緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

開業後の歌舞伎座:生まれ変わった歌舞伎座と屋上庭園 PART1

2013年04月30日 16時47分41秒 | 中央区全域・銀座


歌舞伎座では開業後すぐの4月2日から28日まで実施されている「歌舞伎座新会場・柿葺落四月大歌舞伎」の巨大な看板が掲げてありました。




2013年4月2日に開業した歌舞伎座の建物をそばから観て回りたいと思います。建物周辺は観光客の人たちで大混雑している状況です。




一代目となる初代歌舞伎座は明治22年(1889年)に現在の場所に建設されました。完成当時は近代劇場として東京の新名所的存在だったそうです。




大正10年(1921年)に漏電事故によって初代歌舞伎座は焼失します。再建工事中に関東大震災に遭遇するなどの幾多の困難を経て、二代目の歌舞伎座の建設がすすめられます。




歌舞伎座の建物の正面玄関の上にある櫓を見上げて撮影しました。開業前の2013年3月4日に「櫓(やぐら)あげ」が実施されました。歌舞伎座の櫓とは、江戸時代に幕府公認の証として芝居小屋の正面に揚げられていた櫓の時代からの伝統なのだそうです。




正面に歌舞伎座の座紋である「鳳凰丸(ほうおうまる)」、左右の側面には「木挽町 きゃうげんづくし 歌舞伎座」の文字を染め抜いた三方の幕に覆われている櫓と、背後にそびえ立つ歌舞伎座タワーです。




櫓側面の幕の文字が見えましたでしょうか?




大正14年(1925年)に2代目の建物が完成しますが、昭和20年(1945年)の東京大空襲によって再び焼失します。戦後しばらくたった昭和25年(1950年)に3代目となる歌舞伎座が竣工することになります。




2000年代に入る頃になると歌舞伎座も老朽化が目立つようになり、また耐震性の問題や段差解消の必要性なども指摘されるようになります。2005年に「建て替え+超高層オフィス棟」案での再開発工事の方向性が決定します。




この間の2002年に歌舞伎座は国の登録有形文化財に登録されています。




2008年10月に建て替え計画が発表、歌舞伎座を建て替えた上で地下4階地上29階建ての高層オフィスビル(高さ145メートル、軒高135メートル)を併設するというもので、劇場の外観は従来通りの低層で和風桃山様式を採用、建物は晴海通りから35メートル後退させて入口の前に緑を配した余裕の空間を置きます。




併設されている歌舞伎座タワーは、第4期の面影を残す桃山風の威風堂々としたデザインとなる新しい歌舞伎座と調和するように、オフィスタワーの壁面は劇場から大きく後退させ、白いしっくいのイメージでデザインされています。




内部も従来通りに桟敷席や一幕見席を配置したうえで、バリアフリー化やトイレの数が増加されるほか、歌舞伎文化を紹介するギャラリーも配置されることとなり、地下鉄東銀座駅とは地下で直結することになりました。




また耐震性が特に重視されたうえ、銀座地区の防災拠点と帰宅困難者一時避難場所としても機能するように設計されています。




2010年4月30日に閉場式が行われ、その数日後には解体工事の準備が始まりました。そして2013年2月26日にオフィスビルと併設された歌舞伎座の建て替えが完了しました。次回の記事では歌舞伎座の建物の屋上にある「屋上庭園」へ向かいます!!!



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開業後の歌舞伎座:JR有楽町駅前から「東銀座・歌舞伎座」まで PART2

2013年04月29日 11時23分35秒 | 中央区全域・銀座


引き続き銀座四丁目交差点から東銀座・歌舞伎座へ向かって散策を続けていきます。既に前方には歌舞伎座の建て替え工事と同時に併設された歌舞伎座タワーの高層ビルが見えます。




ゴールデンウイークの初日の銀座四丁目ですが、そんなに人通りが多くはなかったです。いつもの土休日と同じくらいの混雑でした。




銀座四丁目交差点から晴海通りを東銀座方向へ向かって歩いていきます。銀座四丁目交差点を抜けると、一気に人通りが減ってしまいました。




この界隈は築地地区にほど近く、中小企業のオフィスや中層マンションなどが密集しています。中央通り周辺と比較すると、少し生活感が漂う下町風情の街並みとなっています。




前方に「昭和通り・三原橋交差点」が見えてきました。晴海通りと昭和通りは双方、交通量が非常に多く、交差点周辺は常に渋滞しています。




三原橋交差点の地下には「東銀座駅」が設置されています。今まで東銀座駅といえば本当に存在感のない駅でしたが、歌舞伎座の開業によって注目される駅の一つになりました。




三原橋交差点の手前から「歌舞伎座タワー」を見上げて撮影してみました。銀座・東銀座周辺には高層ビルが全くと言っていいほど建っていないので、周囲からはすごく目立っています。




「昭和通り・三原橋交差点」に到着しました。交差点内から車が途切れた瞬間に撮影してみました。




ズームで撮影してみると、2013年4月2日に開業した「歌舞伎座」の建物が見えました。建物の周囲は多くの人たちで賑わっているようですね。




周辺が雑居ビルやオフィスビル、中層マンションなどに囲まれている環境の中に建っているので、遠くからでも目立ちます。




晴海通りを挟んだ道路の反対側から歌舞伎座を撮影してみたいと思います。




正面から「歌舞伎座」の建物を撮影してみました。明治22年(1889年)に一代目となる歌舞伎座がこの場所(当時の住所は「東京市京橋区木挽町」)に開設され、現在の歌舞伎座は4代目に当たる建物となっています。




歌舞伎座に併設されている「歌舞伎座タワー」を見上げて撮影してみました。高さ145メートル、地上24階地下4階建てで、地下鉄東銀座駅と直結しています。歌舞伎座と歌舞伎座タワーを併せて「GINZA KABUKIZA」という名称が定められています。




さっそく歌舞伎座の建物や、屋上庭園を観て回りたいと思います!!!



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開業後の歌舞伎座:JR有楽町駅前から「東銀座・歌舞伎座」まで PART1

2013年04月28日 11時13分22秒 | 中央区全域・銀座


2013年4月2日に開業し、こけらおとし公演が始まった「歌舞伎座」を観て回りたいと思います。ゴールデンウイークの初日の散策だったので、多くの人で賑わっていることが予想されます。




歌舞伎座や、併設されている歌舞伎座タワーは東京地下鉄日比谷線の東銀座駅直結の立地となっていますが、今回の散策ではJR有楽町駅前から晴海通りを歩いて歌舞伎座へ向かいます。




晴海通り・数寄屋橋交差点から銀座四丁目方向へ向かって歩いていきます。晴海通りの街路樹も4月の下旬になってから新緑の風景となっていました。




前方の銀座四丁目交差点、和光銀座や三越銀座の建物の奥には「歌舞伎座タワー」の高層ビルの姿が見えます。JR有楽町駅前から歌舞伎座まで、歩いて約15分ほどです。




銀座中央通りの西側に並行して通っている「並木通り」を渡っていきます。




この日は前述の通りゴールデンウイークの初日だったのですが、晴海通りや中央通りの人通りは、普段と同じくらいでした。




今年2013年のゴールデンウイークは間に平日を挟んでいて、休日が分散しているので、あまり遠出しない人たちが多いのだとか。地方の人たちは東京や大阪といった大都市に余り出てこないのかもしれませんね。




晴海通りは相変わらず交通量が多いです。この通りは築地や豊洲といった商工業地帯へ伸びている幹線道路なので、工事用トラックなどの姿も目立ちます。




銀座和光の建物が見えてきました。さすがに銀座四丁目交差点周辺は普段通りに多くの人たちで賑わっていました。




晴海通りと中央通りが交差している「銀座四丁目交差点」に到着しました。




銀座四丁目交差点といえば、和光の時計台ですね。




交差点前に建っている「三越百貨店銀座店」の建物です。「母の日」のセールか何かが開かれているのでしょうか。




銀座の中心街を南北に通っている「中央通り」、観光バスなどで大通りはごった返していました。人通りも普段の休日と同じくらいだったです。




銀座四丁目交差点を渡り、東銀座方向へ進んでいきます。前方に見えている歌舞伎座タワーの高層ビルが、徐々に大きくなってきました。




日産ギャラリー前から振り返って和光銀座の建物を撮影してみました。銀座の町を歩きながら歌舞伎座へ向かうのも、意外と楽しかったです。



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4月の八重洲口:大屋根の全景が姿を現したグランルーフ PART2

2013年04月27日 14時36分02秒 | 東京駅周辺


引き続き、外堀通りを散策しながら建設中のグランルーフを眺めていきたいと思います。




大屋根の南半分はほぼ完成していますが、足場が完全に撤去されればスッキリした景観になるでしょう。




北側、大丸東京店よりではまだ建物の躯体工事が進んでいる最中です。




タワークレーンも一機にまで減っていました。




工事用シート越しに眺めてみると、大屋根の形が見えますね。




この日は工事用関係者の人たちの姿はほとんど見かけませんでした。




外堀通り・八重洲中央口交差点にやってきました。この交差点を中心に、地下には「八重洲地下街」が広がっています。




地下街などの地下構造物にも注意しながら慎重に工事が進められています。




交差点前から南側方向を振り向いて撮影しました。




交差点前から撮影した大丸東京店です。




グランルーフの大屋根の奥には丸の内の高層ビル群が見えます。




工事が始まる前の更地の段階では、ここから高層ビル群が綺麗に見えたのですが、工事の進むにつれて見えなくなってしまいました。




グラントウキョウサウスタワーと合わせて撮影してみました。




あと数カ月ほどもすれば、工事用シートが取り外されるでしょう。




これで4月の八重洲口の散策は終わりです。今回の散策では天候が薄曇りとなってしまったので、快晴な天気の日を選んでもう一度撮影してみたいと思います。



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4月の八重洲口:大屋根の全景が姿を現したグランルーフ PART1

2013年04月26日 13時13分51秒 | 東京駅周辺


京橋の東京スクエアガーデンを観終わった後、東京駅の八重洲口へ向かって歩いていきます。外堀通りの鍛冶橋交差点前に到着しました。これから八重洲口に建設中のグランルーフを眺めていきます。




鍛冶橋交差点からグラントウキョウサウスタワーを見上げて撮影してみました。いつ見ても、ここから眺める八重洲口の高層ビル群の迫力は圧倒的です。




京橋周辺を歩いていたときは青空だったのですが、徐々にうっすらとした雲が青空の下に架かってきてしまいました。4月から5月にかけては快晴な天気の日にめぐり合うのが難しいですね。




前回にこの周辺を散策した時よりも工事が一段と進んでいました。グランルーフの完成は今秋、2013年の秋ごろの予定となっていますので、急ピッチで工事が進められています。




工事中のグランルーフを眺めながら散策を続けていきます。




工事の全盛期には4機のタワークレーンが一列に並んでいる風景が圧巻でしたが、工事の進展に従ってタワークレーンは1機にまで減っていました。




見どころである大屋根も南半分が既に完成していました。完成予想図で見るよりも、その巨大さに圧倒されます。




八重洲ブックセンター前からグランルーフを撮影してみました。




反対側の丸の内駅舎の復原工事は2012年10月に完了していて、現在でも多くの人々で賑わっていますが、まだ八重洲口の工事は続けられているのです。




現在、グランルーフの南側の一部の建物ではJRバス関東の切符売り場として部分的に強要されている個所が存在します。




八重洲口はJRバス関東などの中長距離バスターミナルや路線バス乗り場、タクシー乗り場が併設されており、多くのバスやタクシーが行きかう中で工事が進められています。




南側だけを切り取ってズームで撮影してみると、既に完成している雰囲気ですね。




工事用の足場が残されていますが、そのうち撤去されてグランルーフの全景を臨めるようになるでしょう。




多くの人々が歩きまわっている上で工事が続けられているわけですね。




グランルーフの大屋根の奥にはJPタワーが見えました。



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