緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

東京駅前に三菱地所が400メートル級の高層オフィスビルを建設へ

2015年08月31日 06時00分00秒 | 再開発・千代田区


東京駅前に三菱地所が400メートル級の高層オフィスビルを建設へ
プレスリリース:日本経済新聞の記事 2015年8月29日
東京駅前に400メートル級ビル 「ハルカス」抜き日本一 三菱地所、国内外の金融機関誘致へ
三菱地所は東京駅前の再開発にあわせ、日本一の高さを誇る「あべのハルカス」(大阪市、地上300メートル)を上回る400メートル級の超高層ビルを建設する。ランドマークとなる建物を設けることで国内外の金融機関を誘致し、世界的な金融センターに育てる。超高層ビルの建設計画が相次ぐ東京中心部で、テナント獲得を巡る地域間競争を優位に進めたい考えだ。

2015年8月29日、日経新聞に衝撃的なニュースが掲載されました。三菱地所によって、東京駅日本橋口前に高さ400メートル級の高層オフィスビルを建設するとのことです。具体的なデザインや延床面積などは掲載されておらず、再開発の大きな「方向性」として、高さ400メートルの高層オフィスビルを建設するという位置づけで、これから詳細な計画を作っていくということでしょう。

再開発がなされる場所は、東京駅の日本橋口前の北側の広大な一角です。日立製作所や日本水産の本社機能が入っている日本ビルヂング、朝日生命大手町ビル、JXビル、大和呉服橋ビル、JFE商事ビルが建っている「常盤橋地区」と呼ばれています。千代田区の大手町地区ということになっていますが、日本橋地区に程近くそちらのイメージが強い場所です。

現在の東京駅周辺は、2000年代前半から始まった再開発によって高さ150~200メートル前後の最新鋭の高層オフィスビルと、高度経済成長期に建てられて老朽化が進む古いオフィスビルが混在している街並みとなっています。200メートル前後が高層オフィスビルの上限であると思われていた東京駅周辺において、400メートル級の高層オフィスビル計画が出てきたのは、まさに青天の霹靂としか言いようがありません。

1990年代の東京駅周辺は「黄昏の丸の内」と呼ばれるほど衰退していた地域でした。当時は新宿や池袋、渋谷などの内陸部の副都心が現在の中国のように勃興し、流行や文化が渋谷などから発信されていたのは記憶に新しいです。しかし、2000年代から始まった東京駅周辺の再開発によって、その流れは完全に逆転しました。今まで東京を代表する高層オフィスビル街は西新宿でしたが、現在は東京駅周辺に完全にその座を明け渡しています。その上、今回の再開発計画で高さ400メートル級の高層オフィスビルが誕生し、2020年までに八重洲口前に高さ250メートルの高層ツインタワーが建設されることになり、更に西新宿との差が開きつつあります。



外濠通りの常盤橋交差点から撮影した「常盤橋地区」の再開発エリアの全景です。この場所に高さ400メートル級の高層オフィスビルが建てられることになるのですね。




すぐそばには「日本銀行本店」の建物群が広がっています。東京駅周辺と言うよりは、三菱地所のライバルである三井不動産の総本山の日本橋地区のイメージが強い場所です。




日本橋川に架橋されている「常盤橋(ときわばし)」の上から周辺を見渡してみました。




「常盤橋地区」の再開発区画の地図です。東京駅の日本橋口の北側の一帯です。

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2020年東京オリンピックの選手村予定地の現在

2015年08月26日 06時00分00秒 | 再開発・城東


2020年東京オリンピック 晴海地区の選手村予定地の現在
2020年の東京オリンピックの開催時に、世界各国から東京に集まってくる選手たちが滞在するための選手村予定地となっている晴海五丁目地区の現在です。選手村は44万平方メートルの広さを誇る広大なと誘致に建設される予定となっていて、選手村のそばには環状第2号線が通ることになり、都心部や湾岸部の競技会場クラスターへのアクセス性に優れています。選手村には約1万7000人が収容可能な宿泊棟のほか、トレーニング施設、娯楽施設、ショッピングセンターなどが設置されます。

大会終了後は分譲マンションとして販売される予定で、6000戸程度が供給される見通しです。大会終了後の跡地に50階建ての超高層マンション2棟を建設する構想も東京都によって発表されています。



プレスリリース:東京都発表の報道資料 2015年1月23日
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会選手村及びレガシー検討に係る事業協力者の公募について



環状第2号線の「晴海5丁目交差点」前から見渡して撮影した「2020年東京オリンピック選手村」の予定地の全景です。周辺は荒れ放題の空き地ですが、道路整備に関しては先行的に進められています。




この場所は、1996年に閉館した「東京国際見本市会場」の跡地です。20年近く荒れ地のまま放置されていましたが、今回のオリンピックでようやく使い道が決まったわけですね。




2013年の冬季に撮影した写真ですが、晴海客船ターミナルビル内から撮影した「選手村」予定地の全景です。




2016年に日本が立候補していた東京オリンピック計画においては、メインスタジアムがここ晴海ふ頭に建設される予定だったそうですが、落選したので自然消滅した経緯があります。




再度挑戦した2020年オリンピックでは、メインスタジアムは千駄ヶ谷の国立競技場を建て替えて、晴海埠頭には選手村を整備する計画に変更しています。




2020年東京オリンピック選手村の地図です。

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環状第2号線 豊洲大橋の現在 2015年8月6日

2015年08月25日 06時00分00秒 | インフラ整備・道路


環状第2号線 豊洲大橋:工事進捗率90% 2015年8月6日
現在事業中の環状第2号線の湾岸地区、晴海運河に架橋される「豊洲大橋」です。環状第2号線の湾岸地区の3つの道路橋工事の中では最も早い2008年11月に架橋工事は終了しています。しばらくその後は放置されていたのですが、最近になってアプローチ部や舗装工事、街灯などの設置工事が始まっています。橋長は550メートル、幅員は32.3メートル(展望部分では36.1メートル)。形状は晴海大橋とほぼ同じで、展望部分も同様に4箇所に設置されます。

勝どきから築地・青果市場前交差点までの区間については、移転予定となっている築地市場の跡地を利用して2015年に完成する計画だったのですが、同市場の豊洲新市場(豊洲)移転計画自体が遅延している状態です。

プレスリリース:東京都第五建設事務所の資料 
環状第2号線 豊洲大橋整備事業



環状第2号線の「晴海三丁目交差点」前から撮影した「豊洲大橋」の道路橋梁の全景です。




歩道と車道部分には強化ガラス製の仕切り板が設置されていて、街灯や舗装などの工事も完了しているように見えます。明日にでも開通できそうな雰囲気ですね。




晴海五丁目交差点の南西側一帯は広大な空き地が広がっていて、2020年の東京オリンピック時の「選手村」がこの場所に整備されることになります。




環状第2号線を活用することによって、都心部方向や、湾岸地区の競技会場クラスターまで道路一本でアクセスすることが出来る場所です。




交差点前から南西側を見渡してみると、正面には「晴海客船ターミナル」の建物が小さく写っています。




晴海大橋の西岸側(晴海側)から撮影した「豊洲大橋」の道路橋梁の全景です。550メートルの長さを誇る巨大な橋梁ですね。




同じ場所から、豊洲大橋の西岸部を撮影しました。手前側の空き地には晴海ふ頭の倉庫群が建っていたのですが、この数年のうちに全て解体されました。




晴海埠頭の護岸の一部では、遊歩道の整備工事が進められています。




この日の東京都心部は雲一つない快晴の青空だったのですが、空気が少し霞んでいたように感じました。




豊洲大橋の道路橋梁をズームで撮影しました。橋梁上には工事用車両が展開していて、何か作業が行われていました。




真横から撮影した豊洲大橋の全景です。背後には、東京港に架橋されている「レインボーブリッジ」の複合アーチ橋が写っています。




豊洲大橋の東岸側(豊洲六丁目側)の一帯を撮影しました。豊洲新市場の整備工事現場や、東京ガスのスマートエネルギーセンターの建設工事現場などが広がっています。




とは言っても、豊洲六丁目地区の埋立地一帯はまだ空き地の割合の方が多いくらいですね。




豊洲大橋南詰の南西側に広がっている豊洲新市場の「6街区(水産仲卸売場棟)」の鉄骨群をズームで撮影しました。




南東側から撮影した豊洲大橋の全景です。




ゆりかもめの市場前駅舎内から撮影した豊洲大橋の全景です。




ズームで撮影しました。手前側の広大な空き地は、東京ガスによる複合再開発である「TOYOSU22」計画の敷地となっています。




豊洲大橋東岸部と、豊洲大橋南詰交差点の間のアプローチ道路部分を撮影しました。歩道部分の整備工事はこれから始まるみたいですね。




豊洲新市場や東京ガススマートエネルギーセンターの工事現場のすぐそばなので、工事用車両の出入りが非常に多いです。




豊洲大橋南詰交差点のすぐそばには、豊洲新市場の千客万来施設棟が建設されることになります。




豊洲大橋南詰交差点前から、豊洲大橋方向を撮影しました。




現在はまだ工事用フェンスで閉鎖されている状態です。




同じ場所から振り返って、南側へ向かってまっすぐ伸びている環状第2号線を撮影しました。




豊洲大橋南詰交差点の北西側一帯に広がっているTOYOSU22の再開発計画区域の全景を撮影しました。




豊洲大橋の地図です。

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豊洲新市場 6街区(水産仲卸売場棟)の進捗状況 2015年8月6日

2015年08月24日 06時00分00秒 | 再開発・城東


豊洲新市場 6街区(水産仲卸売場棟):工事進捗率40% 2015年8月6日
世界最大級の生鮮市場である築地市場は、老朽化や施設が手狭であるなどの理由により、江東区の豊洲地区の東京ガス工場跡地に移転することになっています。しかし、建設予定地の土壌汚染が判明したため、計画は当初の予定よりも大幅に遅れていますが、2020年の東京オリンピック開催時には間に合います。現在、2016年11月の開業を目指して建設工事が進められており、完成すれば約40.7ヘクタールの敷地に水産卸売場、水産仲卸売場、仲卸売場の3つの市場棟のほか、市場ならではの「にぎわい」を創出する「千客万来施設」などが設置される予定です。

豊洲新市場は景観にも配慮していて、護岸沿いには遊歩道を整備し、水産仲卸市場棟の屋上は緑化広場となります。緑を創出することで、ヒートアイランド対策にもなります。そして最先端のエネルギー利用システムを推進することで、二酸化炭素の排出量を削減させることが出来ます。

新市場内には、既存の築地市場内での壮観なマグロのせり、新鮮な食材を味わえる飲食施設の伝統を引き継いだ「千客万来施設」が設けられることになります。2014年2月19日、豊洲新市場の本体施設に隣接する「千客万来施設事業」の事業予定者として、喜代村と大和ハウス工業を選定したとプレス発表がなされました。
※追記 2015年4月28日、運営予定だったすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(中央区)が撤退した都の報道発表が東京都からありました。グループを組んでいた大和ハウス工業(大阪市)も2月に辞退を表明しており、計画全体が白紙になった形です。

新しい「豊洲新市場」の概要
新しく建設されることになる豊洲新市場の特徴は以下の6点です。
1.他市場への転配送施設を設置するなど、首都圏のハブ機能を確立する。
2.搬入から搬出までの一貫した物流システムを確立するなど、取引・物流両面の効率化を図る。
3.高度な衛生管理、よりよい品質管理が可能となる施設整備や体制づくりを行うなど、安全・安心の市場づくりを行う。
4.買い回りの利便性の向上及び商品や取引情報の提供など、顧客サービスを充実する。
5.環境負荷の低減、省エネ・省資源を実現する。
6.賑わいゾーンの設置や魅力ある都市景観に配慮するなど、まちづくりに貢献する市場とする。

築地から豊洲へ移転する必要性
築地市場の問題点として
1.施設の老朽化:会場から70年以上が経過し、建物の一部が破損しているなど安全性に不安を抱えている。部分的には改修してきたが、その対応にも限界がある。
2.搬出・搬入スペースの不足:大型トラックでの搬出・搬入のためのスペースが不足しており、車両動線の確保が難しい状態が続いている。
3.施設の過密化:駐車したり、荷さばきする場所が足りなくなっており、市場内が常に混み合っている。作業効率が悪くなる上、車両などの接触事故が起こるリスクがある。
4.高度な品質・衛生管理が難しい:荷置き場が足りず、商品が路上に山積みになることが多い。また温度管理が不十分で、高温や風雨の影響を受けやすい。

豊洲市場に移転する必要としては
1.約40ヘクタールの用地:駐車場や荷さばきの場所を確保でき、搬出・搬入スペースも十分にあるので過密状態が解消される。
2.交通条件が良い:首都高速道路の出入り口(豊洲IC)や主要幹線道路にアクセスしやすく、また羽田空港や東京港からの輸送利便性も高い。
3.大消費地に近い:豊洲地区は都心から2~4キロと近く、飲食店が集中する銀座からも近い。また著しく発展する臨海地区とも隣接している。
4.築地市場に近い:築地市場からは2.3キロ、車で5分と近く、築地で培ってきた顧客との関係やブランドが豊洲新市場でも活かされる。

築地から豊洲への市場移転までの経緯
1935年(昭和10年) 築地市場開場
1988年(昭和63年) 築地市場再整備基本計画の策定
1991年(平成3年) 再整備工事に着手
1996年(平成8年) 再整備工事が難航・中断
1998年(平成10年) 移転の検討開始
2001年(平成13年) 豊洲への移転決定
2004年(平成16年) 「豊洲新市場基本計画」公表
2006年(平成18年) 豊洲新市場基本設計確定
2014年(平成26年) 2016年11月上旬の豊洲新市場の開場時期が正式決定



「豊洲新市場」の完成イメージパースです。南東側の上空から見下ろして撮影した形となっていて、豊洲新市場の敷地全体が3つの大きなブロックに分割されています。




豊洲新市場の配置図です。新しく建設された2本の道路を挟んで、3ブロックの区画に分けられていて「水産仲卸売場棟」「水産卸売場棟」「青果棟」となっています。千客万来施設棟部分は、水産仲卸売場棟に隣接して設けられることになります。




豊洲新市場内に併設される商業施設「千客万来施設事業」の完成予想図を、東京都中央卸売市場のホームページから拝借しました。東京の新しい新名所、観光名所になりそうですね。




約140店舗を擁する「"豊洲"場外市場」等が整備されることになります。

豊洲新市場の計画・施設概要
1.取扱量・物流量の想定
市場取扱量   水産物部 2300トン/日  青果部 1300トン/日
市場内物流量  水産物部 2900トン/日  青果部 1300トン/日
2.施設規模等
所在地  江東区豊洲六丁目
敷地面積 約40.7ha(護岸を含む面積約44ha)
延べ面積 約40.8万㎡
3.主要施設
5街区 青果棟(青果卸売場・青果仲卸売場・加工パッケージ施設など)
6街区 水産仲卸売場棟(水産仲卸売場・物販・飲食店舗など)
7街区 水産卸売場棟(水産卸売場・加工パッケージ施設・転配送センターなど) 管理施設棟(都・衛検事務所・各業者事務所・飲食店舗など)
4.階数
5街区 3階
6街区 5階
7街区 水産卸売場棟5階・管理施設棟6階
5.街区面積
5街区 約12.9ha
6街区 約14.3hag
7街区 約13.5ha
6.延べ面積
5街区 約9.3万㎡
6街区 約17.2万㎡
7街区 約14.3万㎡ 
7.施設の設計
水産仲卸売場棟・水産卸売場棟・青果棟:日建設計
8.施設の施工
水産仲卸売場棟:清水建設・大林組・戸田建設・鴻池組・東急建設・錢高組・東洋建設JV
水産卸売場棟:大成建設・竹中工務店・熊谷組・大日本土木・名工建設・株木建設・長田組土木JV
青果棟:鹿島建設・西松建設・東急建設・TSUCHIYA・岩田地崎建設・京急建設・新日本工業JV

プレスリリース:東京都中央卸売市場のホームページ 
豊洲新市場建設について 新たな首都圏の基幹市場“豊洲新市場”
豊洲新市場建設工事施設計画の概要
ニュースリリース:産経ニュース 2015年4月28日
豊洲新市場の観光拠点、「すしざんまい」の喜代村も撤退で計画全体が白紙に



ゆりかもめの新市場前駅舎から撮影した豊洲新市場の「6街区(水産仲卸売場棟)」の整備工事現場の全景です。建物の外壁部分が見えてきました。




「豊洲大橋南詰交差点」前から、6街区の敷地南側を通っている道路を散策していきます。




同じ場所から水産仲卸売場棟の建物群をズームで撮影しました。




6街区の敷地南側を通る道路を道なりに進むと、「富士見橋」を介して有明一丁目地区方向へ抜けることが出来ます。




7街区「管理施設棟」前から撮影した「水産仲卸売場棟」の建物群の全景です。手前側の空き地には千客万来施設棟や加工パッケージ棟が建設されます。




水産仲卸売場棟の建物は地上5階建ての規模となっています。




敷地南側の道路から見上げて撮影しました。




6街区の豊洲大橋南詰交差点側、加工パッケージ棟と千客万来施設棟の建設工事現場を撮影しました。




敷地南側の道路を西側へ向かってしばらく歩いて行くと、緩やかな上り坂となっていきます。道路高架橋構造なっていて、下には6街区と7街区の連絡通路が設置されています。




同じ場所から降りかって、豊洲大橋南詰交差点方向を撮影しました。




「富士見橋」前から撮影した6街区(水産仲卸売場棟)の建物群の全景です。ここから引き返して、豊洲大橋南具目交差点へ戻ります。




道路の反対側の歩道に移動したいと思ったのですが、この辺りには横断歩道も歩道橋も全くないので、仕方ないのであきらめることにしました。




水産仲卸売場棟の建設工事現場も、まだ多くの工事用タワークレーンが多く展開していました。




緩やかなウェイブを描いた屋根が特徴的な5街区の青果棟や7街区の水産卸売場棟と違って、この水産仲卸売場棟はゴツゴツしたデザインの建物ですね。




建物群の一角には、既に真新しい壁面が姿を現している個所もありました。




敷地南側を通る道路に面した建屋部分の全景を撮影しました。非常階段やエレベーターなどが設置される箇所なのでしょうか。




前方に豊洲大橋南詰交差点が見えてきました。この道路の真下には、7街区と6街区を結ぶ連絡通路が設置されています。




同じ場所から振り返って、水産仲卸売場棟を撮影しました。




緩やかな下り坂を散策していきます。




7街区と6街区の正門前にやってきました。この場所に十字路の交差点が整備されることになります。




正門前から撮影した「水産仲卸売場棟」の建物群の全景です。




豊洲大橋南詰交差点前に戻ってきました。




すぐそばには閉鎖中の環状第2号線の「豊洲大橋」の道路橋梁が整備工事中です。




同じ場所から「7街区(水産卸売場棟・管理施設棟)」の敷地の全景を撮影しました。




豊洲新市場の「6街区(水産仲卸売場棟)」の地図です。

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豊洲新市場 7街区(水産卸売場棟・管理施設棟)の進捗状況2 2015年8月6日

2015年08月23日 06時00分00秒 | 再開発・城東


豊洲新市場 7街区(水産卸売場棟・管理施設棟):工事進捗率40%(2) 2015年8月6日
世界最大級の生鮮市場である築地市場は、老朽化や施設が手狭であるなどの理由により、江東区の豊洲地区の東京ガス工場跡地に移転することになっています。しかし、建設予定地の土壌汚染が判明したため、計画は当初の予定よりも大幅に遅れていますが、2020年の東京オリンピック開催時には間に合います。現在、2016年11月の開業を目指して建設工事が進められており、完成すれば約40.7ヘクタールの敷地に水産卸売場、水産仲卸売場、仲卸売場の3つの市場棟のほか、市場ならではの「にぎわい」を創出する「千客万来施設」などが設置される予定です。

豊洲新市場は景観にも配慮していて、護岸沿いには遊歩道を整備し、水産仲卸市場棟の屋上は緑化広場となります。緑を創出することで、ヒートアイランド対策にもなります。そして最先端のエネルギー利用システムを推進することで、二酸化炭素の排出量を削減させることが出来ます。

新市場内には、既存の築地市場内での壮観なマグロのせり、新鮮な食材を味わえる飲食施設の伝統を引き継いだ「千客万来施設」が設けられることになります。2014年2月19日、豊洲新市場の本体施設に隣接する「千客万来施設事業」の事業予定者として、喜代村と大和ハウス工業を選定したとプレス発表がなされました。
※追記 2015年4月28日、運営予定だったすしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(中央区)が撤退した都の報道発表が東京都からありました。グループを組んでいた大和ハウス工業(大阪市)も2月に辞退を表明しており、計画全体が白紙になった形です。

新しい「豊洲新市場」の概要
新しく建設されることになる豊洲新市場の特徴は以下の6点です。
1.他市場への転配送施設を設置するなど、首都圏のハブ機能を確立する。
2.搬入から搬出までの一貫した物流システムを確立するなど、取引・物流両面の効率化を図る。
3.高度な衛生管理、よりよい品質管理が可能となる施設整備や体制づくりを行うなど、安全・安心の市場づくりを行う。
4.買い回りの利便性の向上及び商品や取引情報の提供など、顧客サービスを充実する。
5.環境負荷の低減、省エネ・省資源を実現する。
6.賑わいゾーンの設置や魅力ある都市景観に配慮するなど、まちづくりに貢献する市場とする。

築地から豊洲へ移転する必要性
築地市場の問題点として
1.施設の老朽化:会場から70年以上が経過し、建物の一部が破損しているなど安全性に不安を抱えている。部分的には改修してきたが、その対応にも限界がある。
2.搬出・搬入スペースの不足:大型トラックでの搬出・搬入のためのスペースが不足しており、車両動線の確保が難しい状態が続いている。
3.施設の過密化:駐車したり、荷さばきする場所が足りなくなっており、市場内が常に混み合っている。作業効率が悪くなる上、車両などの接触事故が起こるリスクがある。
4.高度な品質・衛生管理が難しい:荷置き場が足りず、商品が路上に山積みになることが多い。また温度管理が不十分で、高温や風雨の影響を受けやすい。

豊洲市場に移転する必要としては
1.約40ヘクタールの用地:駐車場や荷さばきの場所を確保でき、搬出・搬入スペースも十分にあるので過密状態が解消される。
2.交通条件が良い:首都高速道路の出入り口(豊洲IC)や主要幹線道路にアクセスしやすく、また羽田空港や東京港からの輸送利便性も高い。
3.大消費地に近い:豊洲地区は都心から2~4キロと近く、飲食店が集中する銀座からも近い。また著しく発展する臨海地区とも隣接している。
4.築地市場に近い:築地市場からは2.3キロ、車で5分と近く、築地で培ってきた顧客との関係やブランドが豊洲新市場でも活かされる。

築地から豊洲への市場移転までの経緯
1935年(昭和10年) 築地市場開場
1988年(昭和63年) 築地市場再整備基本計画の策定
1991年(平成3年) 再整備工事に着手
1996年(平成8年) 再整備工事が難航・中断
1998年(平成10年) 移転の検討開始
2001年(平成13年) 豊洲への移転決定
2004年(平成16年) 「豊洲新市場基本計画」公表
2006年(平成18年) 豊洲新市場基本設計確定
2014年(平成26年) 2016年11月上旬の豊洲新市場の開場時期が正式決定



「豊洲新市場」の完成イメージパースです。南東側の上空から見下ろして撮影した形となっていて、豊洲新市場の敷地全体が3つの大きなブロックに分割されています。




豊洲新市場の配置図です。新しく建設された2本の道路を挟んで、3ブロックの区画に分けられていて「水産仲卸売場棟」「水産卸売場棟」「青果棟」となっています。千客万来施設棟部分は、水産仲卸売場棟に隣接して設けられることになります。




豊洲新市場内に併設される商業施設「千客万来施設事業」の完成予想図を、東京都中央卸売市場のホームページから拝借しました。東京の新しい新名所、観光名所になりそうですね。




約140店舗を擁する「"豊洲"場外市場」等が整備されることになります。

豊洲新市場の計画・施設概要
1.取扱量・物流量の想定
市場取扱量   水産物部 2300トン/日  青果部 1300トン/日
市場内物流量  水産物部 2900トン/日  青果部 1300トン/日
2.施設規模等
所在地  江東区豊洲六丁目
敷地面積 約40.7ha(護岸を含む面積約44ha)
延べ面積 約40.8万㎡
3.主要施設
5街区 青果棟(青果卸売場・青果仲卸売場・加工パッケージ施設など)
6街区 水産仲卸売場棟(水産仲卸売場・物販・飲食店舗など)
7街区 水産卸売場棟(水産卸売場・加工パッケージ施設・転配送センターなど) 管理施設棟(都・衛検事務所・各業者事務所・飲食店舗など)
4.階数
5街区 3階
6街区 5階
7街区 水産卸売場棟5階・管理施設棟6階
5.街区面積
5街区 約12.9ha
6街区 約14.3ha
7街区 約13.5ha
6.延べ面積
5街区 約9.3万㎡
6街区 約17.2万㎡
7街区 約14.3万㎡ 
7.施設の設計
水産仲卸売場棟・水産卸売場棟・青果棟:日建設計
8.施設の施工
水産仲卸売場棟:清水建設・大林組・戸田建設・鴻池組・東急建設・錢高組・東洋建設JV
水産卸売場棟:大成建設・竹中工務店・熊谷組・大日本土木・名工建設・株木建設・長田組土木JV
青果棟:鹿島建設・西松建設・東急建設・TSUCHIYA・岩田地崎建設・京急建設・新日本工業JV

プレスリリース:東京都中央卸売市場のホームページ 
豊洲新市場建設について 新たな首都圏の基幹市場“豊洲新市場”
豊洲新市場建設工事施設計画の概要
ニュースリリース:産経ニュース 2015年4月28日
豊洲新市場の観光拠点、「すしざんまい」の喜代村も撤退で計画全体が白紙に




「7街区(水産卸売場棟)」の建設工事現場の周辺の散策を続けていきます。35度越えの夏日の中においても、工事が続けられていました。




7街区の敷地北側を通っている道路の散策して、西側方向へ向かいます。この道路は歩道部分や自転車専用部分も道幅が幅広く整備されています。




とは言っても、豊洲新市場の3つの街区と最寄駅舎は全てペデストリアンデッキで結ばれることになっていて、地上を歩いて移動する必要性がほとんど無いことも事実であり、開業後もあまりこの歩道部分は役に立ちそうにないですね。




「水産卸売場棟」の建物群の東側(豊洲大橋南詰交差点側)の鉄骨群をそばから撮影しました。水産卸売場棟は地上5階建ての規模となっています。




今まで見てきた高層オフィスビルや高層タワーマンションの建設工事現場と違って、水平方向に広い市場の建設工事現場はそれらとは違った雰囲気ですね。




上の画像の左側の巨大な穴があいている場所には「冷蔵庫棟」が建設されることになります。




同じ場所から振り返って、豊洲大橋南詰交差点方向を撮影しました。埋立地ならではの、開放感のある景観がどこまでも広がっています。




同じ7街区内の「管理施設棟」の鉄骨群と、周辺を見渡して撮影しました。通勤駐車場棟やヘリポート併設駐車場などがこれから整備されます。




管理施設棟の鉄骨群の南側、現在の工事用プレハブ小屋が建っている場所辺りに通勤駐車場棟などが建設されることになります。




作業員の人たちの姿はあまり見えませんが、至る場所から工事の音が聞こえてきます。




7街区の敷地北側を通っている道路から、水産卸売場棟の建物をそばから撮影しました。この道路は橋梁構造になっていますね。




細長く狭いスペースの中で、クレーン車などの工事用車両が展開していました。




7街区の敷地西側前にやってきました。敷地北側を通っていた道路は緩やかな左カーブを描いて有明地区方向へ向かっていきます。




水産卸売場棟の敷地西側の壁面部分を撮影しました。




水産卸売場内は、鮮魚・高級鮮魚、生マグロ、大物、冷凍マグロ、その他などのように建物内で売り場が仕切られています。




水産卸売場棟の建物と、敷地北側を通る道路の間のスペースの全景を撮影しました。道路橋梁の真下には6街区(水産仲卸売場棟)との連絡通路が設けられます。




西側から撮影した水産卸売場棟の建物の全景です。5街区(青果棟)の建物と同じように、緩やかな傾斜のついた屋根が整備されています。




豊洲新市場のある豊洲六丁目地区と、有明一丁目地区とを結ぶ「富士見橋」の全景を撮影しました。対岸では高層タワーマンションが建設中です。




水産卸売場棟の手前側には「容器業者倉庫」「リサイクル施設」「廃棄物集積場」などの建物がこれから建設されます。




水産卸売場棟の建物をズームで撮影しました。




水産卸売場棟の敷地南側(東雲運河側)を撮影しました。駐車場や水際緑地帯が整備される場所は、現在は工事用資材置き場となっています。




豊洲新市場の敷地南側を流れている「東雲運河」の広大な水面を撮影しました。対岸は有明一丁目地区の広大な敷地が広がっています。




元来た道を戻り、管理施設棟前にやってきました。




豊洲大橋南詰交差点前です。




豊洲新市場の「7街区(水産卸売場棟・管理施設棟」の地図です。

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