「道頓堀橋北詰交差点」前から引き続き、新緑のイチョウ並木道となっている御堂筋を散策していきます。繁華街が広がっている難波から、高級ブランドショップ等が軒を連ねている心斎橋地区にかけての街並みを楽しみます。
御堂筋の東側(堺筋側)の歩道を散策していきます。難波から心斎橋にかけても、歩いている人の数は意外と多かったです。難波から心斎橋までは、東側を並行して通っている心斎橋筋の方が歩行者の交通量は多いのです。
難波地区は概ね道頓堀以南・千日前以西の地域を指し、場合によっては道頓堀・千日前・湊町・日本橋を含めた地域まで指すこともあるそうです。
「御堂筋三津寺町」交差点前です。交差点のすぐそばには「七宝山大福院・三津寺」の寺院が建立されていて、真言宗御室派の準別格本山となっています。
その一つ北側にあるのが「御堂筋八幡町」交差点です。カナダ総領事館が入居しているORE心斎橋ビル、日本生命御堂筋八幡町ビルなどのオフィスビル街の雰囲気が強いです。
オフィスビルの1階エントランスに海外ブランドやセレクトショップのブティックが入り、この辺りから心斎橋の高級ブランドショップ街の雰囲気が出始めています。
「御堂筋周防町」交差点です。交差点角にはアップルの直営店である「アップルストア心斎橋店」が設置されています。この交差点から西側へ進むとアメリカ村へ向かうことが出来ます。
いよいよこの界隈からは難波から心斎橋のエリアへと街並みが変わって行きます。
大通りの反対側には遠くからでも目立つ真っ赤な壁面のビルが見えますが、2012年12月に開業した「プーマストア大阪」です。
「御堂筋清水町」交差点に到着しました。徐々に御堂筋の大通りの両側には高層ビルが増えてきました。
交差点前に建っているのは「大丸心斎橋店本館・南館」の建物です。江戸時代の1717年(享保年)に下村彦右衛門正啓が今の京都市伏見区京町北八丁目に呉服店 大文字屋を開業し、呉服商を出発点として両替商を兼営していました。1726年に大阪心斎橋に進出したのが歴史の始まりなのです。
現在の大丸心斎橋店の建物は1922年~1933年にかけて実施された、失火による建て替え工事によって誕生しました。アール・デコの重厚な近代建築を今も伝える建築物として、日本におけるDOCOMOMO150選に選定されています。本館・南館の2館体制時の店舗面積は37490平方メートルでした。
御堂筋を散策していて、最も華々しい雰囲気の場所の一つですね。大丸心斎橋本店前周辺も、まだ人通りは多くはない時間帯でした。
心斎橋地区周辺の御堂筋のイチョウ並木道も、綺麗な新緑によって覆われていました。
交差点前から振り返って撮影してみました。プーマやアップルストアなど、路面型の専門店の建物が数多く並んでいるエリアでした。