今日は、映画『シン・ゴジラ』の感想をば♪
山口の帰省から戻ってきて、すぐに見に行ったのですが、感想を書くのが遅くなってしまいました(^^;;
『エヴァンゲリヲン』シリーズでお馴染みの庵野秀明監督作品とのことで、とても楽しみにしていたのですよね~。
もう、期待していた以上にめちゃめちゃ面白かったです!!
出来れば、もう一回見たいくらいっっ(≧▽≦)
突如として起こった、東京湾アクアトンネルの崩落事故。
未確認の海底火山が爆発したのか、はたまた、海底の水蒸気が噴出したのか・・・首相官邸での緊急会議では、事故原因を特定できず、国民に如何に発表するかの議論が白熱していました。
そんな中、内閣官房副長官・矢口は、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘します。
「そんなSFみたいな馬鹿なことがある訳ない」
と、その場で一蹴された矢口の意見ですが、その直後、海上に巨大不明生物が出現。
そして、上陸し、街を破壊しながら突進してくるのでした。
その謎の巨大生物は、一旦は海に帰って行くものの、その生物が通ったルート上だけ放射能の数値が高くなっていたりと、謎は残ったまま。
そして、どう対処を取ったら良いのか政府内でも混乱が続く中、またしても、巨大生物が海から現われ、再上陸。
しかも、その生物は、前回上陸時より、更に大きく、進化していたのです。
政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、「ゴジラ」と名付けられた巨大不明生物を攻撃させます。
がしかし、兵器の攻撃すら効かないゴジラは、どんどんと東京を破壊し尽くしていきます。
そして総理大臣を始めとする、政府の要人たちも、ほとんどがゴジラの破壊に巻き込まれ死亡。
矢口は生き残った者達だけで、なんとか政府の体制を立て直し、ゴジラから日本を守ろうと奔走するのでした。
・・・というお話。
凄く面白かった!!
この映画、「ゴジラ」ではありますが、ゴジラを怪獣としてではなく、未曾有の災害として捉えている点がとても興味深く、面白かったポイントです。
なので、ゴジラが出て来るシーンは、あまり多くないです。
むしろ、ゴジラより、未曾有の災害に襲われ、どんどん破壊されていく首都を、国を、どう守るのか?
政府など、国の機関の人間達が話し合い、どう対策を取るべきが考え、奔走するシーンの方が映画の殆どを占め居てます。
今まで前例のなかった出来事に、自衛隊をどう出動させ、国内での武力行使を行うのか?
それは、法律に照らし合わせてみてどうなのか?
・・・等々、時間のない緊迫した状況の中で、瞬時の決断に迫られて行く総理たち・・・というのが、実に面白かったです。
っていうか、未曾有の災害というのは、得てして前例がないくらい酷いもので。
もし、現実に、今の日本で、こういう出来事が起こったら、果たして、今の日本政府はどう対応を取るのだろうか? 自衛隊は機能するのだろうか? など、考えてしまいました。
そういう意味では、ゴジラという架空の怪獣が引き起こす破壊の物語ではありますが、なんだか、とてもリアルに感じられて。凄く怖かったのです。
ひとたび上陸すれば、破壊の限りを尽くし、その行動も進路も予測不可能で、逃げ場すらない。
それは、本当に、災害にも似ていますよね。
元々、日本は、台風や地震など災害の多い国ですし。
もしかしたら、今後、ゴジラ並みの大きな災害が起こらないとも限らないわけですし。
物語中の「ゴジラ」が、頭の中で自然に「未曾有の災害」に置き換えられてしまって・・・見ていて、もう、怖くて、怖くて。
映画を見ている間中、ずっと、緊張のしっぱなしでした。
これが、この『シン・ゴジラ』の凄いところかなぁと思うのです。
はたまた、『ゴジラ』といえば、2年前に公開された、ハリウッドゴジラも記憶に新しいですが。
ハリウッドゴジラで描かれていたような、家族の絆や恋愛などの人間ドラマも、今回の『ゴジラ』では一切、出てきません。
ただただ、日本という国を破壊し尽くすゴジラと、なす術もない人間、そして、それに対応しようとする政府の様子を淡々と描いていて。それだけに、よりゴジラの脅威が強調されていたと思います。
そうそう。
監督が『エヴァンゲリヲン』の監督ということもあって、どことなく、エヴァと被ってしまうところも色々ありましたね(^m^)
これは、エヴァファンへのサービスかな?
エヴァファンとしては、嬉しいポイントでした。
音楽も要所要所、エヴァの音楽でしたし。
カメラアングルなんかも、エヴァっぽかった!!
正直、「ゴジラ=使徒」って感じでしたよねっ。
また、最終的にゴジラを倒すときの「ヤシオリ作戦」も、エヴァの「ヤシマ作戦」を彷彿とさせられましたし。
まさかまさかの、エヴァを実写で見ているような雰囲気でした。
エヴァ好きには、タマらない演出だったのではないでしょうか??
それから、CGも良かったと思うのです。
特に、第二形態のツチノコ的なゴジラは、「は??」って感じな外観なのですが(笑)
それが、また、CGでありながら、昭和の着ぐるみ怪獣っぽくもあり。
そういう生き物が、街をどんどん壊していく・・・っていうのが、本当に着ぐるみゴジラ映画みたいで
、なんだか、面白かったです。
そして、少しずつ形態を変えていき、最終的に、お馴染みのあのゴジラ型になっていく過程も良かったですね。
CGでありつつ、どこか着ぐるみっぽくもある味わいのあるゴジラに感じました。
そして。
映画を見て、私がとても印象に残った台詞は、ラスト、いざヤシオリ作戦決行!という時に、自分の身の危険も顧みずに、現場に行こうとする矢口の台詞。
「10年後に総理になるんじゃなかったのか?」
と引き留める同僚に対し、
「自分が10年後に総理になることより、10年後もこの国が存続していることの方が大事だ」
みたいなことを口にするのですよね、矢口さん。
カッコ良かったです!
胸が熱くなりましたです!
ジーンと来ました。
今の日本に・・・ここまで、国のことを考えて動いてくれる人、居るのかな?と考えてしまいました。
「ヤシオリ作戦」も最後の最後まで、エヴァっぽい演出で。
凄くカッコ良かったです。
混沌とした時代に突如現れた、破壊神の化身のようなゴジラの脅威に見舞われる日本。
世界からも見捨てられそうな危険を孕んだ状況下で、必死に、国の為に動き、各方面へと働きかける政府の人間達。
そして、破壊されても、そこから、再生していこうとする日本。
なんだか、良かったなぁ。
怪獣映画というより、災害映画のような印象でしたが、そこが、色々とリアルで興味深かったです。
山口の帰省から戻ってきて、すぐに見に行ったのですが、感想を書くのが遅くなってしまいました(^^;;
『エヴァンゲリヲン』シリーズでお馴染みの庵野秀明監督作品とのことで、とても楽しみにしていたのですよね~。
もう、期待していた以上にめちゃめちゃ面白かったです!!
出来れば、もう一回見たいくらいっっ(≧▽≦)
突如として起こった、東京湾アクアトンネルの崩落事故。
未確認の海底火山が爆発したのか、はたまた、海底の水蒸気が噴出したのか・・・首相官邸での緊急会議では、事故原因を特定できず、国民に如何に発表するかの議論が白熱していました。
そんな中、内閣官房副長官・矢口は、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘します。
「そんなSFみたいな馬鹿なことがある訳ない」
と、その場で一蹴された矢口の意見ですが、その直後、海上に巨大不明生物が出現。
そして、上陸し、街を破壊しながら突進してくるのでした。
その謎の巨大生物は、一旦は海に帰って行くものの、その生物が通ったルート上だけ放射能の数値が高くなっていたりと、謎は残ったまま。
そして、どう対処を取ったら良いのか政府内でも混乱が続く中、またしても、巨大生物が海から現われ、再上陸。
しかも、その生物は、前回上陸時より、更に大きく、進化していたのです。
政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、「ゴジラ」と名付けられた巨大不明生物を攻撃させます。
がしかし、兵器の攻撃すら効かないゴジラは、どんどんと東京を破壊し尽くしていきます。
そして総理大臣を始めとする、政府の要人たちも、ほとんどがゴジラの破壊に巻き込まれ死亡。
矢口は生き残った者達だけで、なんとか政府の体制を立て直し、ゴジラから日本を守ろうと奔走するのでした。
・・・というお話。
凄く面白かった!!
この映画、「ゴジラ」ではありますが、ゴジラを怪獣としてではなく、未曾有の災害として捉えている点がとても興味深く、面白かったポイントです。
なので、ゴジラが出て来るシーンは、あまり多くないです。
むしろ、ゴジラより、未曾有の災害に襲われ、どんどん破壊されていく首都を、国を、どう守るのか?
政府など、国の機関の人間達が話し合い、どう対策を取るべきが考え、奔走するシーンの方が映画の殆どを占め居てます。
今まで前例のなかった出来事に、自衛隊をどう出動させ、国内での武力行使を行うのか?
それは、法律に照らし合わせてみてどうなのか?
・・・等々、時間のない緊迫した状況の中で、瞬時の決断に迫られて行く総理たち・・・というのが、実に面白かったです。
っていうか、未曾有の災害というのは、得てして前例がないくらい酷いもので。
もし、現実に、今の日本で、こういう出来事が起こったら、果たして、今の日本政府はどう対応を取るのだろうか? 自衛隊は機能するのだろうか? など、考えてしまいました。
そういう意味では、ゴジラという架空の怪獣が引き起こす破壊の物語ではありますが、なんだか、とてもリアルに感じられて。凄く怖かったのです。
ひとたび上陸すれば、破壊の限りを尽くし、その行動も進路も予測不可能で、逃げ場すらない。
それは、本当に、災害にも似ていますよね。
元々、日本は、台風や地震など災害の多い国ですし。
もしかしたら、今後、ゴジラ並みの大きな災害が起こらないとも限らないわけですし。
物語中の「ゴジラ」が、頭の中で自然に「未曾有の災害」に置き換えられてしまって・・・見ていて、もう、怖くて、怖くて。
映画を見ている間中、ずっと、緊張のしっぱなしでした。
これが、この『シン・ゴジラ』の凄いところかなぁと思うのです。
はたまた、『ゴジラ』といえば、2年前に公開された、ハリウッドゴジラも記憶に新しいですが。
ハリウッドゴジラで描かれていたような、家族の絆や恋愛などの人間ドラマも、今回の『ゴジラ』では一切、出てきません。
ただただ、日本という国を破壊し尽くすゴジラと、なす術もない人間、そして、それに対応しようとする政府の様子を淡々と描いていて。それだけに、よりゴジラの脅威が強調されていたと思います。
そうそう。
監督が『エヴァンゲリヲン』の監督ということもあって、どことなく、エヴァと被ってしまうところも色々ありましたね(^m^)
これは、エヴァファンへのサービスかな?
エヴァファンとしては、嬉しいポイントでした。
音楽も要所要所、エヴァの音楽でしたし。
カメラアングルなんかも、エヴァっぽかった!!
正直、「ゴジラ=使徒」って感じでしたよねっ。
また、最終的にゴジラを倒すときの「ヤシオリ作戦」も、エヴァの「ヤシマ作戦」を彷彿とさせられましたし。
まさかまさかの、エヴァを実写で見ているような雰囲気でした。
エヴァ好きには、タマらない演出だったのではないでしょうか??
それから、CGも良かったと思うのです。
特に、第二形態のツチノコ的なゴジラは、「は??」って感じな外観なのですが(笑)
それが、また、CGでありながら、昭和の着ぐるみ怪獣っぽくもあり。
そういう生き物が、街をどんどん壊していく・・・っていうのが、本当に着ぐるみゴジラ映画みたいで
、なんだか、面白かったです。
そして、少しずつ形態を変えていき、最終的に、お馴染みのあのゴジラ型になっていく過程も良かったですね。
CGでありつつ、どこか着ぐるみっぽくもある味わいのあるゴジラに感じました。
そして。
映画を見て、私がとても印象に残った台詞は、ラスト、いざヤシオリ作戦決行!という時に、自分の身の危険も顧みずに、現場に行こうとする矢口の台詞。
「10年後に総理になるんじゃなかったのか?」
と引き留める同僚に対し、
「自分が10年後に総理になることより、10年後もこの国が存続していることの方が大事だ」
みたいなことを口にするのですよね、矢口さん。
カッコ良かったです!
胸が熱くなりましたです!
ジーンと来ました。
今の日本に・・・ここまで、国のことを考えて動いてくれる人、居るのかな?と考えてしまいました。
「ヤシオリ作戦」も最後の最後まで、エヴァっぽい演出で。
凄くカッコ良かったです。
混沌とした時代に突如現れた、破壊神の化身のようなゴジラの脅威に見舞われる日本。
世界からも見捨てられそうな危険を孕んだ状況下で、必死に、国の為に動き、各方面へと働きかける政府の人間達。
そして、破壊されても、そこから、再生していこうとする日本。
なんだか、良かったなぁ。
怪獣映画というより、災害映画のような印象でしたが、そこが、色々とリアルで興味深かったです。