緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

厳冬の新宿御苑:武蔵野自然林の雰囲気に囲まれた「母と子の森」を通り抜けて

2013年02月28日 19時52分44秒 | 淀橋台・新宿


新宿御苑の敷地内で最も標高が高く、穏田川(おんでんがわ)の源流域ともなっている「上の池」周辺を散策していきます。すぐ後ろ側にはJR新宿駅のサザンテラス口周辺に建ち並ぶ高層ビル群が見えました。




このあたりの標高は約36メートルと、周辺では比較的高い場所なのです。この辺りに降った雨はこの上の池に流れ込み、穏田川となって東京都心部を流れていくのです。




柳の木(枯れ木状態)の下を歩き、上の池の水面に架かっている木橋を渡っていきます。




上の池の北側には「母と子の森」という名前の原生林が広がっています。上の池周辺を通り抜けた後に、この森の中を散策していきます。




木橋の上から上の池を撮影してみました。上の画像の右手奥に写っている建物は「茶室・楽羽亭」です。




2月の現在は枯れ木に囲まれている上の池や中の池ですが、ソメイヨシノの桜の木々が数多く植えられているので、4月の上旬の時期になると満開の桜を楽しむことができます。




新宿御苑内は意外と照葉樹タイプの木々が多いためか、そんなに枯れ木の木々を見かける機会はなかったです。




新宿御苑の敷地の北西側(サザンテラス側)に広がっている約6.5ヘクタールの自然林の中の散策道を歩いていきます。この原生林は「母と子の森」と呼ばれています。




東京都心部のベッドタウンとして、多摩地方からほとんど姿を消した「武蔵野」の自然林を彷彿とさせるような風景を楽しむことができるのです。




私「緑」の住んでいる千葉県北西部の習志野台地区に残っている自然林にも雰囲気が似ているなと感じました。




すぐそばにはJR新宿駅新南口前にある「高島屋新宿店(タカシマヤ・タイムズスクエア)」の巨大な建物が建っているのが見えます。




「母と子の森」は、都会に住む子どもたちに自然とのふれあいを体験してもらうことを目的として1985年(昭和59年)に作られました。




木道となっている散策道に沿って、様々な植物が植えられています。「母と子の森」にはせせらぎや池、特徴ある様々な森があり、一周430メートルの「かんさつの道」が整備されています。




200メートルも離れていない場所には年間状況客数430万人を誇るJR新宿駅や、東洋一を誇る新宿駅東口の繁華街が広がっていることがまるで信じられないですね。




母と子の森を通り抜けて、新宿門前へ向かいたいと思います。



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厳冬の新宿御苑:「日本庭園」エリアを散策して「上の池」へ PART2

2013年02月27日 11時42分28秒 | 淀橋台・新宿


中の池に架橋されている木橋の上から西新宿方向を撮影してみました。水面には雲一つない青空が反射しており、たいへん綺麗な風景を楽しむことができました。




イギリス風景式庭園の広場の北西側に広がっている木々が密集して立っているエリアをズームで撮影してみました。日本庭園エリアを散策した後に、あのエリアの中を散策してみたいです。




再び中の池の南側を通っている散策道を歩いていきます。




午後の時間帯に散策しているので、太陽が南東側から照射してきます。なので、太陽の位置に気をつけながら良い撮影ポイントを探さなければなりません。




太陽を真後ろした状態で中の池を撮影してみると、見事に水面が真っ青に光り輝いている写真を撮ることができました。




中の池の南側に植えられている「カツラの木」の脇を通り過ぎていきます。




先ほど橋の上から撮影していた木橋を眺めることができました。




これより中の池のさらに上流に位置している「上の池」と、その周辺に造営されている「日本庭園エリア」の中を散策していきます。




中の池と、上の池の間には小川として整備されている水路に沿って散策道を歩いていくことになります。




新宿御苑の広大な敷地のほぼ中央部に建っている「中央休憩所」の脇を通り過ぎていきます。人の気配が全体的にほとんどなかったこの日の新宿御苑ですが、休憩所には数人ほどの人たちがいました。




起伏に富んだ地形に広がっている「日本庭園エリア」の中を散策していきます。京都市左京区の修学院離宮や、大阪府吹田市にある万博記念公園の日本庭園の雰囲気によく似ていますね。




午後の昼下がりの時間帯の散策だったのですが、水面には氷が張っている箇所が残されていました。




JR代々木駅前や、JR新宿駅サザンテラス口前に林立している高層ビル群がすぐ目の前に迫っていることを実感しながら散策を続けていきます。




上の池へ向かうに連れてますます標高が高くなっているのがわかります。いよいよ穏田川の源流域のエリアへと入っているのです。




鬱蒼とした木々に囲まれている中に広がっている「上の池」を見渡していきたいと思います。



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厳冬の新宿御苑:「日本庭園」エリアを散策して「上の池」へ PART1

2013年02月26日 18時17分24秒 | 淀橋台・新宿


桜園地やツツジ山が造営されているJR千駄ケ谷駅寄りの高台から坂道を下って「中の池」を目指して散策を続けていきます。ツツジ山の周辺も人通りがほとんどなく、本当に貸切状態の中を歩いている感じでした。
※本日より今まで横980×縦550の大きさの画像を使用してきましたが、これからは横1200×縦800サイズの画像を使用していきます。画像をクリックすると別ウインドウで開くようになっています。




坂道を下っていると、前方に中の池の水面が見えてきました。大木が並んでいる中を通っている散策道を歩いていきます。




中の池の南側にはツツジ山の麓方向へ伸びる散策道が続いていますが、とりあえずは中の池を見ていきたいと思います。




中の池の前に、中の池の下流側(信濃町寄り)にある下の池の水面を撮影してみました。




「中の池」の全景を撮影してみました。この池も新宿御苑の敷地内から流れ出ている穏田川の水源池の一つとなっています。背後に広がっている西新宿の高層ビル群が借景にようになっていました。




中の池の南側(千駄ケ谷駅寄り)の高台のツツジ山をズームで撮影してみました。




手付かずの原生林のようにも見える木々の背後に広がっている、西新宿の高層ビル群をズームで撮影してみました。




先ほどのツツジ山脇の散策道を歩いて次は「上の池」へ向かいます。散策道脇の斜面には見事なドーム状のツツジの木々がきれいに整備されていました。




花が咲かない真冬の時期だからといっても、きちんと手入れがなされていたのが素晴らしいと思いました。




ツツジ山の下側にも桜の木が数本植えられているのが見えました。




ツツジ山の下から中の池の水面を撮影してみました。水面の奥にはイギリス風景式庭園の広大な芝生広場が広がっているのが見えます。




中の池の水面を綺麗に見わたすことができる場所から撮影してみました。水面を挟んだ対岸にはレストハウスの建物が見えます。




真冬の時期の中の池にはカモや白鷺が飛んでくると説明があったので私も少し探してみたのですが、カモしか見かけることができませんでした(ちなみに先日散策した日比谷公園で白鷺を見つけることができたのです)。




池の中心から周囲を見渡してみると、ツツジ山の高台や、イギリス風形式庭園の高台に囲まれている谷間の中に中の池が造営されているのがわかります。




中の池の中に架橋されている木橋の上から見渡してみたいと思います。



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厳冬の新宿御苑:枯れ木の「桜園地」を抜けてツツジ山へ

2013年02月25日 10時10分10秒 | 淀橋台・新宿


穏田川の水源地である下の池脇を通り過ぎて桜園地へ向かって散策を続けていきます。場所としては、散策道のすぐそばをJR総武緩行線・中央快速線の線路が通っており、ひっきりなしに電車が走行する音が辺り一帯に響いていました。




新宿御苑の敷地の南東側に位置している桜園地の周辺は、敷地内でも比較的標高が高い場所で、30~40メートル前後の高台地形となっています。




この辺りは「モミジ山」という名前で呼ばれているエリアであり、現在は枯れ木状態となっていました。ハナミズキやカエデ等の木々が一面に植えられています。




樹木が自然の姿そのままに生育しているエリアで、斜面に約60本のカエデが植栽されています。




モミジ山のすぐ裏側にはJR総武緩行線の千駄ケ谷駅ホームが設置されています。なので張り詰めたような空気が広がっている中で、列車が通過していく音だけが周囲に響き渡っています。




続いてモミジ山に隣接して広がっている「桜園地」の中を散策していきたいと思います。4月の上旬の時期にもう一度訪れてみたいですね。




この場所で開催されている「桜を見る会」で毎年4月上旬に内閣総理大臣主催で開催されます。政財界や文化・芸能、スポーツ界など各界の著名人が1万人前後招待され、一般利用者は入園できません(当該日は、一般開園時間が遅れる)。




戦前は皇室主催の観桜会として開催され、始まりはそれまでの会場であった浜離宮から変更された1918年(大正6年)に遡ります。




桜園地の中を通っている散策道を歩いていくと・・・。




JR千駄ケ谷駅から歩いて5分ほどの場所にある「千駄ヶ谷門(せんだがやもん)」が見えてきました。この門を出たすぐそばに千駄ケ谷駅があります。




千駄ヶ谷門のすぐ前にある「芝生広場」の脇を通り過ぎていきます。芝生広場の中央には「白樫」の大木が生えているのが印象的です。この辺りは標高が30メートル前後、新宿御苑内でも比較的高い方です。




芝生広場や桜園地に接している「ツツジ山」へ向かうことにします。高台の上に整備されている散策道の上からツツジ山や新宿御苑の敷地内を見下ろしてみましょう。




ツツジの花が咲き始めるのは4月の中旬過ぎですから、桜の満開のピークが過ぎ去ったタイミングでようやく楽しむことができるようになります。




本当に新宿御苑では一年を通して四季の花を楽しむことができるのですね。さすがに2月の時期ですとほとんど、何も期待できないですが・・・。




ツツジ山の高台の上からイギリス風景式庭園方向を見下ろしてみました。庭園とツツジ山の間にある「中の池」周辺が一番低く、こうして見ると非常に起伏に飛んでいる地形の上に新宿御苑は造営されているのがわかります。




次は中の池まで降りてみたいと思います!!!



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厳冬の新宿御苑:イギリス風景式庭園を通り抜けて穏田川水源池「下の池」へ

2013年02月23日 12時57分25秒 | 淀橋台・新宿


イギリス風景式庭園の南側に建っているレストハウス前から撮影してみました。広大な芝生広場は現在は枯れ草状態となっていて、全体的にどんよりとした雰囲気に包まれていました。




イギリス風景式庭園の広大な広場に隣接して造営されているフランス式整形庭園をズームで撮影してみました。バラ花壇園の両側に沿って整備されているプラタナス並木道が見えます。




近代日本において洋館が建設されるようになると、これに付随して西洋風の庭園も制作されるようになります。「イギリス式庭園」をヒントに芝庭や西洋風あずまやなど、イギリスの風景式庭園に見られる要素が導入されました。




明治時代に活躍した日本の農学者、造園家、園芸家でもある福羽逸人氏という偉人がいます。新宿御苑をはじめとする宮内省管轄の庭園等の整備、武庫離宮(須磨離宮)の庭園設計、栗林公園北庭および日比谷公園西洋花壇の設計を担当した人物です。




イギリス風景式庭園周辺を通っている散策道に沿って歩き、一度プラタナス並木道方向へ戻ることにします。その後、JR千駄ケ谷駅寄りの高台周辺の桜園地のエリアへ向かうことにします。




1900年(明治33年)に開催されたパリ万国博覧会へ出展園芸物の審査にフランスのパリに出張した時のことです。博覧会園芸万国会議に列し、その合間にベルサイユ園芸学校校長アンリ・マルチネーに御苑の改造の相談と計画指導を依頼します。




和洋の様式が混在した造園として面積18万余坪を占める新宿御苑は、2年後から5年間かけて完成されます。10数年前から多種多様の内外樹草を育成準備したため、わずかな経費で豪華にして優麗な大庭園に改造することができたのです。




フランス式整形庭園脇に広がっている原生林の中を散策していきます。この辺りは緩やかな上り坂となっており、高台地形の中を歩いている感覚に囚われます。




しばらく歩いていると緩やかな下り坂となり、鬱蒼としている木々の間から水面が見えてきます。新宿御苑の敷地内に造営されている「下の池」周辺を散策していきます。




同じ新宿御苑の敷地内にある玉藻池と共に、新宿御苑から流れ出る都市河川「穏田川(おんでんがわ)」の水源池となっているのがこの「下の池」なのです。下の池の上流側には「中の池」「上の池」も存在します。




下の池をきれいに撮影できる場所を探してみました。雲一つない快晴の青空が、水面に見事に反射していました。ズームで撮影すると奥に広がっている新宿西口の高層ビル群が少し見えました。




水面がまるで鏡のようになっていました。




下の池から穏田川が流れ出す場所には橋が架かっており、日本で最初の擬木が用いられているそうです。明治38年(1905年)フランスから輸入した、と解説板に書いてありました。




下の池の脇を出発して再び桜園地方向へ向かって歩いていると、かすかに列車が走行する音が小さく聞こえてきました。新宿御苑の敷地の南側にはJR総武緩行線と中央快速線の線路が走っており、千駄ケ谷駅が設置されているためです。



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