★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

源氏物語ミュージアム

2008年09月23日 | 徒然なる日常
こちらのブログを始めて、結構長くなるのですが、昨日、初めて992位とランクインなるものをさせていただきました。
正直、たいした話も書いておりませんし、アクセスとか考えたこともなく、好き勝手にヲタ話を中心に書き綴っていたので、「い、一体何故!!??」と不思議でしたし、ビックリもしました。
そしたら、皆様、B’zのライブレポの記事で来て下さっていたのですね(^^)
そういえば、日曜日が、B’zの20th記念ライブツアーの最終日でしたからね(^^)b
あまりたいしたレポではありませんでしたが、何か、お役に立てたなら幸いでした。ありがとうございます。

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さて、日記です。

先日から、日記に書いておりましたが、9月21日(日)に、宇治にあります源氏物語ミュージアムに行って来ました~。

こちらの博物館、前々から知っていたのですが、なかなか行く機会が無くって。で、今年の夏は、リニューアル工事のため、しばらく閉館していたのですよね。で、9月にリニューアル再オープンしたばかり。なので、もしかしたに、混み混みかなぁと思い(そもそも宇治は観光地ですしね)、am9時開館と同時に着くように家を出ました。
宇治って、京都からすぐ・・・と思っていたのですが、意外と時間かかりましたです。JRの宇治線って、結構、スピード遅いと思う。多分、そんに遠くないはずなのに、時間は結構かかりましたです。

そして、8時半くらいに宇治到着。
ミュージアムは、駅から少し歩かなくてはいけないので、宇治散策も兼ねて、ブラブラしてみました。
天気は、あいにくの雨。傘を差しながらの散策です。

JR宇治駅前にて。

宇治橋の袂に紫式部象発見。

近くで見てみると、ふっくらとしたお顔に、表情がありそうな目つきで。
なんか息遣いを感じました。
すごく賢そうなお顔です。
でも、あの時代に、あんなに長い小説、しかも、すごくしっかりとしたプロットの元、書かれた物語を作られた人ですから、すんごく才女だったんだろうなぁと思います。羨ましいです、ホント、尊敬します(憧)
で、紫式部さんの写真を撮ったり、ツーショットで写真に写ったりり(笑)して、宇治橋を渡りました。
源氏物語ミュージアムは、ここから、まだ10分くらい歩かないといけません。
が。
宇治橋を渡った直後から、小雨だった雨が、いきなり、豪雨に!!!!
すごい豪雨ですよ!?
折りたたみの傘をさしていたのですが、あまりに雨脚が強すぎて、全く役に立たず。つーか、ないよりマシ状態。
「ミ、ミュージアムはどこぉぉぉ、まだぁぁぁぁ(><)」
と想いながら、必死で歩きましたです。
いえ、ホント。
もし、まだ駅付近にいたのだったら、駅で雨脚が収まるのを待つとか、タクシーを使うとか出来るのですが、もう、ちょうど、駅とミュージアムの中間地点まで来ていたので・・・。戻ることも出来ず、さりとて、雨宿り出来そうなものもなく・・・進むしかなかったのです。
という訳で、景色を楽しむこともなく、歩いて・・・。
やっとのことで、ミュージアムに着きました。
まだ、開館5分前でしたので、博物館は閉まっていたのですが、とりあえず、エントランスには入れたので、そこで、濡れた髪や服を拭いたりしていましたorz
いや、ホント、髪の毛も服も絞れるくらい濡れましたですよ~。

なんかもう、いきなり、初っぱなからズクズクで、テンションも激しく下がったのですが、9時キッカリにミ開館し、中に入ると、一気にテンションが上がりました!!

この博物館は、主に4つの部屋から成り立っていまして。

まず、入ってすぐの、「平安の間」には、等身大の人形で再現された、「空蝉」のシーンが。
空蝉と軒端荻が碁をを打っている様子を、垣間見てしまう(覗き見てしまう?笑)源氏のシーンです。部屋の調度品とか、人形の着物も綺麗で、良かったです。ホント、等身大の平安絵巻という感じで、大満足。

また、牛車も展示してありました。
牛車って、平安貴族の移動時の足ですが、実は、そのデザインや仕様など、貴族の身分によって、色々と制約があったそうなんですって。
なので、牛車を見れば、中に乗ってる人の身分が大体判るらしいですね。
牛車には、やはり、等身大のお姫様の人形が乗っていたのですが、牛車の前に掛かっている御簾(?)みたいなので、微妙に顔が隠れてて・・・絶対に顔が見えないんですよ・笑
やはり、当時はこんな風に、女性は顔を見せなかったのでしょうね~。

また、六条院のミニチュアもありました。
春夏秋冬の対屋が、細かく作り込んであって、魅入ってしまいました。

その他には、宮中の年中行事の説明などがありました。ちょうど、今の季節、秋の説明がメインで興味深かったです。

そして、スクリーンでは、源氏物語の簡単な説明が、3分おきに流れていました。源氏物語に詳しくない方も、このスクリーンで上映されている説明を聞けば、だいぶ、判るのではないかなぁと思います。

そんな感じで、平安の間を楽しんでいたら、am9時半。

ここには、ミニシアターがあって、毎時0分と30分に、『橋姫』という20分間の映画を上映しているそうで。
俳優の緒方拳さんがナレーションをされたり、また、女優の白石加代子さんなどが出演されています。
こちらも見てきました。
まず、シアターがすごくオシャレなのにビックリ。雰囲気あるなぁ~。
そして、いよいよ、映画開始。

私、『橋姫』ってタイトルを聞いて、てっきり、宇治十帖の最初の章『橋姫』の映画化なのかなぁと思っていたら、そうではなくて。宇治十帖全体を判りやすく短くまとめた映画だったのですよ。
私自身、宇治十帖は、あまり読み込んでいなかったので、忘れていた部分も多く、この映画を観て、いろいろ思い出しました。
でも、ホント、たった20分の中に、すごく要点を入れてまとめてある作品で、すごいと思いました。
ホント、面白い映画でした。

映画を見終わった後は、宇治の間へ。
ここは、宇治十帖がメインの展示室です。
等身大の人形で、匂宮や浮船が居たり、また、薫が、大井君と中の君を垣間見てしまうシーンが再現されていました。

そして、ここのスクリーンでも何分かおきに、映像が流れます。
そのスクリーンでは、宇治十帖のあらすじを詳しく説明してあり、その説明に合わせて、人形にスポットが当たったりと、なかなか凝った造りです。
また、平安時代のお香も展示してあり、お香好きな私は、スーハーやってました。

二つの展示室を出ると、テレビが置いてある部屋がありまして。
長い年月を経て、色褪せてしまった源氏物語絵巻を、再現させようとするプロジェクトに関するビデオが。
このお話、以前、NHKスペシャルか何かで見たことがあります。
平安時代の色遣い・・・。是非とも、見てみたいものですね。

また、源氏香に関する説明も展示してありました。
源氏香!!!!
実は、すごく興味があるのです~。
ちょっとルールは複雑なので、説明は省略しますが、ごくごくごくごく簡単に言うと、5種類のお香を5個ずつ組み合わせて1セット。で、その5個のお香が何か当てるという感じで。
よく和菓子なんかに、源氏香のマーク(?)みたいなのが乗ってるのをみると思います~。(下のお土産のストラップの写真↓↓↓↓  ストラップが入ってる袋に見えているマークが源氏香のマークです)
うわぁぁ、私も、やってみたい!!!!!

そして、特別展示室では、企画展で、写本の数々が展示してありました。
いろいろな時代、いろいろな人達の手によって作られた写本。
当然、今みたいに、コピーとか印刷なんてないわけですから。
あれだけ沢山のものを写し取ろうって・・・すごく情熱がないと出来ないですよね。
そうそう。
ちょっと、笑えたのが。
ある写本は、『桐壷』からでなく、『若菜』の章から写されたのですって。
その理由としては、「『若菜』は一番長い章なので、途中で挫折することを回避するために、最初にすませておいた」ことが伺えるそうで(^m^)

展示関係は、以上なのです。
ちょっと、物足りないかなぁ~という感もありますが、500円の入館料としては、メチャメチャ楽しませていただいた気がします。
それに、源氏物語の雰囲気は、しっかり味わえます~。

で、展示を見終わった後は、『花散里』という売店&喫茶に。
売店では、少しお買い物。
ストラップと竹栞。

そして、ここに来たら、絶対に食べようと思っていた、「源氏物語千年記念パフェ」を食べました。

和風パフェとお抹茶。
美味でした~~~~っっ。
ダイエットの件を忘れるひととき・笑
お抹茶が苦手なオットは、普通のお茶が付いているぜんざいセットを頼んでいました。
確か、メニュー一つ一つに、源氏物語の章の名前が付いていたような。
私が頼んだのは「夢浮橋」。
セットを注文すると、ちりめんの栞もいただけました~。



また、ショップにはPCが置いてあって、色々と遊べました。
源氏物語クイズとか、性格診断で自分は源氏物語のどの登場人物のタイプかを診断するなどなど。
性格診断では、私は、明石の君と出ました。
思慮深く謙虚ですって~~~。わ~い\(^0^)/
・・・え? 当たってない・・・????
オットは、薫と出たような。ほんまかいな・笑

はたまた、PCを使って、こんな合成写真も撮れちゃいます・笑
1枚100円でプリントアウトできるので、私もやってみました。
ベル姫様じゃ~。

これって、要は、平安時代スタイルの雛形があって、その顔の部分だけ穴が開いているのですよ。で、その穴に自分の顔を合成するという。
・・・・・・・・・・・・。
でも、合成失敗したorz
なんというか、もっと、後ろに下がって写真撮らなきゃいけなかったのに、前に近付き過ぎちゃって・・・。
顔がアップ過ぎて、顔の穴の中に微妙に収まりきらなかった・爆

そうそう。
この写真、横髪や後ろ髪は合成ですが、前髪だけは、自分の髪です・笑
前髪だけは、なんか巧く入ったかも・爆笑

そういや、この写真見て、オットがなんて言ったと思います??

「厳しそうな女御様なやぁ。絶対に、自分より人気の、若い女御とか更衣がいたら、イジメまくりそうや!」

だって。
なんてことを!!!!!

ムキー(`□´)


こんな感じで、源氏物語を満喫した一日でした~。

帰りには、国宝宇治上神社を見学したり、宇治の町を少し歩きました。
紫式部が宇治十帖で描いた世界。
宇治川の橋を挟んで、西と東で、極楽と現世のようだった宇治の町。
平安時代は、どんな感じだったのでしょうね。