緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

初冬の麻布台散策:飯倉交差点を越えて外苑東通りへ

2012年11月30日 14時11分07秒 | 城南・港区全域


港区の西久保八幡町の歩道橋の上から見下ろすと、飯倉交差点に向かって緩やかな上り坂が続いています。麻布台地の斜面の上に市街地が続いています。




桜田通り(国道1号線)はこの先で緩やかな左カーブを描きながら南へ続いていきます。カーブを曲がった先に飯倉交差点があります。




この界隈は「港区の麻布台一丁目」という名前の地区です。




桜田通りから西側の高台を見上げると高層ビル群が密集していて、後ほど飯倉交差点や飯倉片町を迂回して寄ってみたいと思います。




虎ノ門五丁目地区から麻布台一丁目地区へと入ると、中層マンションが多く立ち並ぶようになり、住宅地の雰囲気が強くなってきました。




住宅地のイメージが強い麻布台地区ですが、ロシア連邦大使館や外務省飯倉公館などの施設も多いのが特徴です。




「麻布台一丁目交差点」を通り抜けていきます。この地域は以前は「麻生飯倉町」と呼ばれていましたが、現在は飯倉交差点だけにその名称が残されていることになります。




「八幡神社」の緑地帯の奥には「アークヒルズ 仙石山森タワー」がそびえ立っています。




坂上に到着すると、桜田通りと外苑東通りが交差している「飯倉交差点」です。麻布台の丘陵地帯と、芝公園の丘陵地帯の尾根筋にある交差点で、周辺は非常に複雑な地形となっています。




飯倉交差点から六本木方面へ伸びている外苑東通り、さらに上り坂が続いています。飯倉交差点はロシア連邦大使館のすぐそばにあるので、常に制服警察官の人たちや警備車両が待機していて、物々しい雰囲気に包まれています。




交差点からもロシア連邦大使館の鬱蒼とした緑地帯の敷地を見通すことができました。「飯倉」という地名は太古の昔(大化の改新と同時期)に米を備蓄する倉庫があったからであると伝わっています。港区の東側の低地は海や湿地帯だったのですが、この界隈は古代から陸地が広がっていたことを示しています。




飯倉交差点を起点に六本木方向へ伸びている「外苑東通り」を散策していきます。この通りは六本木・北青山・信濃町を抜けて、新宿区の江戸川橋まで伸びている大通りです。




振り返って桜田通り(赤羽橋方向)を撮影してみました。飯倉交差点の南側も緩やかな下り坂となっていて、まさに尾根筋に位置している交差点であることが見て取れます。




飯倉交差点の全景を撮影してみました。




外苑東通りを六本木方向へ進み、飯倉片町交差点へ向かいます。正面左に見える敷地がロシア連邦大使館となっています。




ロシア連邦大使館前から振り返ると愛宕山グリーンヒルズのツインタワーが見えました。




次回の記事では外苑東通りを歩いて飯倉片町交差点へ向かいます。

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初冬の麻布台散策:愛宕山を越えて麻布台の市街地へ

2012年11月29日 18時36分53秒 | 城南・港区全域


愛宕山の山頂にある愛宕神社への参道「出世の石段」が見えました。この石段を一気に登れば標高26メートルの山頂まで行くことができます。初めて見たときは東京都心部のど真ん中に突然緑地帯が現れたので唐突な感じを受けたことを覚えています。




出世の石段は実際に登ってみるとものすごく急なので、手すりを掴まないと危険でした。




石段を上り切ると愛宕神社の境内に出ることができます。愛宕神社は1603年(慶長8年)に徳川家康の命により創建されました。また、徳川家康が信仰した勝軍地蔵菩薩を勧請し、別当寺である円福寺に祀ったことから始まります。




愛宕山の山頂には「NHK放送博物館」の建物があります。日本放送協会(NHK)の前身の一つである社団法人東京放送局(JOAK)はこの愛宕山に放送局を置き、1925年の日本初のラジオ放送はこの愛宕山から発信されたのです。




愛宕山の東側斜面、地下鉄日比谷線神谷町駅方向へ降りることができる階段が設置してあるので降りてみたいと思います。




こちらの階段もかなり急な斜面を一気に下っていきますが、出世の階段ほどきつくはありません。斜面の周辺には中層マンションの建物がすぐそばまで迫ってきています。




階段を下りた先には「愛宕山トンネル」の北側の坑口が見えました。このトンネルは昭和5年(1930年)に竣工した古いトンネルで、東京23区内では唯一の山岳トンネルとなっています。




愛宕山トンネル前を抜けて、丘陵地帯の西側を通っている桜田通り(国道1号線)に出てきました。ここからしばらく桜田通りを麻生方面へ向かって進み、飯倉交差点を目指します。




標高20メートル前後の「麻布台」と呼ばれている丘陵地帯の斜面の上に中層マンションやオフィス街の市街地が広がっていて、港区のイメージを絵に描いたような町並みが続いています。




とは言ってもこの周辺は虎ノ門のオフィス街に程近い場所なので、やはり業務地区の雰囲気が強かったです。実際にこの地区の住所表示は「港区の虎ノ門四丁目」となっています。




「虎ノ門」という地名を聞くと今までは霞ヶ関の中央省庁街の南側にあるオフィス街のイメージしかなかったのですが、実際に歩いてみると起伏に富んだ町並みなのだなと感じました。




東京地下鉄日比谷線の神谷町駅前にやってきました。駅前の立地なので商業施設などが数多く見受けられました。以前はこの地域は港区の「芝神谷町」と呼ばれていたのですが、昭和52年(1977年)の住居表示実施により虎ノ門地区と呼ばれるようになったのです。




駅前から100メートルほど奥へ入った場所には「テレビ東京」の本社ビルが建っている等、画一的なオフィス街の風景の割には日本を代表する大企業の本社ビルが集まっています。




桜田通りの更に西側には麻布台地の高台へとつながっている坂道が見えます。この高台の上には世界各国の大使館やホテルオークラ、アークヒルズ等の施設が集まっています。正面に見える高層ビルは「アークヒルズ 仙石山森タワー」です。




正式な住居表示は虎ノ門五丁目地区ですが、旧町名の「芝八幡町」地区へと入っていきます。次回の記事では高台に位置する飯倉交差点を抜けてロシア連邦大使館前へ向かいます!!!




八幡町の歩道橋の上から北側(虎ノ門方向)を撮影してみました。緩やかな下り坂となっている大通りと沿道のオフィスビル街、その奥には建設中の「環状2号線プロジェクトⅢ街区」の高層ビルが見えました。




この桜田通り(国道1号線)を北へ向かうと霞ヶ関の官庁街を突っ切り、皇居の桜田門の前に出ることができます。




愛宕山と、アークヒルズや各国大使館が集まっている麻布台の高台の間に位置しているのが虎ノ門のエリアです。

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初冬の麻布台散策:曹洞宗青松寺と愛宕山周辺の街並み

2012年11月28日 12時27分33秒 | 城南・港区全域


愛宕山の斜面の西側に敷地が広がっている「曹洞宗青松寺」の境内に少し寄っていきたいと思います。その後愛宕山へ登ってみたいと思います。東京都心部の中でも高層ビル群に囲まれた寺院というのは珍しいのではないでしょうか。




アークヒルズや六本木ヒルズなどを手掛けている森ビルによって建設された「愛宕山グリーンヒルズ」。オフィスビルとタワーマンションからなるツインビルと、隣接している愛宕山が緑地帯の役割を果たしています。




愛宕山グリーンヒルズの地下駐車場入口に隣接する形で青松寺の山門が建っています。




江戸府内の曹洞宗の寺院を統括した江戸三箇寺の1つで、太田道灌が雲岡舜徳を招聘して文明8年(1476年)に創建されました。当初は武蔵国貝塚(現在の千代田区麹町周辺の古地名)にあったのですが、徳川家康による江戸城拡張に際して現在地に移転しました。




愛宕山の西側斜面に敷地が広がっている青松寺、山門から本殿まで階段を上がる参道になっています。本店の背後には愛宕山の緑地帯が広がっているのが見えます。




境内は誰もおらず、閑散としていました。




敷地を挟むように愛宕山グリーンヒルズのツインタワーが建っているので、上を見上げると常に視界に入ってきます。




青松寺の敷地を出て、再び愛宕山へ向かって散策を続けます。愛宕山グリーンヒルズ周辺も車の往来は結構多かったのですが、人通りはほとんどなかったです。




既に高さが100メートル以上に達している「環状二号線プロジェクトⅢ街区」の超高層ビルを眺めながら散策していくことになります。森ビルのプレスリリースなどを読んでいても、六本木ヒルズや表参道ヒルズとは根本的に全く違う再開発工事なので、今から完成が待ち遠しいです。





愛宕山トンネルへと通じている道路ではなにか工事が行われていました・・・。




神谷町方面へ抜けることができる「愛宕山トンネル」周辺では道路工事が行われていましたが、通行自体は出来るみたいです。




周辺は中層マンションとオフィスビル外が混在している地域となっていますが、やはり住宅街の雰囲気の方が強かったです。とは言っても500メートル程北へ向かうと新橋のオフィス街が広がっています。




「環状二号線プロジェクトⅢ街区」の高層ビルが目の前にまで迫ってきました。愛宕山は新橋や虎ノ門地区とは目と鼻の先にあるのです。




現在再開発工事が実施されている虎ノ門一丁目や隣接している西新橋地区はこれまでオフィス街がどこまで続いているだけのエリアだったのですが、東京で2番目に高い超高層ビルの出現によってそのイメージが一変してしまうかもしれません。




愛宕山前を通っている大通りを北へ進むと虎ノ門や霞ヶ関といった日本屈指のビジネス街に出ることができます。そのど真ん中にビジネス・商業の複合施設が完成すると人の流れそのものが変わることは確定です。まさに東京の一番の一等地の再開発工事が今まさに行われているのです。




愛宕山の周辺は新橋・虎ノ門のビジネス街、麻布台の住宅密集地、芝公園の緑地帯などに囲まれているエリアとなっています。

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初冬の麻布台散策:地下鉄御成門駅前から愛宕二丁目まで

2012年11月27日 21時42分07秒 | 城南・港区全域


11月中旬の平日、東京都営地下鉄三田線の御成門駅にやってきました。愛宕山や麻布台といった東京都心部南部の丘陵地帯を散策していきたいと思います。まずは、御成門駅施設が地下に埋まっている日比谷通りから愛宕山へ向かいます。通勤ラッシュが一段落した時間帯の御成門駅周辺は人通りも多くはなかったです。




御成門駅の地上出口前には「東京都立芝公園」の広大な緑地帯が広がっていて、東京タワーがそびえ立っているのが見えました。芝公園内も平日の午前中の時間帯なので、ひっそりとした雰囲気でした。




芝公園の緑地帯を左手に見ながら「愛宕二丁目交差点」へ向かって歩いていきます。




港区立御成門中学校の脇を歩いていると、前方に「愛宕山グリーンヒルズ・MORIタワー」の高層ビルが見えました。この日の東京の天気は雲一つない快晴な空でした。




前方に「愛宕山二丁目交差点」が見えてきました。




交差点前に立つと愛宕山グリーンヒルズのツインタワーが目の前にそびえ立っているのが迫力満点です。この交差点の北側は「愛宕山」という名前の標高30メートル前後の丘陵地帯となっています。




交差点上野歩道橋に上がってみました。丘陵地帯と言っても丘陵地帯の周辺は住宅地や高層ビルに囲まれており、その地形を確認することは困難でした。江戸時代の愛宕山は遠くからでもその地形を確認することができたそうです。




歩道橋の上から見える超高層ビルは「環状ニ号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業(環状二号線プロジェクト)」、現在虎ノ門一丁目地区で建設中の超高層ビルです。52階建て・高さ247メートルと東京都内で2番目に高い高層ビルとなり、2014年竣工予定となっています。




交差点から南側を撮影してみました。周辺は芝公園の緑地帯と、中層マンションが数多く立ち並ぶ住宅街となっています。マンションとオフィスビルが混在している風景が、いかにも港区らしいです。




ズームで撮影してみると「東京プリンスホテル本館」の建物や敷地の緑地帯を見通すことができました。その奥には「増上寺」の本殿も見えます。




それにしても建設中の高層ビルの存在感やインパクトが大きすぎます。新しいビルの名称はまだ発表されておらず、「環状二号線プロジェクトⅢ街区」の仮称で呼ばれています。一応はアークヒルズや元麻布ヒルズ、六本木ヒルズ等を手掛けてきた森ビルが建築主なので、緑としては「虎ノ門ヒルズ」が有力候補なのではないか?と考えています。




交差点の東側には「東京慈恵会医科大学附属病院」の建物が建っています。東京慈恵会医科大学の新橋キャンパスの敷地内に併設されています。




交差点の西側を撮影してみると愛宕山の丘陵地帯の斜面と繋がっている「麻布台」の高台に広がっている市街地が見えます。台地の上はオフィス街や住宅密集地となっているので立体感を掴みづらいですが、大通りの道路は斜面になっていることから判断することができます。




皇居(江戸城)の南、「城南」と呼ばれている港区は標高20~30メートル前後の丘陵地帯に市街地が形成されていて、立体的な都市景観となっています。この点がどこまでも平坦地が続いている平野の上に整然とした市街地が形成されている大阪中心部と異なっている点だと思います。




愛宕山グリーンヒルズのツインタワーに囲まれた地点に寺院の山門が立っています。




愛宕山の西側斜面に敷地を持つ「曹洞宗青松寺」、住宅地やオフィスビル街に囲まれた市街地のど真ん中にある寺院です。次回の記事でこのお寺に寄ってみます。




都営三田線御成門駅周辺は中層マンションやオフィスビルが混在しているエリアとなっています。日比谷通りの西側から麻布台へと続いている緩やかな上り斜面の地形となっています。

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向寒の日比谷散策:中央省庁街を抜けて国会議事堂前まで(2)

2012年11月26日 12時46分00秒 | 皇居周辺・城西


桜田通りと内堀通りが交差している「桜田門交差点」にやってきました。桜田通りとして北へまっすぐ続いてきた国道1号線はこの交差点で右へ直角に曲がっていきます。タクシーや業務用車両、工事用の大型トラックなど交通量は非常に多かったです。




振り返ると「警視庁本部庁舎」の巨大な建物がそびえ立っています。「桜田門」と言えば警視庁を指す言葉であると一般的にも有名ですね。




桜田門では前門の修復工事のためか、工事用シートに覆われていました。説明版には「桜田濠の石垣の修復工事」となっていましたが、前門の修復も石垣工事の中に含まれているのかもしれないです。




桜田門交差点前から振り返って日比谷方向を撮影してみました。非常に交通量が多い内堀通りの奥にはJR有楽町駅周辺のビル群を見渡すことができます。




ズームで撮影してみると、内堀通りの街路樹や日比谷公園の緑地帯の紅葉はまだ早いみたいです。




「皇居・桜田濠」の広大な水面を右手に見ながら内堀通りを三宅坂方向へ向かって散策を進めていきます。この日は天気が良く(若干、薄雲がかかっている雰囲気でしたが)風もほとんど吹いていなかったので、濠の水面が鏡のようでした。




ズームで撮影してみると国会前庭や憲政記念館の敷地の鬱蒼とした雰囲気に満ちている緑地帯が見えました。(あくまで局地的ですが)東京都心部は全国の平均的な地方都市よりも緑豊かな場所なのだと思います。特に自然の生態系豊かな皇居が都心の中心に位置していることが大きいと思います。




皇居の敷地を撮影してみました。この鬱蒼としている緑地帯の中に両陛下がお住まいの御所があります。




徐々に緩やかな上り坂となってる内堀通りをしばらく歩いていると平河町方向を見渡せるようになってきます。桜田濠の水面ではクレーン船によって何か作業が実施されていましたが、浚渫作業かなにかでしょうか?




ズームで撮影すると「最高裁判所」の庁舎の建物が見えました。司法権を担当する国の最高機関らしく、真っ白な大理石の神殿を連想させる庁舎は、遠くから見ても目立っていました。




皇居の半蔵門周辺のビル群をズームで撮影してみました。皇居の桜田濠に沿った長大な上り坂である「三宅坂」の坂上に位置している門で、標高は30メートルを超えた位置にあります。




やはり皇居そばという立地だからでしょうか、景観に配慮したデザインのビル群となっています。




振り返って桜田門を撮影してみました。桜田門の標高は6.6メートルなので、桜田門前から半蔵門まで散策すると20メートルもの標高差を上らなければいけないことがわかります。




桜田濠の石垣や皇居外苑の緑地帯越しに見渡す丸の内・大手町の高層ビル群です。散策日は11月の上旬なのですが、もうそろそろ皇居外苑周辺の紅葉がピークを迎える頃です。




「国会前交差点」に到着しました。国会前庭・憲政記念館の敷地に沿って三宅坂の長大な緩やかな上り坂が続いています。坂と言うよりは地面全体が斜めに傾いている感覚です。




国会前提前の急坂を登れば国会議事堂はすぐそばです。この日はそんなに制服警察官の人たちや警備車両の姿をそんなに見かけなかったのが不思議でした。




坂を登りきると「国会正面前交差点」に着くことができます。周囲は人通りも車の往来もほとんどなく、シーンと静まり返っていました。




そばにいた制服警察官の方に断ってから衆議院・参議院正門前から国会議事堂を撮影しました。これで11月の日比谷散策は終わりです。このあと地下鉄国会議事堂前駅の入口へ向かいました。




国会正門前で散策は終わりです。

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