緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

整備が進む首都圏の道路:東関東自動車道水戸線の延伸工事

2014年07月12日 08時00分00秒 | 都市の時代と、東京


東関道、正式名称「東関東自動車道」は、東京都練馬区を起点に千葉県市川市や習志野市、成田空港を経由して茨城県水戸市までつながる全長約140キロの高速道路です。未開通区間である潮来と茨木空港間を結ぶルートの中で、茨木空港北IC-鉾田IC間の約9キロが2015年度に完成予定となっています。

1972年(昭和48年)に宮野木JCT-富里IC間が開業した当時は「新空港自動車道」と呼ばれていました。文字通り、東京都成田空港を結ぶための高速道路であり、また全線開通時には常磐自動車道のバイパス路線となることも期待されています。沿線には成田空港を始め、鹿島港や茨城空港などの重要インフラが設置されていて、それらを結ぶアクセス手段の役割も担っているのです。



2015年度に供用開始予定となっているのが、茨木空港北IC-鉾田IC間の約9キロです。

東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田) 国土交通省 関東地方整備局

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整備が進む首都圏の道路:横浜環状北線は2016年度に開通予定

2014年07月11日 08時00分00秒 | 都市の時代と、東京


「横浜環状道路」は、神奈川県横浜市の金沢区の横浜横須賀道路釜利谷JCTから栄区、鎌倉市、戸塚区、泉区、瀬谷区、旭区、緑区、都筑区を経て、鶴見区の横羽線生麦JCTに至る、計画中の自動車専用道路です。横浜の都心から10-15kmを環状に結び、東側部分は既成の高速道路に接続します。そのため横浜環状道路は環状ではなく、Cの字型の道路となっています。

1.横浜環状南線:釜利谷JCT-戸塚IC(事業主体:東日本高速道路、国土交通省横浜国道事務所)
2.横浜環状道路西側区間:戸塚IC-港北JCT(計画路線)
3.横浜環状北西線(緑支線) : 横浜青葉ICー港北JCT(事業主体:横浜市、首都高速道路)
4.横浜環状北線:港北JCT-生麦JCT(事業主体:首都高速道路)

私の住んでいる千葉県北西部と同じく、神奈川県の横浜市周辺は東京近郊の最大規模のベッドタウンであり、東京への通勤・通学を行う「神奈川都民」の人たちは何と100万人に達するほどです。また羽田空港にほど近く、国際貿易港である横浜港を有している等、首都圏では東京に次いで横浜は非常に重要な都市となっていて、様々なインフラ整備が現在進められています。横浜環状道路も、横浜駅周辺の都心部の渋滞緩和を目的として工事が続けられています。



横浜市道路局のホームページから拝借した「横浜環状道路」の計画図の全景です。神奈川県内と東京を結ぶ高速道路や自動車専用道路の整備は昔から進められてきたのですが、横浜市内を東西方向に結ぶルートの高速道路の整備は遅れています。横浜の都心部と東名高速道路を結ぶルートは保土ヶ谷バイパスしかなく、この保土ヶ谷バイパスの慢性的な交通渋滞が問題となってきました。

横浜環状北線は2016年度に開通予定
第三京浜道路の港北JCTと、首都高速横羽線の生麦JCTとの間を結ぶ8.2キロの路線である「横浜環状北線」は、2016年度内に開通する予定となっています。この横浜環状北線は、広大な住宅密集地帯である横浜市北西部と横浜都心部、横浜港を中心とした湾岸エリアとの連絡強化が期待されます。また、環状北西線と合わせて「保土ヶ谷バイパスの、更なるバイパス」の意味合いも強いルートとなっています。

横浜環状北線
起点:神奈川県横浜市都筑区川向町(第三京浜道路 港北IC)
終点:神奈川県横浜市鶴見区生麦2丁目(横浜羽田空港線 生麦JCT)
車線数:4車線(片側2車線)
設計速度:60km/h
完成時期:2016年度(予定)
都市計画道路名:横浜国際港都建設計画道路1・4・6号高速横浜環状北線

周辺環境への影響を少なくする為に、全体の約7割がトンネル構造となっています。

東名高速道路に接続する横浜環状北西線
北線の港北JCTから東名高速道路(横浜青葉JCT)までの約7.1キロの区間「横浜環状北西線」は2021年度の開通予定となっています。前述の通り、東名高速道路を下りた車が横浜都心部や横浜港方面へ向かう際のルートとなります。

横浜環状北西線
起点:神奈川県横浜市青葉区下谷本町 横浜青葉インターチェンジ・ジャンクション(仮称)
終点:神奈川県横浜市都筑区川向町 港北ジャンクション・港北出入口(仮称)
延長:約7.1km
車線:4車線
道路規格:第2種第1級
設計速度:60km/h

2005年(平成17年)の8月に、道路が通過するおおむねのルート・構造の計画が公表されました。全長7.1キロのうち、4.1キロはトンネル区間となる予定です。2012年(平成24年)度に横浜市と首都高速道路株式会社が事業着手しました。

圏央道との共有区間でもある横浜環状南線
「横浜環状南線」の釜利谷JCT~戸塚IC間、約8.9キロの区間は、圏央道の一部でもあります。この南線の区間は北線や北西線よりも一足早い2015年度に開通予定となっています。

横浜環状南線
起点:神奈川県横浜市金沢区釜利谷町
終点:神奈川県横浜市戸塚区汲沢町
全長:8.9km
規格:第1種第3級
設計速度 :80km/h
車線数:6車線
都市計画道路名:横浜国際港都建設計画道路1・3・3号高速横浜環状南線/鎌倉都市計画道路1・3・1号高速横浜環状南線

横浜市 道路局 事業調整課 横浜環状道路トップページ
http://www.city.yokohama.lg.jp/doro/jigyochosei/kanjodouro/
JR6線またぐ橋、24分で架設 ケンプラッツ
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20131009/635429/?P=6

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整備が進む首都圏の道路:三環状の外側、圏央道の整備について

2014年07月10日 08時00分00秒 | 都市の時代と、東京


まず最初に、東京始め首都圏の道路ネットワークは1964年(昭和39年)に制定された「3環状9放射」の構想を目指して整備が進められています。1968年(昭和48)に東名高速道路が首都圏側(東京IC-厚木IC)間で開業して以来、着々と工事が進められてきました。放射高速道路の整備は比較的スムーズに進んだのですが、環状高速道路の整備が遅れています。なお日経新聞の記事によると、海外主要都市の環状道路は、整備率でロンドンが100%、パリが85%。これに対し、東京の3環状は2012年度末時点で59%にとどまっているのだそうです。

3環状
1.首都圏中央連絡自動車道-東京湾アクアライン(40-60km圏)
2.東京外環自動車道 (第二東京湾岸道路)(15km圏)
3.首都高速中央環状線-首都高速湾岸線

9放射
1.東京湾岸道路 首都高速湾岸線東京以西-横浜横須賀道路
2.第三京浜道路-横浜新道
3.首都高速3号渋谷線-東名高速道路
4.首都高速4号新宿線-中央自動車道
5.(10号線)-関越自動車道
6.(首都高速1号上野線延伸)-首都高速川口線-東北自動車道
7.首都高速6号三郷線-常磐自動車道
8.首都高速湾岸線東京以東-東関東自動車道
9.首都高速7号小松川線-京葉道路-館山自動車道

圏央道は、3環状の一番外側の環状高速道路であり、東京都心から半径40~60キロ圏を描くルートとなっています。

圏央道、正式名称「首都圏中央連絡自動車道」の概要
神奈川県横浜市金沢区から東京都・埼玉県・茨城県を経由し千葉県木更津市に至る、都心からおおむね半径40-60kmの位置を環状に結ぶ高規格幹線道路であり、総延長は約300キロです。経由都市は横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田、木更津などの東京への通勤圏ギリギリの場所が多いです。沿線には横浜港や成田空港などの物流拠点が存在します。

2014年7月現在ですが、上記の引用地図を見てみると、開通している区間と未開通の区間が混在している状況です。2014年度から2015年度にかけて、未開通の個所が一気に開業することになり、完成に近づきますね。

2014~2015年にかけて、横浜港から東名高速へのアクセスが改善される
神奈川県区間で未開通区間が
1.釜利谷JCT~藤沢IC(2015年度)
2.東名・海老名JCT~寒川北IC(2014年度)
となっていますが、約2年後には神奈川県区間は全線開通することになります。今までは日本有数の国際貿易港である横浜港から東名高速、中央道、関越道方向へ向かうには、一度首都高速で東京都心部を経由しなければならなかったのですが、圏央道が開通することによって迂回しながら走ることが出来るようになります。

東京区間と埼玉区間も数年以内に全通へ
圏央道が開通する以前は外環道や中央環状線がその役割を担ってきていましたが、これによって外環道や中央環状線の渋滞緩和も期待されます。

千葉県区間は開通未定の場所も
稲敷IC~東関東道・大栄JCT間は2013年から14年度にかけて開通することになりますが、肝心の成田空港の脇を通ることになる大栄JCT~松尾横芝IC間は工事未定となっています。

「羽田空港から新宿まで20分」、3環状道路整備にめど 五輪で変わる東京(4) 日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK04024_U4A300C1000000/

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整備が進む首都圏の道路:首都高速10号晴海線と晴海大橋

2014年07月09日 08時00分00秒 | 都市の時代と、東京


晴海ふ頭の晴海客船ターミナルから撮影した「晴海大橋」の全景です。現在、首都高速道路の中で10号路線となる「晴海線」の整備が進められています。首都高速晴海線は、湾岸線の東雲JCTから晴海大橋上に設置される晴海仮出入り口までの約2.7キロの区間の高速道路です。

1993年(平成5年)7月:都市計画決定
2009年(平成21年)2月 : 豊洲出入口-東雲JCT開通(暫定2車線)
2015年(平成27年)度(予定): 晴海出入口-豊洲出入口(暫定2車線)

「こんな何もない埋立地に高速道路なんか延ばしてきて、一体だれが利用するんだ?」と思われるような路線ですが、都心部と高速湾岸線とを結ぶ高速9号深川線・11号台場線(レインボーブリッジ)のバイパス的機能を持っているのです。また、近年の再開発によって人口が増加している晴海地区や豊洲地区などの物流を担う道路ネットワーク整備としての意味があります。

豊洲地区や晴海地区の中から首都高速を利用しようとすると、一番近いインターチェンジは都心環状線の銀座出入り口となります。そのため、晴海ふ頭から銀座方面へ伸びている勝鬨橋に車の流れが集中することになり、晴海通りの慢性的な交通渋滞の要因の一つとされてきました。今回の晴海線が開通すると、車の流れが晴海線を経由して湾岸線に誘導されることになり、晴海通りの渋滞緩和に役立つことになります。



首都高速道路株式会社の晴海線専用ページから拝借した路線図です。2014年7月現在、湾岸線の東雲JCT~豊洲出入り口間が既に開通しています。豊洲ふ頭周辺では高層タワーマンションや商業施設が出来て人口が増えていて、豊洲新市場や2020年の東京オリンピックの競技会場が整備されることになります。

2015年度には、豊洲ふ頭と晴海ふ頭を結んでいる「晴海大橋」の中まで延伸されます。晴海ふ頭は東京オリンピックの選手村が整備されるなど、これから5年程の間に一気に開発が進むことになります。

晴海大橋の造りですが、橋の中央部分に首都高速晴海線の高架と出入り口が設置され、その両側に放射34号線の一般道路(晴海通りの延伸部)が通っています。

首都高速道路株式会社 晴海線
http://www.shutoko.jp/ss/tokyo-smooth/harumi/index.html

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整備が進む首都圏の道路:環状第2号線は晴海、豊洲方向へ延伸へ

2014年07月08日 08時00分00秒 | 都市の時代と、東京


環状第2号線、正式名称「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」は、東京都江東区有明2丁目から港区新橋、新宿区四谷を経由し千代田区神田佐久間町1丁目に至る都市計画道路です。

神田佐久間町から反時計回りに水道橋、四ツ谷駅前を経由して虎ノ門までの約8キロの区間は「外堀通り」として既に供用中であり、有明と豊洲を結ぶ約1キロの区間も開通しています。現在整備されているのは、その間となる豊洲と虎ノ門を結ぶ約5キロの区間です。

都心部と晴海・豊洲地区を結ぶ大動脈の役割が期待される
現在、東京都心部と晴海や豊洲地区を結ぶ通りは「晴海通り」しか存在しないのが現状です。1990年代までは晴海地区や豊洲地区は工場街や倉庫街、造船所や空き地だらけの埋立地でしかなかったので、特に問題は生じていませんでした。しかし、現在の豊洲地区や晴海地区は高層タワーマンションや、オフィスビル街の副都心機能が高くなってきていて、晴海通りの交通渋滞が激しくなってきています。

環状第2号線の虎ノ門~豊洲間が開通することによって、晴海通りの渋滞緩和が期待されます。また、環状第2号線は2020年に開催される東京オリンピックの際の輸送インフラとしても期待されています。晴海ふ頭内には選手村が整備され、豊洲や有明地区は競技会場が集中して整備されることになるからです。

新橋~虎ノ門間は、2014年3月末に開通
2014年(平成26年)3月29日に新橋-虎ノ門間は地上街路部とあわせて開通しました。地下トンネルの名称は「築地虎ノ門トンネル」となっていて、トンネル上部には複合施設「虎ノ門ヒルズ」の高層ビルが建っています。地上区間の虎ノ門~新橋間には「新虎通り」の愛称が付けられています。築地虎ノ門トンネルの新橋出入り口-築地間の工事は現在も続けられています。



東京都都市整備局のページから拝借した環状第2号線の路線図の全景地図です。神田佐久間町から反時計回りに虎ノ門(特許庁前交差点)までの区間は「外堀通り」として供用中です。

汐留-虎ノ門間は、2003年(平成15年)に事業化され、2005年(平成17年)に着工されました。築地から汐留交差点を経て国道1号までの区間は地下トンネル「築地虎ノ門トンネル」であり、国道1号交点から外堀通り交点までは平面交差の形態となっています。

築地虎ノ門トンネルの東側坑口(築地側)から現在の築地市場付近で地上に出て、隅田川を橋梁で渡って晴海ふ頭へ至る構造となっています。この区間は2015年に開通する予定だったのですが、遅れています。2020年の東京オリンピック開催までには開通することになると思います。




虎ノ門~豊洲間の縦断面図です。虎ノ門から築地までの都心部のオフィスビル街の中は「築地虎ノ門トンネル」によって地価区間を通ります。途中で新橋出入り口と汐留出入り口が設置されます。築地市場跡地周辺から東側は地上区間となり、隅田川には(仮称)隅田川橋梁、晴海運河には豊洲大橋が架橋されます。

「羽田空港から新宿まで20分」、3環状道路整備にめど 五輪で変わる東京(4)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK04024_U4A300C1000000/?df=4

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