇

 参院選での勝利は、衆院選での勝利に比べると派手さはない。

 だが、この現状において、この勝利は大きい。

 以下の記事を読んで!!

 抜粋しようと思ったが、大事な内容なので全文転載!!

   《【参院選】選挙後は「五里霧中」 議長ポストで野党共闘模索 民主に厳しい「ねじれ」出現か (2010.7.8 22:44)》

 <菅直人首相の消費税増税発言もあり、11日投開票の参院選で与党過半数割れが濃厚となる中、参院で議長ポストをめぐる与野党の駆け引きが始まっている。非改選で多数を占める民主党が引き続き第一党となる公算が大きいが、野党が一致結束して議長ポストを押さえれば、国会の主導権を握ることができるからだ。そうなれば、完全な衆参ねじれ状態となり、民主党は厳しい国会運営を強いられることになる。
 国会法の規定では、改選議員任期が始まる今月26日から30日以内にあたる8月24日までに、政府は臨時国会を召集し、参院新議長などを選出しなければならない。参院は慣例として、議長は第一党、副議長は第二党からそれぞれ選任されてきた。現在の選挙情勢だと与党過半数割れとなっても民主党が第一党を確保する公算が大きく、民主党から議長、自民党から副議長が選出される運びになる。
 だが、野党には、先の通常国会で与党が強引な国会運営を続けてきたことへの恨みが深い。特に江田五月参院議長(民主)が会期末の6月16日に本会議を開かず、野党提出の議長不信任決議案などを審議しないまま葬り去ったことには「憲政史上にない暴挙だ」(谷垣禎一自民党総裁)との思いがある。
 このため、参院自民党執行部は、議長ポストを奪うために野党共闘に向けた工作を開始。平成5年に衆院で日本新党など8党が共闘して第一党の自民党に対抗し、土井たか子社会党委員長(当時)を議長に選任した例を挙げ、他の野党を「民主党は非常識な国会運営をしてきたのだから慣例にとらわれるべきではない」と説得してきた。 参院議長選挙は、1回目の選挙で過半数を得る議員が出なければ、上位2人による決選投票となる。1回目は各党判断となる公算が大きく、決選投票で野党共闘を敷けるかどうかがカギとなる。
 自民党の呼びかけに対し、共産党を含めた他の野党は比較的前向きな姿勢だという。自民党はさらに共闘を続け、本会議運営を仕切る議院運営委員長ポストを奪取する算段だ。
 議長ポストを押さえれば、与党の強行採決を防ぐことができる上、首相に対する問責決議案などで与党を揺さぶることができる。かつて自民党も衆参ねじれに苦しんだが、民主、国民新両党の連立与党は衆院でも再議決可能な3分の2の議席にギリギリ届かないため、さらに苦しい国会運営を強いられる。>

 ・・・あの、民主主義の段取りを無視した国会運営がなくなるだけでも、大きな収穫になるだろう。

 私が言いたいのは、今回の選挙、私が応援している自民党に限らず、皆さん、とにかく、その政策を見極め、自分の良いと思うところに素直に投票すればいい。

 重要なのは、その政策の実現性である。

 自分を、自分の家族を幸せにする政策の実現性である。

 私が非難している民主党には、それがない。

 おろか、政治自体を執り行える体制でもない。

 こんな選挙詐欺軍団は、一人残らず消え去って欲しい。

   ◇

 今回の選挙で民主党が負けたら、菅は辞任に近い影響力の低下に至るだろう。

 すると、当然の如く、小沢が復活する。

 小沢の復活は、イコールで、民主党の完全壊滅である。

 それは、小沢も分かっているだろう。

 だから、小沢は、豪快なイメージチェンジを果たすと思うのだ。

 で、ここからが、実現がなさそうな、民主党放逐への一番楽な私の妄想のシナリオなのだが・・・。

 ・・・私は、小沢は民主党を分裂させ、小沢の「自由党」は自民党に合流すると考える。

 そして、政治家としては実力のある小沢は、歳相応に、分相応に、それなりの政治家として政治家人生を終えればいい。

 自民党は、そんな小沢をうまく使えばいい。

 それしか、小沢の生きる道はない。

 そして、日本の政治は現在よりもかなり正常化する。

                                         (2010/07/09)
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[与党民主党考・91 「売国行為をイメージしよう!」]

2010-07-08 23:52:53 | 保守の一考
☆前回の衆議院選挙での民主党の勝利は、日本に巣食う在日韓国人の協力による影響も大きかった。

 民主党は、当然の如く、民潭への利益誘導を図る。

 それは、民主党の首脳自体が、その自分の主張の異常性に疑問なく、マスコミに語っていたことだ。

 妙な理屈である。

 しかし、それだけでなく、民主党には、鳩山の「アジア友愛思想」さえも関係なく、異常なる特定アジア(中国・北鮮・韓国)への傾倒が見られる。

 多種多様の思想を抱く・・・、抱きすぎて、選挙至上主義の独裁主義でしかまとめることの出来ない民主党だが、この「特定アジアへの売国思想」だけは一貫している。

 よーく想像してみて欲しい。

 マニフェストにさえも書かないが、次回の参院選で民主が勝利したとき、即座に民主党が行なうであろう法改正に「外国人参政権」と「人権擁護法案」「夫婦別姓法」がある。

 これを、「悪の華・三法行」と呼ぶ(私が今決めた!^^;)。

 この「外国人参政権」について、民主党は、選挙協力してくれた民潭への褒美として早急に法制化しなくてはならないと言っているが、

 そんな理由であることさえも、日本国民を愚弄しているのだが、ことはそれだけではない。

 そもそも、「外国人参政権」は、現在の菅直人を主軸とする市民運動家の成り上がり者の目指す「国家解体」の意図が背景にある。

 左翼と言うものは(共産党も例外なく)、どうも、現実として、常に、何者かの独裁を受けているにもかかわらず(民主党の場合は小沢一郎)、自分が独裁を受けている存在以外の、独裁ならざる「リーダー・システム」と言うものを破壊しようとする性癖を持つ。

 市民運動家あがりの菅直人にとっては、地域共同体を最終的に統括する「国」と言う存在は忌むべき存在なのだ。

 「人権擁護法案」も、民主党のシミュレーションにおいては、平穏なるかな日本社会に不協和音を奏でる外国人犯罪者の人権擁護の意味合いしか持たない。

 そのような犯罪者を、例えば、ネットで糾弾したならば、事実を語ったこちらが犯罪者にされてしまうと言う恐ろしい法律なのだ。

 「夫婦別姓法」も、今までダムのように抑制していた家族制度の崩壊を、加速度的に促進するだろう。

 かつて、カンボジアで国民を大虐殺したカンボジア共産党のポル・ポト派が、家族をミックスし、「市民」を共同家族とし、共同生活させ、勤労に従事させていたことと、その衝動は同義である。

 で、そのような政策(「悪の華・三法行」)は、本来、民主党を支持していた者たちの望んでいたものではなかったはずだ。

 みんな、生活が少しは楽になるだろうと民主党に投票したはずだ。

 しかし、民主党の行なうのは、その国民の生活の破壊である。

 民主党には、「他国の人々も、幸せになる権利がある」との、一見真っ当な、でも現実的に考えると不可思議な思考による施政行動がある。

 いやいや、他国よりも、とりあえず、自分らの生活が大事だよ、と多くの者は思うだろう。

 でも、日本人は優しいから、他国の飢餓みたいなことを想うと、自分らは食べられるだけ幸せだと、自分の不徳を恥じたりする。

 私はよく言うのだが、世の中には、飢餓の国にさえも匹敵するような「なまじっか、小金を得たばかりに感じる苦悩」と言うものもある。

 それぞれの人間の立場・国状による不幸があるのだ。

 だから、先ず、人は、自分の生活を第一に考えることは、当然のことなのだ。

 他者への愛は、本来は、自分がしっかりした立場になってから行なわれて然るべきことだ。

 そんな自国・日本のどん底の景気状態をないがしろに、先ず、他国の利益誘導を優先する民主党を、みなさん、どう思う?

 とにかく、自分の生活と重ね合わせて、美辞麗句に騙されない想像力を持ちましょうよ!

   ◇

 ここに来て、民主党首脳の売国発言が、顕著である。

 彼らは追い詰められているのである。

 で、自分らが最も言いたいことを語り、それが国民の支持を受けると焦って勘違いしている。

 あんたらの売国精神においては、この選挙末期に言うべき重要なことだろうけど、自分らのささやかな生活を願っている有権者には、血迷った言動にしか思えないよ。

   《官房長官、戦後補償に前向き 日韓基本条約は無視(2010.7.7 20:46)》
   《官房長官、見え始めた「超リベラル」 戦後補償の狙いは慰安婦賠償か(2010.7.8 23:04)》

 ・・・とっくに政治的な解決を経ている、蒸し返せば、日本から国民の税金が流れ出す問題に共感する日本人は少ないよ・・・^^;

   《菅首相が小泉元首相の靖国参拝を批判(2010.7.8 19:11)》

 ・・・この時期に、靖国をお題にするのも、保守派の怒りを買うだけ、民主党のお客さんの無党派層にとって、反靖国で共感する者は皆無である。

 私は、民主党の「3バカ」は、菅・前原・岡田かと思っていたのだが、

 実際は、菅・仙谷・枝野だったようである。

   ◇

 こいつも、さっさと民主党の「負のスパイラル」に巻き込まれて欲しいものだ。

   《蓮舫氏が首相擁護、吉祥寺で演説 (2010/07/08)》

 こいつ、本名、「村田蓮舫」だってさ!

 その本名を知る・・・、ただその一点だけで、この「ギスギス女」の化けの皮が一瞬にして剥がれるでしょう^^

   ◇

 では、私、寝ます!!!

 私、実は、今、仕事の休みの日は「海の家」みたいなトコでバイトしていて、休みがないのです。

 でも、夏を満喫する楽しい毎日です!

                                         (2010/07/08)
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[与党民主党考・90 「兵站と想像力]

2010-07-07 23:04:21 | 保守の一考
☆先ず、今日の一言。

 「最近の集中豪雨災害の被害は、全て、民主党の責任で、人災である」

 「ダム・ファッカー(クリック!)」である私は怒っていますゾ!!!

   ◇

 いやはや、仕事が忙しい・・・。

 でも、民主党に、次の選挙を勝たせたら、日本はフニャチン化するのが分かっているので、必死に書いている・・・。

 最近、石原慎太郎が誰かと対談している記事を読んでいたら、「兵站」と言うものを英語に訳すと「ロジスティクス」であることを、今更ながら知った。

 兵站とは、「軍事用語の1つで、戦闘部隊の後方にあって軍隊の戦闘力を維持し継続的に作戦行動を可能とする機能や活動、組織の全般を指す。一般的に兵器・燃料・食料などを戦闘部隊へ届ける補給、兵器を含む機械類の整備と修理、将兵の医療、拠点設営、兵站線の確保、各種物品の取得と保有・管理、役務提供等を包括的に指す(『Wikipedia』より)」。

 日本軍は、この「兵站」を重要視していなかったから、先の大戦に敗北したとも言われている。

   ◇

 思えば、私は、社会人になってから、そのほとんどを「ビジネス・ロジスティクス」の中で生きてきた。

 そして、かような文章まで書いていた(【 『ノモンハン : 見下ろす神、地を這う神』 第十九回 】2005-12-11 19:45)。

 <・・・「補給」の概念は、「兵站部」「輜重兵」と言う言葉で、戦場では意味づけられる(「通信兵(伝令)」などもここでは加えたい)。
 ちょっと勉強不足なのだが、多くの研究家や作家が、この「補給線」に注目しているのは分かるのだが、そのほとんどが、「ソビエト側の長大な補給線に安心し、自軍の補給線を過信する関東軍」と言う図式で描かれている。
 これは、ちょっと、疑ってかかるべき問題だが、今のところ、私には、そこが突きとめられない。
 戦場においては、華々しく敵を打ち破る前線の兵士がクローズアップされるが、後方支援の「補給部隊」と言うものも、それに匹敵して、非常に重要な役割である。
 その重要性というものは、簡単に言うと、「コミュニケーター(繋ぐ者)」としての重要性である。
 それは、もちろん、食料・弾薬などの物理的要素に限らず、「情報」と言う形のない精神的要素を持っていることも含む。
 私はかつて、成田空港貨物部で働いていたのだが、単純に言うと、三課に分けられていた。
 その第一課は、正式なネーミングは忘れたのだが、航空機から下ろした貨物をチェックする部署であった。
 第二課「搬送」は、チェック後の貨物を、主にフォークリフトで、蔵置場所に運ぶ仕事であった。
 第三課「搬出」は、それらを、お客さんに引き渡す仕事であった。
 私は、第二課に配属され、どうにも、その仕事内容の「あやふや」さに、自分の仕事と言うものへのアイデンティティーの揺らぎを感じさせられたものだった。
 第一課には、「飛行機」と言うカタチがあった。
 第三課には、「お客さん」と言うカタチがあった。
 なんと言おうか、そこには、社会で仕事をする上での「外界との接点」が感じられた。
 第二課には、それを感じられなかったのだ。ただ、社内(現場でもシステム上でも)で、コチョコチョ動いているようなイメージしかなかったのだ。
 ・・・だが、そんなアイデンティティの揺らぎも、貨物を、何百、何千、数万と運んでいくうちに、体で、その重要性を思い知らされた。
     【自分らの作業がなくては、全作業が滞る】
 と言うことが分かったからだ。
 しかし、戦場においての「補給」の重要性を、私は、頭で分かっていても、まだ、身について理解しているとは言い難い。
 ただ、システムの中の「繋ぎ(コミュニケーション)」の不全こそが、私には、このノモンハン事件での「不完全燃焼」及び、先の大戦での「敗戦」の【根本原因】と考えている。
 それだけではない。
 例えば、現在の日本・・・、保守VS左翼の対立、猟奇犯罪の激化、恋愛環境のエロス化、道徳観念の欠如、教育環境のスポンジ状化・・・、全て「コミュニケーション」の不全に拠ると言えよう。
 もちろん、社会システムの問題だけではなく、人間の個人内部での心理コミュニケーションもある。司馬遼太郎や半藤一利ともあろう者が、いつしか、自分の主張の中に凝り固まってしまったのは、これまでのこのシリーズを読んでいただければ分かろうことだ。
 マンション耐震構造偽装問題の中心人物・姉歯建築士・・・、会社絡みのみに意識が集中し、さて、マンションに住む人のことなど更々考えていなかった。
 姉歯氏の、あの希薄な表情は、どのような生活環境で生成されてきたのか・・・。
 現在の日本は、国家レベルのコミュニケーションが全く機能しなくなっている。
 物理的要素「宅配」「流通」、精神的要素「携帯電話」「ネット」などなどが浸透しているが、それらは、至る所でブツブツと断裂させられている。
 多くのコミュニケーションのコロニーがひしめいているが、それを統合する機構がない。
「殺人嗜好」の集団のコロニーがあったとする。そこには、そこでだけ通用する「常識」がある。だが、それを「異常」だとする「外界」とのコミュニケーションが存在しないのだ。だから、その閉鎖空間で熟成された観念が、たまに現実社会で爆発する・・・。
 戦後の歴史は、国家的なコミュニケーションの「切断」の歴史だったのかも知れない。
 その萌芽が、「ノモンハン」に見られる、か・・・。
 そこに、辻政信少佐が佇んでいるのか・・・。
 それを、私は考えていきたいのだ。
 話が横道に逸れてしまっているが、もう二点だけ言っておきたい。
 私が、国家的指導者を求めているということが、上記の話の帰結であるが、現在、大きな力を得た政治家に小泉純一郎首相がいる。
 この人が着手している改革に「郵政民営化」がある。
 「郵政」・・・、物理的/精神的コミュニケーションの大きなシステムである。
 私には、それを民営化するということが、どのような結果を生むか分からない。
 だが、前段を書いていて、やや、「国家破壊」を促進させていくような不安感がある。
 待望の強き国のリーダーだが、その為すべきことは、国家破壊なのか・・・・。
 と、いちお、不安な気持ちを書いておく。
 それと、なんか非現実感の漂う小泉首相の会見での受け答えと、姉歯氏のそれは、似ている点がある。
 それから、コミュニケーションの問題を語ったわけだが、その中で、私は会社内での「つなぎ役」を、良い面と悪い面で語った。矛盾しているようでいて、全く矛盾していないので、どうか、読者の方はじっくり考えて頂きたい。
 かなり、横道に逸れましたが、この「コミュニケーション」の話が、『ノモンハン : 見下ろす神、地を這う神』の核となるテーマである。
 私は、それを、【個々の思惟と恣意のぶつかり合い】と呼ぶ。・・・>

   ◇

 で、こうして、書いてきたが、私が言いたいのは、

 民主党と言う存在は、これまでの人間が紡いできた「ロジスティクス(コミュニケーション)」を、政治的にも、道義的にも、精神的にも、完全に破壊し続ける存在であると言うことだ。

 大きなところでは、国会の停止がある。

 自分らの都合で、「国権の最高機関」を断絶せしめたのである。

 また、自分らの都合ではじめ、何ら「予算削減」に繋がらない行為「事業仕分け」で、何でもかんでも中止し、継続が力となる行為に終止符を打ち続けた。

 そして、マニフェストにおいては、自分らが政権取りするに都合のいい甘言を国民に対してぶち上げ、

 だが、ぶち上げるはいいが、それを実行に移す・・・、実行に移した後のケアと言う、政策実現へとつなぐ、思考・行動の「ロジスティクス」を、完全に放棄している。

 「ロジスティクス」とは、何かと何かを「繋ぐ」ものである。

 点(国民)と点(政策)を繋ぐ線である。

 点は、その二極だけではない、予算であったり、結果であったり、影響でもあったりする。

 民主党には、この「線」の概念がなく、そこは常に切断されている。

 民主党には、それを繋げる「想像力」が全くない。

 だから、昨年8月以来、そのマニフェストは実現されたためしがないのだ。

   ◇

 皆さん、今度の日曜の選挙は、よーく考えて投票してくださいね。

 では、私は寝ます^^;

                                         
(2010/07/07)
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[与党民主党考・89 「矛盾(短信)]

2010-07-06 22:31:39 | 保守の一考
☆この時期、何を書けば、私が良かれと思う方向に状況が変わるか分からない。

 次回の参院選で、民主党の参議院での過半数割れが予想されるが、まだまだ分からない。

 何かの拍子で、民主党の支持率が下落したのと同様に、何かの拍子で民主党の支持率が上がるかも知れない。

 ただ、現在、ペリカン便との統合で、日本郵政グループの宅配便事業「ゆうパック」に大量の遅配が起こっていることが、

 小泉政権の郵政民営化推進の即批判につながらないのが、民主党へのかなりのパーセンテージでの国民及びマスコミの忌避感を表わしているようだ。

   ◇

 それから、私が、なんで自民党に肩入れしているかについて書いておく。

 簡単に語る。

 党を構成する因子を、各政党と比べれば、あらゆる点で自民党は優れた政党であるからだ。

 100%の正義を志向しつつ、オセロの白いコマが黒いコマにひっくり返るかのように悪に染まってしまうようなメンタリティの政党など、私にとっては、社会において成り立ち得ないことが歴然である。

 自民党には悪い部分もある。

 それを考慮しても、私には、自民党支持しか選択肢にない。

 「たちあがれ日本」なんて、その力(数)を考えただけで、私の考え方では到底に論外である。

 だが、とにかく、どこよりも、民主党だけは、ヤバイと看做している。

   ◇

 さて、民主党には常に矛盾がつきまとうのだが、あまり誰も論わなかった矛盾について、面白い記事を読んだ。

   《民主最強の集票マシン、連合がフル稼働 業界団体の民主への寝返りで発奮! (2010/07/06 00:10)》

 ・・・多くの企業団体が、野党に下った自民党から離れてもいた。

 つまり、民主党に近づいていった。

 だが、民主党の最大の支持母体は「連合(日本労働組合総連合会)」である。

 企業と組合・・・、お互いに受け入れがたい存在である。

 これは、双方に、本来は民主党への不信を生むはずの「事実」である。

 とてつもない矛盾である。

 が、小沢は、双方に、どちらが民主党の選挙の勝利に貢献してくれるか、それによって、今後の待遇を考える、と「矛盾」を逆手に取る選挙戦術を行なったのだ。

 卑劣だし、エグいし、そこを詳細に調べれば、現ナマこそ表に出てこないが、利益誘導と言う、「汚職」や「賄賂」といった汚い言葉を使わざるを得ない状況がある。

 だが、それも選挙の本質だ。

 まあ、私が言っておきたい事は、普天間基地移設の問題で顕著に現われたように、

 民主党の体質として、

 政策の「ふたまた(普天間のときは、アメリカと沖縄左翼)」を掛けたときは、その矛盾に耐え切れず、空中分解するというパターンがあることを伝えておく。

 八ツ場ダムの問題も、いまだにくすぶっているし、

 そう、国民新党との絡みにおける日本郵政の問題もそうだ。

 この二週間のドタバタの消費税の問題だってそうだ。

 鳩山の「友愛」精神は民主党に生きていて、どのサイドの人間も受け入れてみて、されど、手に余って関係を完全崩壊せしめるのが民主党である。

 口先で戯れに言ったことであろうと、色んな、シガラミ以下の存在の反対にあって、方針を変えさせられることが、彼らの「生き様」である。

                                         (2010/07/06)
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[与党民主党考・88 「体質と数字(短信)]

2010-07-05 23:59:16 | 保守の一考
☆菅政権の支持率がガタ落ちしたそうで、私、本日だけは、もうゆっくり寝させて頂くよ^^

 消費税に関わるゴタゴタが、今現在の「菅忌避」の起爆点だが・・・。

   《菅内閣支持率10ポイント以上下落 消費税評価しないも53% 世論調査(産経 2010/07/05 21:54)》

 みんな、民主党を支持しなくてもいい分かりやすい理由を探していたってのが真相だろう。

 菅は、民主党政権として消費税を語り始めたとき、同じく消費税導入を考えている自民党の名前をあえて出して、もし非難を浴びるようなことあらば自民党ももろともだ的な思考法だったらしいが、消費税に絡んで支持率を落としたのは民主党だけ・・・^^

 「口先だけの消費税」と、「討議の果ての消費税」、その違いを、国民の一部は分かっているのだろう。

 これも、もちろん「ブーメラン現象」だし、それが、民主党の体質なのだろう。

 さすがに、国民が呆れかえったのは、菅が「消費税に付随させようとした還付金」の額の変動だろう。

   《菅首相ぶち上げた「税金還付」年収いくら以下が対象?(J-CAST 2010/7/ 2 15:17)》

 <・・・菅首相は就任早々、消費税率10%の自民党案を参考に消費税増税を打ち上げたとたん支持率ダウン。
「しばらくはお静かに」と切り捨てた小沢前幹事長からは、「4年間は触れないと国民に約束したのに何事だ」と怒られる始末。
そこで、首相が選挙遊説先で盛んに口のするのが、消費税率アップで負担が重くなる低所得者向けの還付制度。
遊説で東北を北から南に移動した先月30日、この還付制度を想定した低所得層の範囲について首相の迷走ぶりが目立った。
まず青森市で「収入が年間200万円とか300万円とか」、次いで秋田市では「年間300万円とか350万円以下の人は」、さらに山形市まで来ると「年間300万円から400万円以下の人には」と金額がバラバラ。
与党の国民新党からも「数字を挙げて還付を言うのはやってはならないこと」(下地幹郎幹事長)と批判を浴びた。
皮肉たっぷりなのは公明党。「上野行きの上り列車に乗ったから、どんどん数字が上ったんでしょうかね」(山口邦津男代表)
共産党はスッキリと「返すなら取るな!と言いたい」(志位和夫委員長)。・・・>

 その時の気分で額を変えているから、還付金の対象年収が100万単位でグズグズと変動する。

 全く党内部で検討もしていない証拠である。

 「グズグズ・・・」とは、地盤沈下の音である。

 困窮の人々の死活問題の「100万単位」を、口先だけのバカに語られる日本国民の悲しさよ・・・。

   ◇

 数字にルーズな男の、女からの評価は、数字を下げられることである。

 それが支持率の低下の意味だ。

 消費税が原因でもないのである。

 その、お金に対しての言動のいい加減さが嫌われるのである。

 しかも、仮に、還付金を行なうとして、その予算はどこから?

 ・・・ああ、でも、そこで雇用を創出できるね^^;

 小泉元総理が、「民主党は、数千億円の削減に、数兆円を費やす」とかなんとか言ってたけど、ホント、民主党はそんなことばかりやっている。

   ◇

 最後に、民主党政権のファーストレディーはバカばかりって話・・・。

   《【参院選】菅首相夫人「民主党は仮設住宅…次世代に期待」 (2010/07/05 10:18)》

 ・・・国政選挙の投票は、ボランティアや慈善事業じゃないんですよ、おばさん!!!

                                         (2010/07/05)
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[映画『アデル/ファラオと復活の秘薬』を観た]

2010-07-05 22:13:14 | 物語の感想
☆これは悪いほうのリュック・ベッソンが作った作品かと思いきや、

 予告編のアクション大作としての宣伝の仕方からはあまり想像できなかったのだが、

 実はコメディ作品なんだと認識できたら、途端に、いいリュック・ベッソン作品だと理解できた。

 何よりも、主演のルイーズ・ブルゴワンが可愛い^^

 あの生まれながらの気品ある大人顔で、マイウェイでもあるハスッパささえも見せられると、物語もグレードアップされるってものだ。

   ◇

 その前に、関係ない話を・・・。

 公開間近のアンジェリーナ・ジョリー主演の『ソルト』だが、あれって、私的には、ケビン・コスナー主演の『追い詰められて』的な結末だと予想している・・・。

   ◇

 『アデル』は、フランスのコミックが原作だとのことで、おそらく、絵的に、それをかなり忠実に再現しているような気がする。

 だから、序盤、その語り口に、文学的な要素(あちらでは文学書籍の延長としてのマンガ扱いだろうから)を感じ、違和感が起こる人もいたと思う。

 でも、私は、そこに「粋」を感じた。

 作中、言葉や小道具を用いて、連鎖反応のように場面転換されるが、こういうのも、私は好きです。

 登場人物はいずれもデフォルメされているが、作品世界から浮くこともなく(マンガを実写にすると、浮くことも多いのだが)、安っぽさは全くなかった。

 途中、仮死状態の妹を唯一助けることの出来る教授を、拘置所から脱走させようと、アデルは色んなコスプレをして潜入する。

 だが、それ毎に失敗し、アデルは何度もチャレンジを繰り返す。

 なんか、韓国や香港映画でも見ているかのような、しつこくて無理矢理なドタバタ展開なのだが、演じているのが美しくもとぼけた味のルイーズ・ブルゴワンなので、見ているだけで楽しい。

 妹とのテニスシーンや、仮死状態の妹の、なんか不気味な描き方など、面白いけど、著しく作品のバランスを崩すシーンも多々ある。

 だが、バランス崩れのシーンの多さは、却って、それがこの作品の常態だと分かると、ゲラゲラ笑えて楽しくもあるのだ。

 で、どんな奇想天外な絵面でも、常に、アデルだけはマジ演技なので、私もつられて、その世界にどっぷり使ってみようかなと思うのだ^^;

 そもそもが、キム・ベイシンガーやミシェル・ファイファーのような「いい女」顔なのに、猪突猛進で演技にまい進している姿が、この上なく魅力的だ。

   ◇

 昨日は、この作品と『ロストクライム』を見たのだが、どちらも、セクシーシーンで、女の胸があらわにならない。

 『ロストクライム』ではセックスを醸すのだが、いちおアイドルの川村ゆきえを使っていたので、バストトップは画面に映らない。

 アデルも、仮死状態の妹を助ける鍵となるミイラが役に立たないと分かると、風呂に入る前に裸でそのミイラの前に立つシーンなどがある。

 もちろん、乳首は見せない。

 カメラは、執拗に角度を変えて、アデルの胸を強調するのだが、乳首は見えない。

 私は、「見てぇ~!!!」と思った。

 すると、驚いた。

 その後の、お風呂に入っているシーンで、屈託なく胸全体が画面に映っていた。

 ピンクの可憐な乳首であった。

 ぶったまげたよ。

 先ほどの、隠す演出はなんだったんだ・・・!

 リュック・ベッソン、やっぱ、あんたは最高だ!

   ◇

 終盤は、ミイラのSFXに頼り過ぎの嫌いがあるが、ミイラたちが妙に人間くさく可愛いので許す。

 シリーズ化しようとする気持ちも満々のエンディングであったが、私は、シリーズ化されれば見に行くし、これっきりでも、なんか楽しいのでいいやと思うのだった・・・。

                                         (2010/07/05)
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[映画『ロストクライム -閃光-』を観た]

2010-07-04 23:31:04 | 物語の感想
☆忙しいので、短信でごめん。

 でも、先ず、関係ないことを話したいのだが、来週公開の『トイ・ストーリー3』だが、

 オチは、「自分(オモチャ)たちと遊んでくれていた少年が大人になり、結婚して、その子供に、また遊んでもらえる」と言うものだと思うのだが・・・。

   ◇

 で、この『ロストクライム -閃光-』は、同日公開に『踊る大捜査線3』があるのだが、私は『踊る・・・』シリーズをほとんど知らないので、こちらの「踊らない捜査線」を観た。

 予告編を観たときから、なんかそれ程に期待が持てないな、「踊れないな」と思っていた。

 物語は、なかなかの力作だったと思うのだが、見ていて、力作としては、夢中になれるものがないことに気づいた。

 ・・・40年前の、安保闘争・大学紛争の時代を背景にした三億円事件の、新しい「真相」の物語。

 そこには、その時代を現在に甦らせる必然と言うものが全く感じられなかったのだ。

 現在への、かつての時代の共感性みたいなものがなく、また、懐古趣味的なものもなく、故に、見ていて、グッとくるものがないのだった。

 定年間近のベテラン刑事と、新米刑事のコンビが、昭和の最大の謎に挑む。

 それぞれを、奥田瑛二と渡辺大がうまく演じているのだが、いかんせん、この作品の製作衝動がおかしいので、作品の完成度は空回りしている。

   ◇

 新米刑事の彼女を川村ゆきえが演じていて、私は、この方には魅力を感じるのだが、なんか、物語の句読点のように、新米刑事と川村嬢のラブシーンが混じり、それが妙にエロいのだが、解せなさ感は募る。

 現在と過去の事件が交互に描かれるのだが、過去パートで、三億円事件の犯人グループの紅一点を演じていたのも川村ゆきえだったのでしょうか?

 もしそうなら、少しだけ、この作品の評価があがる。

   ◇

 川村嬢や、かたせ梨乃、中田喜子など、それぞれのメイン登場人物の恋人たちとのラブシーンが、妙に長く描かれるのは変だった。

 ただ、中田喜子は、今も可愛いですね^^

   ◇

 脚本に古臭いセリフが出てくる。

 「刑事の真価は、履き潰した靴の数だ」とか、

 ラストで、新米刑事が犯人へ言ったセリフ「君は銃ではなく、ペンを持つべきだった」など。

 ちょいと興醒めだが、脚本が長坂秀佳であることを知り、納得がいった。

 長坂秀佳と言ったら「特捜最前線」だ。

 この作品も、終わりに「私だけの十字架(唄:チリアーノ)」を流したら、現在に通ずる同時代性が生まれただろうに。

   ◇

 また、最大のネックは、三億円事件の被害者の息子・・・、物語上の「現在」の犯人が、

 かつての事件のときに、三億円事件の犯人グループのひとりであった息子を死なせるはめになった男にも殺意を持つ点だ。

 この両者は、同じ悲しみを持つ存在だと、見ていて、どうしても思えてしまうのだ。

 でも、この作品では、殺し殺される関係となっている。

 それを、見ているこちらの感情に理解させる展開にできてなかったのは痛い。

   ◇

 ジャーナリストを演じた武田真治は、堺雅人みたいな魅力で格好良かった・・・。

                                         (2010/07/04)
コメント (4)
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[与党民主党考・87 「民主キチガイ党・菅は鳩山以下(短信)]

2010-07-04 16:03:35 | 保守の一考
☆呆然となった。

 この記事の意味するところは、いったいぜんたい、なんなんだ?^^;

   《争点は「安定か混乱か」=衆院任期中は消費増税せず―首相(時事通信 2010/07/04 12:03)》

 <菅直人首相は4日午前、NHKとフジテレビの討論番組に出演した。この中で11日投開票の参院選について「争点は安定か、混乱かだ」と述べ、衆参両院のねじれ回避のため、与党の過半数獲得に全力を挙げる考えを示した。さらに「少なくとも、この3~5年の間は民主党中心に政権を担当させていただきたい」と強調した。
 また、消費税率引き上げの検討に関し、「昨年衆院選で与えられた任期の間は消費税は上げない。(国民新党などとの)その約束は全く変わっていない」と重ねて説明。超党派協議で増税がまとまれば、次期衆院選で国民の判断を仰ぐ考えを示した。>

 菅直人・・・、こいつは狂ってるのか?

 昨日までの、消費税に絡む理屈のなさによる混乱、

 ・・・それは普天間移設の問題と同じく、党内・国会・国民に対しての説明のなさ、根回しのなさに起因する、にもかかわらず、

 ・・・小泉元総理在任時の郵政選挙なみの言い切り(ワンフレーズ)で、「消費税選挙」を押し進めることでさえも、常軌を逸していた、にもかかわらず、

 ・・・そして、その「消費税導入」に「政治生命をかける」とまで言っていた、にもかかわらず、

 ・・・そこまででさえ、政界に「大混乱」を巻き起こしていた、にもかかわらず、

 それを事実上、撤回した・・・。

 更には、<民主党=混乱>が、これ以上なく、目に見えて常識なのに、あたかも、自分らの政権の存続が「安定」かのように厚顔無恥に言い募る・・・。

 なんで、こんなにも、この民主党のキチガイどもは、政治を愚弄するのだろう・・・。

 そして、なんで、こんなにも狂った集団に投票する、判断能力を持たない国民がいるのだろう。

 なんか、『ドラゴンボール』のパワーのように、民主党のキチガイ度は、何度も何度もリミッターが外れ、キチガイ度の限界突破の更新をし続けているなぁ。

 何なんだ、この集団は!!!

                                         (2010/07/04)
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[与党民主党考・86 「ゾッとするような民主党の勝手・ルール無視]

2010-07-02 21:46:40 | 保守の一考
☆自民党の谷垣総裁、民主党の傍若無人にやるせなさを感じつつも激怒しています。

   《「首相は皇帝か」=1対1の討論要求を批判-自民・谷垣氏 (時事通信 2010/07/02-19:29)》

   ◇

 そもそも、日本記者クラブ主催の9党党首討論会で恐怖を感じたのだろう。

   (以下の文章は、自民党の主張に共感を持って、多少文章を分かりやすくし、語らせて頂きます)

 ことは、選挙の期間中に必ず行われていた各局につき1番組執り行われる党首討論を菅直人が拒否し始めたことに始まる。

 党首討論は、NHKの日曜討論のみで、後は、菅個人の単独出演で逃げ切ろうとしている。

 自民党が与党の時は、どんなに不利な状況でも、日程を調整して党首討論に必ず出演していた。

 それは、与党としての、常識以前の責務で、矜持であった。

 これまで選挙時の党首討論をやらなかったことは、自民党にはない。

 それに、21世紀臨調から、国政選挙では必ず要請が来たのだが、今回はない。

 不偏不党をモットーとするシステムが、民主党の勝手で、正常な機能を失わされている。

 ゾッとするような政治の私物化である。

 そして、菅直人及び民主党は、マスコミの批判が強くなると知るや、昨日、報道各社に「1対1の党首討論ならいい。1対8なら吊るし上げになる」と、与野党党首会談を拒否する考えを伝えた。

 心底、自分の都合のいい、勝手なルール作りである。

 しかし、総理が待ち構え、各党首が、準備万端整った敵地に、順に、ご機嫌伺いよろしく訪ねて行くという、まるで王様に家来が謁見するような討論方式を、報道各社が公正な報道という観点からいっても了承するわけがなく、

 つまり、1対1の党首討論が不可能ということがはっきりしたので、菅直人はまんまと逃げきったつもりで、安心し、能天気な遊説を繰り返している。

 無理難題を押し付け、逃げきる。

 そこには、与党としての責任もプライドもない。

 簡単に言えば、W杯のサッカー強国が、自分らは前回のW杯で優勝したから、自分らのチームだけは20人で戦う特典があってもいいのだ、と言う無茶苦茶なやり方を延々と繰り返しているようなものだ。

 その一つのピークが、前国会の停止状況であろう。

 ルールを無視し、自分らのチームを20人にするようなこと自体も無茶苦茶なのだが、それを言うならば、普通は、強国の自分らがハンディを受諾するというのが普通の考え方であろう。

 民主党の思考法は逆である。

 子供のような稚拙な思考法である。

 自民党は、かつて、与党の誇りとして、甘んじて、そのビハインドを背負ってきた。

 小沢や鳩山の時にはなかった、次元の違ういかがわしさである。

 だが、菅直人に、「大魔王」や「皇帝」などと言う形容は、今後はやめて欲しい。

 魔王・小沢やバカ殿・鳩山に失礼である。

 菅はただの小者である。

 「鼻くそ」である。

 その証拠に、額に鼻くそをつけているでしょ?

   ◇

 これも酷い話だよ。

 こんなものは、大きなリコール騒動を起こした企業しか用意しないものじゃん・・・。

   《民主公約の問答集に識者「これでは言い訳集」(2010/07/01 01:29)》

 しかも、その内容も酷い。

 民主党は、失敗に失敗を重ね続けるのが得意だよね・・・。

 <民主党が配布していることが30日分かった想定問答集「参院選マニフェストQ&A」。子ども手当の減額など衆院選マニフェストからの修正への“弁明”に大部分が費やされた。「おわび」を明言した個所もあり、マニフェスト修正への理解に躍起になっている姿が浮かび上がる。識者は「これでは言い訳集だ。反省してほしい」と批判している。
 「現時点では現金2万6000円の『子ども手当』支給にはこだわるべきではないと考えている。これは09マニフェストの大きな修正であり、国民に対して率直に説明し、おわびをしなければならない」
 想定問答集では、衆院選マニフェストで2万6千円を打ち出した子ども手当についての批判への回答例として、「おわび」の文言を明記した。
 修正への説明はあらゆる面でみられ、衆院選で打ち出したガソリン税などの暫定税率については、「ガソリン価格の状況、温暖化対策との関係、財政状況などを踏まえ、実質的に暫定税率の水準を維持することにした」と廃止見送りの理由を列挙。「マニフェストの修正であり、国民に対して丁寧に説明するとともに、理解を求める努力を行っていく」と修正を明言した。
 農家への戸別所得補償についても「23年度からの完全実施」をうたった衆院選に比べ、参院選は「段階的に他の品物に拡大」と後退。「この点も修正にあたる」と認めた。
 問題になった普天間基地移設問題についての回答は「沖縄の負担軽減に尽力する覚悟。沖縄県を始め地元の方々に誠心誠意説明し、理解を求める」と抽象的な描写に終始。
 衆院選マニフェストで示した政策の工程表と財源表を参院選で示していない点は、「直近の重点政策について詳細に記載をし」「『実現できたこと』『まだ実現できていないこと』を客観的に記載したから」とした。
 想定問答集について、遠藤浩一拓殖大学大学院教授(政党論)は「マニフェストは財源と工程を示し、実現可能なものを提示する責任を伴う」とした上で、「実現できず大幅修正に至ったことへの反省もなく、『マニフェストは生き物』で済ますのは言語道断。言い訳集を作っている場合ではなく、マニフェストへの信頼を失ったことを真剣に反省してほしい」と話している。>

 面白いのが、この「言い訳集」のお題全てが、民主党政治の失敗を意味していることだ。

 これまで何度も繰り返してきたが、民主党のお粗末さは、「普天間」でも「政治とカネ」「売国と金(キム)」などではなく、

 そもそもの、政治自体が成立していないことに端を発している。

 ちなみに、自民党は、浸透してしまった「マニフェスト」と言う言葉が、あまりにも悪いイメージになってしまったので、「政治公約(マニフェスト)」と言う二義的な使い方しかしないことにしたそうだ。

 とかく、輸入された言葉は、胡散臭い。

 なかなか気張っているように見えても、<みんなの党>の「アジェンダ」も、やばい^^;

                                         (2010/07/02)
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[近況報告・34 「本日、買った書籍(「言霊」と自民党CMネタ付き)」]

2010-07-01 22:59:50 | 保守の一考
☆<日刊ゲンダイ>は凄いね、ここ二日、悪しき「言霊」(昨日一昨日の更新を参照のこと)を駆使した記事を一面に載せています^^;

 昨日は、タイトル写真にも載せていますが、「民主党過半数実現政権交代完成」と言う見出しの、論説と言うか、

 ゲンダイの願望記事だ

 思わず、昨日は買っちゃった。

 だけども、今日は買わなかった(騙されなかった^^;)。

 でも、「獲得議席60か?」とか言う、やはり願望記事だ・・・。

 でも、このような根拠のない(実際、ゲンダイの願いを書いているだけ)言葉でも、多くの者の目に留まれば、効果を発する。

   ◇

 でも、私は、高円寺のピンサロを、ゲンダイサービスデーで安く楽しんだ記憶があるので、ゲンダイには、ちょいと頭が上がらない^^;

 仕事の後、今日も彼女と会ってきたが、それでも、かつての高円寺のピンサロ嬢たちが忘れられない。

 バブルの頃など、2980円で、18,9歳の娘っ子がエロいことしてくれるんだぜ?

 千円札を三枚出すと、20円お釣りくれるんだよ^^

   ◇

 で、閉店間際に書店に滑り込み、二冊の本を買う。

 一冊目は、敬愛する左翼作家・島田荘司の新刊。

     『写楽 閉じた国の幻(新潮社)』

 忙しいけど、早く読みたい。

   ◇

 それと、『正論(8月号)』を購入。

     

 保守系雑誌「正論」は、今回の特集で参院選に挑む。

 それはさておき、新田均先生の『小林よしのりさんへの苦言』を読む。

 なにぶん、新田先生からの指摘に何も答えず、話を逸らしつつ、

 自分の粗だらけの主張を大量に言いっ放しの小林よしのり氏に対しての論述で、

 それをとりあえず潰していく内容が前半を占めるので、それ程に強烈な内容にはなっていない。

 ただ、小林よしのりの二転三転する理屈に対し、その整合性を問う新田先生の指摘の数々は、私的に「徒労」なイメージもあった。

 私自身、かつて、小林よしのりが、時代とともに主張をガラリと変えることについて、「議論の対象の具体例が違う」と庇ったことがある。

 私は、小林よしのりが、私のHPやブログを見ていることを知っている。

 そして、その、私の「表現」を使っていることも分かる。

 だから、稀代の「表現者(「ひょうげんもの」と読む)」である私の民主党批判を、自民党執行部は真似ればいいと常々思っている。

 閑話休題。

 だが、これまでは許せても、小林よしのり氏は、この、天皇の皇統問題における一連の主張の揺れ動きについては、その「主張の転向」の流れについて、全く語っていない。

 これまで(左翼⇒保守)は、彼なりの責任感において、彼なりの釈明がささやかではあるがあった。

 しかし、この天皇問題については、その衝動が「感情」に根差しているために、責任ある釈明が皆無なのである。

 まるで、民主党のようである・・・。

 そして、今回のケースにおいては、そこに、読者が理解できる釈明が成り立たないことは、新田先生の主張で分かる。

 そして、新田先生は、保守派として、小林よしのりを叱る。

「だが責任逃れはさせない! 素直に認めてほしい、あの時はあなたも「最大の朝敵」の一人であったことを! そして、学んでほしい。過去ばかりでなく、現在も、未来も、あなたの判断が大きく誤る可能性があることを! だから、改めてほしい。絶対正義の上から目線で異なる立場の人々を罵倒することを!」

 新田均皇學館大学教授が凄いのは、神々への熱い徒であり、同時に矛盾なきクールな論理家であることだ。

 この方に勝てる人は少なく、今回、あえて、この新田先生は、一人で戦っているが、この方の背後には、まだまだ凄まじい論客(猛者)が控えている・・・。

   ◇

 話し変わって・・・。

 ・・・民主党、とんでもないことを考えてやがったんですよ・・・。

   《「初音ミク」で選挙活動計画 「政治利用ダメ」で民主議員頓挫 (2010/6/30 20:22)》

 <民主党議員が、選挙活動の「秘策」としてボーカロイド「初音ミク」を使用しようとしていたことがわかった。当初、初音ミクを使って候補者のプロモーションビデオ(PV)を作ろうとしていたが、権利を有する発売元の企業から「特定の政治団体のためには使えない」と断られてしまったという。
 IT事情に詳しい民主党の藤末健三参院議員が、2010年6月28日付けで東洋経済ウェブ版に寄稿した「『ネット街頭演説』解禁はできなかったが、秘策あり」という記事の中で明らかにした。
   初音ミクで「若い世代」にPRしたかった
 藤末議員は、他党の若手議員らと一緒に、ネット選挙解禁に向け、超党派で動いていた。7月11日の参院選では実現には至らなかったが、いくつかの「秘策」を考えていたという。
 その中の1つにボーカロイド「初音ミク」を使った候補者のPVというものがあった。「初音ミク」は合成音声システム「VOCALOID2」を使用した音楽ソフトで、メロディと歌詞を打ち込んで、バーチャルアイドル「初音ミク」にオリジナルの歌を歌わせることができる。
 これを利用して、候補者のPVを作り、ネット上で流そうとしていた。「話題のツールを用いれば、若い世代にも政治を身近に感じてもらえると考えていた」と書いている。
 しかし、初音ミクの権利を持っているクリプトン・フューチャー・メディアに問い合わせたところ、「名称やイラストなど、そのキャラクター性を特定の政治団体のためには使えない」という返答が来た。クリプトン社は二次創作物に対して寛容な姿勢をとっているが、政治がらみの使用はダメだったようだ。
 民主党議員が初音ミク使用を断られたことは29日ごろからネット上で話題になり、2ちゃんねるやツイッターには、「ミクの政治利用とかキモすぎ」「天使のミクが薄汚れた政界にでるわけがない」といった書き込みが寄せられた。(続く)>

 その是非は置いといて、これが実現していたら、バカな若者たちが「ミックミク」にされていたことだろう・・・。

   ◇

   《【参院選】自民党CMに小泉進次郎氏起用 党首以外は規定外、民放困惑 (2010.6.30 02:00)》

 その是非は置いといて、これが実現したら(まだテレビでは見ていない)、親父よりも思慮のある進次郎によるイメージ戦略はなかなかの効果があろう。

   《【自民党ネットCM】いちばん!(小泉進次郎篇)30秒》

     http://www.youtube.com/watch?v=sXOA0n45wJs&feature=channel

 どうぞ、見てみて!!!

 あと、昨年の衆議院選挙の時の自民党CMも見てみて!

   《【自民党ネットCM】プロポーズ篇》

     http://www.youtube.com/watch?v=kZpSfahQ--0&feature=channel

   《【自民党ネットCM】ラーメン篇》

     http://www.youtube.com/watch?v=rAjj1CGxhY8&feature=channel

   《【自民党ネットCM】ブレる男たち》

     http://www.youtube.com/watch?v=9A8LnhLrz0A&feature=channel

 素晴らしいですね^^

                                          (2010/07/01)
コメント (3)
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