★ベルの徒然なるままに★

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映画『キャッツ』

2020年03月04日 | 映画鑑賞記

アップするのが遅くなりましたが、映画『キャッツ』の感想を。

凄くお気に入りで、3回リピーターしちゃいました。

1、2回目はIMAX字幕、そして、3回目は吹替版で(=^・^=)

 

海外版の楽譜も買ったよ。ロンドンからお取り寄せ~♪

 

以前から日記に書いていましたが、『キャッツ』は音楽が大好きで。

学生の頃、まだ劇団四季の舞台を見る前からロンドン版のCDをめっちゃ聴き込んでいました。

初めて舞台で見た時は、すっごく感動した思い出が。

そんな訳で、映画化を知った時から前売りを買ってワクワクしていたのです。

 

■『キャッツ』予告編

T.S.エリオットの『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う方』という詩集のミュージカル化。

日本では、劇団四季の舞台でお馴染みですよね。

新しい命として生まれ変われる猫を選ぶ、年に一度の舞踏会。様々な猫が大集合、歌と踊りで、その個性や人生(猫生?)を見せてくれる・・・というストーリーです。

映画ということで、CGの多用さに賛否あるみたいでしたね。

でも、私は、あの独特な猫人間っぽいCG、全然気にならなかったです。

寧ろ、猫でもあり、人間でもあり・・・みたいな、ちょっとファンタジー感が好きでした。

 

舞台版と比べて、設定や演出が違う部分もありましたが、それは「映画版」として、別世界っ感じで良かったのではないかな?

そして、映画なので、お顔のアップが多め。

確かに、「このシーンは群舞で見たい!」というようなシーンもありました。

でもでも、お顔の表情をアップで見ることが出来るのも、また、映画ならではの良さだと思いました。

 

約110分の内のほとんどが歌とダンス。

ミュージカル好きにはタマりません(≧▽≦)

overtureが流れ始めた時から、舞台を観劇するときのような、心地よい緊張感が味わえました。

映画なんだけど、終始、舞台を見ているかのような気分です。

 

そうそ。

どの楽曲も大好きなのですが、私が特に好きなのが、「鉄道猫スキンブルシャンクス」。

舞台では、歌に合わせて猫たちがガラクタで機関車を作って行きますよね!

映画版でも機関車作るのかなぁと思っていたら、映画版では作らなかったのですね。

でもでも、その代わり、映画ならではのダイナミックな演出があって、夜の鉄橋の線路を猫たちが歌い踊るシーン、汽車のガタンゴトンという音を連想させるタップダンスなどが素敵でした。

 

映画ということで、舞台よりもストーリー性が強く、最初は、ヴィクトリアという捨てられた子猫にジェリクルキャッツを紹介するという形で幕を開けます。

なので、私達はヴィクトリアの視点となって、ジェリクルキャッツの世界を見て行くわけですが、物語が進むにつれ、ヴィクトリアもジェリクルキャッツの一員になり、いつのまにか観客の私達も、ジェリクルキャッツを「紹介される」立場から「その場に一緒に居て体験する」仲間のようになっていってた感覚が最高でした。

そしてそして、どの役者さんも、実に素敵に猫でした。

ヴィクトリアの純真で好奇心旺盛な表情、仕草はまさに子猫のようで、印象的だったです。

 

猫にもそれぞれの人生(猫生?)あり、信念あり、プライドがある。

いつもまどろんでいるように見える猫ちゃんも、実は哲学者だったり!?

案外、人間と猫って、そんなに違いはないのかも!?・・・と思えてきちゃいました。

 

猫ちゃん達が一層愛おしくなるミュージカル映画です。



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