★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

乾くるみ『イニシエーション・ラブ』

2011年02月18日 | 小説・漫画・書籍
最近、色々と本を読んでいたのですが、今日は、その感想を。
乾くるみ著、『イニシエーション・ラブ』。



久々に、

( Д ) ゜ ゜ !!!!!!!!

ってなる鮮烈的な叙述トリックミステリを読みました。

私にしては、かな~り珍しく、恋愛物だったりします(*^^*)b
ええ、男女の恋愛小説ですよ。
BLじゃなくってね。

BL以外の恋愛物って、あんまり読まない私にしては、ホント、珍しい。


と・は・い・え!!!!!!
この小説は、普通の恋愛小説ではなく・・・。
私自身、その作家さんのご著書を読むのは初めてだったのですが、とにかく、帯についていたキャッチコピーに物凄く興味を覚えて。それで、読み始めたですよね。

「必ず、再読したくなる!」
「一見、普通の青春恋愛小説。でも、最後の2行で全く違った小説になる!」
「最後の2行は絶対に最初に読まないで!」
「凄い叙述トリック!!」

などなど。

めちゃめちゃミステリらしい、そのキャッチコピーに惹かれたと言うわけです。


物語は・・・というと。

この小説は、sideAとsideBの二部構成。

舞台は現代ではなくて、バブリー色の強い1987年。
主人公は大学4年生の鈴木夕樹という男子。
恋愛に関しても、オシャレに関しても、全くの奥手で、女の子と付き合った経験のない真面目なオトコノコです。
そんな彼が、人数合わせのためのピンチヒッターとして合コンに呼ばれます。
けれども、古風な彼は、合コンで知り合ったような男と簡単に付き合う女の子なんかと付き合いたくはない・・・と、乗り気じゃないまま、とりあえず参加。
がしかし。
その合コンで、古風で大人しくて真面目そうな、成岡繭子という歯科衛生士をやっている20才の女の子に一目惚れ。
互いに惹かれあった2人は交際を始め、やがて、心も身体も結ばれます。
そして、これまでは学校とバイトだけだった彼の生活はガラリと変わり。
彼女と過ごす幸せで充実した毎日に。
ラブラブで幸せ絶頂の、嬉し恥ずかしい恋人時代~~~♪♪

・・・・・・というのが、第一部、sideAのお話。


そして、物語は、第二部、つまりsideBへと進みます。

時は流れ、鈴木は、大学を卒業し、社会人に。

もともと、東京の大手企業に内定を貰っていた彼ですが。
静岡にいる繭子と離れたくないために、その内定を蹴って、静岡の企業に就職。
けれども、入社早々、才能を評価された彼は、2~3年の間、東京本社への派遣が決定されます。
東京へ派遣されるというのは、将来の幹部候補生になるということ。
つまり、将来の出世を約束される、誰もが憧れるポジション。
けれども、繭子をを置いて、静岡-東京の遠距離恋愛になるのを恐れた彼は、全然嬉しくありません。
しかし、これは会社の辞令。断るわけにはいかず、結局、鈴木と繭子は遠距離恋愛へ。

この頃になると、2人の関係も、ちょっとマンネリ・・・というか倦怠期に入っていたのですが、遠距離になることで再燃。

鈴木は時間的にも、金銭的にも、かなりの無理をして、毎週末は静岡に戻り、繭子との時間を維持しようと努力します。でも、慣れない東京生活に、段々と体調を崩していくのでした。

繭子は相変わらず、一途に鈴木のことを想ってくれているのですが。
やがて、鈴木は、東京の生活にも慣れ、東京での仕事も評価され、更には、東京本社で一番人気の、才色兼備な同僚・美弥子に告白されたことでどんどん自信を付けていきます。そして、そんな彼の心は、静岡の繭子から離れていき、美弥子と二股をかけるようになるのです。


学生の頃は、「自分には繭子しか居ない。彼女と一生を添い遂げるんだ」と固く心に誓っていた鈴木。
そんな誓いを破って、繭子から心が離れていく自分自身に腹を立てたりと、色々と葛藤する鈴木。

しかし。
「この人しか居ない!」と熱く想うのは、恋愛経験の中における、一種の通過儀礼・・・イニシエーションなのではないか?
子供から大人になる過程での恋愛。
それを経験し、そして、その恋愛から卒業することで、人はやっと大人になる。

自分と繭子の関係も、そのイニシエーション・ラブで。
それを卒業して、自分も一人前の大人になるのではないか?

そんな風に割り切った鈴木は、繭子に別れを告げ。
美しくて、頭も良く、家柄も良い、完璧な女性・美弥子に乗り換えます。

そして、クリスマス・イヴ。

1年前は、「繭子しか居ない!」と熱烈に想い、幸せだったのに、次のクリスマスでは、美弥子と一緒に過ごしながら、なんとなく別れた繭子のことを哀れんでいる鈴木・・・・・・。


・・・・・・・と。これがsideBのお話。

ひと組のカップルの、出逢い→熱烈な恋愛期→倦怠期→遠距離恋愛期→破局を描いているお話。
切ないですよね。
あれだけラブラブだった2人が、ちょっと遠距離になっただけで、すぐにこんな風になっちゃうなんて。
私は、繭子という女性は、正直、あんまり好きなタイプじゃなかったけど。
それでも、凄く可哀相で。段々破局に向かう2人の物語を読むのが辛かったです。
学生で、まだ世界が狭かった鈴木。
けれども、社会に出て、東京で働き、自信も付けていき、段々とその世界が広がって行くに連れ、鈴木は繭子とは違う世界を見るようになっちゃったのですよね。
置いてけぼりにされた繭子。鈴木との間の子供を堕胎までしたのに。
鈴木って、なんて酷い男なんだ!


・・・・・・・・・・・と思っていたのですが・・・・・・・・・・。

まさしく、ラストの2行で、「なんとっっっっ!!!!!!(゜□゜;)っ」という、キョーレツな真相が分かるのです。


まさしく、

( Д ) ゜ ゜ !!!!!!!!

って、なりました!!!!!!!!!!!!!!!!







【以下、ネタバレ感想】







いや、最初から、「??????」と疑問に想った点は多々あったのですよ。
でも、その「??????」の理由がハッキリ分からないまま、モヤモヤしたまま読み進めていたわけですが。

ラストの2行で、そのモヤモヤは払拭されましたです。
すごくスッキリしたというか、「ああ、だからか~」と納得。


とりあえず、繭子のコトですが。

この小説は、sideAもsideBも、主人公鈴木の視点で、鈴木の一人称で描かれています。
特に、学生編のsideAは、鈴木は繭子にベタ惚れで、夢中で、メロメロ。

正直、「お前等、ちょっとウザイ」って想うほどのラブラブっぷりです。
まるで、「世界は2人のために♪」(←古)状態。

がしかし!
正直なところ、私は、繭子が、学生だった鈴木が思っているほど、古風でも、真面目でも、清純でもないと想っていましたですよ!!!
鈴木よ、お前は、絶対に騙されている・・・・・・・・・と。

つーか。
丸々1章をかけて、鈴木が繭子と初めて結ばれるシーン・・・つまり、2人が、童貞・処女を捨てる過程が描かれていた訳ですがね。

それを読んで、私、絶対、「繭子は処女じゃねぇ(--;」と確信しました。
カマトトぶって、童貞君は騙せても、女の目は騙せねぇよ、ケッ!ってね(笑)

だから、私、繭子は全然好きじゃなかった訳ですし、彼女には、絶対になにか裏がある・・・とは想っていたのですが。
その「なにか」が何なのか分からず、ずっとモヤモヤしていました。
「なにか」に思い至らなかったので・・・。
ただ単に、大手企業に内定の決まっている初心な男子大学生を騙して、「将来」を手に入れたいのかなぁ~くらいにしか想ってなかったのですよね。

あと、何かと挙動不審というか。
繭子は、鈴木のことを恋人になってからは、「たっくん」って呼ぶのですよ。
鈴木は、「夕樹」と書いて「ゆうき」という名前。
「たっくん」なんて全然関係ないじゃん。
それは、まあ、繭子なりの理由があって。
「ゆうくん」とか「ゆうちゃん」という呼び方は、学生の頃に、そういう名前で嫌いな友達が居た・・・と。
だから、「夕樹」の「夕」という漢字が、カタカナの「タ」に似ているから、それで【たっくん】。
・・・・・・まあ、そう説明されれば、まあ、ニックネームってモンは、得てしてそういうモンかぁ~とも想うけど。
とはいえ、小学生じゃあるまいに、そんなニックネームの付け方って、ちょっと強引過ぎるというか、無理が無いかなぁ~と。


それから。

時々、変だと想ったのは、その時代背景。
私は見たこと無いし、タイトルしか知らないですが、その当時に流行っていた『男女7人夏物語』とその続編『男女7人秋物語』というドラマに関すること。
そして、国鉄が分割民営化され、JRと名前を変えたこと。

ここら辺の時代背景が、sideAとsideBで、混ざってる気がしたのですよ。

お陰で、読んでいる間中モヤモヤしていたし。
繭子も、単に、清純なフリをして将来有望な大学生をゲットしたかっただけだとしたら、sideBの繭子は、あまりにも可哀相過ぎる・・・と切なくもなったりしていたのですが。

ですが。

なんと!
ラストの2行で、物語の真相はガラっと変わったのです。

てっきり、鈴木と繭子の2年間の恋愛の軌跡と想っていた、この小説が。。。。
sideAとsideBが、同時進行・・・・・・つまり、同じ年の出来事だったことが分かるのですよっっっっっ。

すなわち。

sideAに出てくる大学生・鈴木夕樹、ニックネーム「たっくん」と、sideBに出てくる社会人・鈴木、ニックネーム「たっくん」は、別の人物だったのです。

だから、ドラマとか国鉄の民営化とかの話が混ざっていた訳だ、変だと想ったんだ!


どういうことかというと。

繭子は、もともと、sideBの方の鈴木辰也と付き合っていた訳。
でも1987年、鈴木辰也・「たっくん」は、社会人になり東京に異動。
もしかしたら、自分は「たっくん」に捨てられるかも知れないと想った繭子は、次なるキープ君に、大学4年生の奥手な男子、鈴木夕樹・「たっくん」を選ぶわけですね。

「ゆうき」という名前に、こじつけで「たっくん」とニックネームを付けたのは、同時進行で2人の男性と付き合うことで、名前の呼び間違いが起こったりしないよう。
実際の所、辰也の二股がバレたのは、繭子のことを「美弥子」と呼んでしまったからであり。
そう想うと、同じ二股をかけていても、辰也より繭子の方が一枚上手だったということになりますね。


こうして、東京に異動した鈴木との付き合いの合間を縫って、大学生鈴木と付き合う繭子。

確かに、彼女がsideAの大学生鈴木と会っていない合間の時間は、sideBの鈴木との時間・・・とピタリとハマるのですよね。

大学生鈴木とのデートを体調不良でキャンセルし、「便秘が酷くて入院して、出して貰ってきた」と言った繭子。あれは、社会人鈴木との間の子供を堕胎手術していた事。

女の子の一人暮らしで、ご近所の目がある・・・と大学生鈴木を頻繁に家に連れて行かなかったは、社会人鈴木が彼女の家に、毎週末出入りしているから。

大学生鈴木との2度目のセックスで卑猥な冗談を言ったり。
ラブホテルで積極的になったりしたのは、彼女が、そういうことに既に慣れていたから。


はたまた。
社会人鈴木は、繭子と別れたことで、クリスマスイヴに過ごす高級ホテルでの宿泊や食事をキャンセルするわけですが。
あのバブリーな時代。
クリスマスイヴのホテルは、宿泊も食事も、かな~り前から予約を入れておかないと、絶対確保できない。
そして、大学生鈴木は、「クリスマスイヴは高級なホテルで過ごしたいねv」という繭子の為に、ホテルに問い合わせ・・・・ちょうど、タイミング良くキャンセルが出たので、そこをゲット。
まるで狙ったみたいに、タイミング良く出たキャンセル。
それは、繭子が、社会人鈴木のキャンセルしたホテルを、大学生鈴木に取らせた訳ですね。


などなど。

sideAとsideBが、ピタリとハマリながら同時進行で進むのですよ。

遠距離になってから、必ず静岡に会いに来るのは、社会人鈴木の方。繭子から、東京に行ったことは一度もない。
それは、大学生鈴木と付き合っていたから。
「無理してまで、毎週、会いに来なくても良いよ。体を大事にして」
と社会人鈴木をいたわる繭子だったけど。
実際の所、繭子にとって、社会人鈴木は、東京に追いかけていくほど必死につなぎ止めておきたい相手ではなく。
いざとなったら、大学生鈴木で良かったのでしょうね。
いや、寧ろ、自分がうまく主導権を握れ、しかも、大手企業の内定を取っている真面目な大学生鈴木の方が良い・・・と想っていたのかも。

sideAのラストとsideBのラスト。
両方ともクリスマスイヴですが。
これは、同じ年のクリスマスで。

繭子を捨て、彼女を哀れんでいる、sideBの社会人鈴木ですが。
一方の繭子は、彼がキャンセルしたホテルの部屋を、sideAの大学生鈴木に取らせ、幸せで甘い甘い、クリスマスイヴを過ごしている・・・という。

うわ~~~、これは、本当に気が付かなかった(@A@;
見事に騙されました。
どう考えても、1987年から1988年の、鈴木と繭子の2年間の物語にしか読めなかったよぉ。

繭子が変だ・・・とは想ったのですが。
まさか、時系列がバラバラな同じ1987年の出来事だったとは!

見事に、騙されました(*><*)!!!!!


ここまで、ガッツリ騙されるというのも、なかなかに気持ちが良いもので。

ホント。
可哀相だった繭子が、一変して、怖すぎる女に大変貌!

叙述トリック、凄すぎです!!!!!!!!!!
つか、一瞬でも、繭子可哀相・・・と想った同情を返せ~~~~!!!!!(笑)

いやはや。

女性って怖い。
自分も女性だけど、そう想いましたです。

私も男性に生まれていたら、繭子みたいな女性に騙されていたのかも知れませんね(笑)

面白い叙述ミステリでした!

男性諸君、気をつけたまへっっっ( ̄v ̄)b

秘密の部屋が一番好きv

2011年02月17日 | 徒然なる日常
昨日は無事、京都に帰ってきました(*^^*)


例によって、JR西日本の株主優待券での切符だったので。
新大阪で新幹線を降り、そこから京都までは、「はるか」を利用しました。

で。

17時半過ぎには、京都駅に着き、オットと合流したのが18時半。
オットが来るまで、本読んで待ってました。

夕食を食べてから帰ろう・・・ということで。
せっかくだからと、私達にしては、かな~り珍しく、ちょっと奮発してコース料理なんぞを食べに行った訳でありますが。

せっかくのご馳走を前に、私は、激しいお月様痛に襲われて、にんともかんとも(--;

前菜を食べ終わった段階で、慌てて、鎮痛薬を飲む羽目に。

いやはや・・・・・・。



そんなことより。

昨日は、帰りの新幹線では、ずっ~~~~~と、PSPで『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を見ていました(*^^*)

そう、UMDディスクね(^^)b
確か、980円くらいで買ったんだ~。

ハリーのUMDディスクは、『秘密の部屋』しか持っていないんだけど。
廉価版になってる初期の作品とか集めたい気もしますね☆


久々に見た、『ハリーポッターと秘密の部屋』ですが・・・・・やっぱり、ハリーのお話は、このくらいの時期の物が一番好きだなぁと改めて想いましたです。

まだ、みんな子供だし。
誰も死なないし。
夢があるし。
明るいし。
いかにも、学園物ってテイストも良いし。
音楽も、初期の方が好きだなぁ~~~。

・・・・・・と。
またまた、ちょっとハリーモードになってしまいましたです。

そういえば、4月に『死の秘宝 パート1』のDVD発売ですね!
予約特典とかあるのかな?
特典を見極めてから、予約しなきゃっ。




さてさて。

今日は、朝から、お掃除だの買い出しだのをしていたら、夕方になってしまいました。

10日くらい家を空けていたからなぁ~。
その間、オットは、洗濯はしてたけど、掃除はしていなかったし。
やっぱり、埃っぽくなってました、京都のマンション。

っていうか。
私は10日ほどいなかった訳だけど。

でも、その内、3日はオットも山口の実家に来ていたので、家は無人だった訳で。

その他の日も、オットは寝に帰ってるだけだったというのに。

やっぱり、埃って溜まっていくものなのですね(^^;

そして。冷蔵庫も、ほとんどカラッポだったで、色々と食材を買い込んできましたです。
これで、ちゃんとした料理が出来るp(^^)q

実家に居るときは、買い出しなども基本、車だったので・・・・・・久しぶりに、荷物を持って歩いたら、重かった(>_<)


さ~てっと♪

お家も片付いたことですし。
帰省中に色々と、下書きてしいた、映画の感想とか、本の感想とか、順番にUPしていきたいです。


京都に向かってます@帰省日記

2011年02月16日 | 徒然なる日常
新幹線なう、です。


残念ながら、レイルスターではなくて、普通の『のぞみ』ですが。


先週の月曜日から、母の一周忌のため、山口に帰っていましたが。
今日、京都に戻ります!



先週からの帰省日記に、色々とコメントを頂いて、有り難うございます&お返事していなくて申し訳ありません(>_<)

京都のマンションに戻ったら、PC復帰致しますし!(b^ー°)
PCからお返事、書かせてくださいね!




さてさて。


ちょっと写真は分かりにくいんですが。

今日、私が付けているアクセサリーです。

久しぶりに付けましたー。
お気に入りなのです。


十字架に絡まる蔦のデザインな訳ですが。

実はコレ、分かる人には、もしかしたら分かっちゃうかもしれない、マニアックな物なのです(^m^)

フッフッフ~( ̄∀ ̄)

『北北西に進路を取れ』@帰省日記

2011年02月15日 | 徒然なる日常
帰省中の夜は、時々、父と一緒に古~い映画のDVDを見ています。


いわゆる「映画史に残る往年の名作」というヤツですね(^O^)b


父が、むか~しの映画が好きなので、実家には、50年くらい前の映画のDVDがいっぱいあるのです。


私も映画は好きですが、最近のしか見ないしなぁ。
映画好きとしては、やっぱり往年の名作は押さえておかなくては…と、今回の帰省でも、少し見ましたですよー。



昨日までに見たのは、オードリー・ヘプバーン主演の『シャレード』。
そして、その『シャレード』で男性主役を演じたケイリー・グラントが主演の『北北西に進路を取れ』。
それから、『北北西に進路を取れ』と同じ監督、アルフレッド・ヒチコックの『裏窓』。


どれも、今から50年以上前の映画なんですけど、面白い!

サスペンスなんだけど、セリフの端々に、ユーモアが散りばめられているのも良い!


昔の映画って、なかなか侮れない…いや、寧ろ、凄いのでは!?としみじみ思いました~。



で。


昨夜見た『北北西に進路を取れ』は、ホント、面白かった!
現代版にリメイクしても、絶対に通用しちゃうサスペンスですよっ。

さすが、アルフレッド・ヒチコック作品!


物語はというと。
主人公のロジャーは人違いされ、怪しげな連中に誘拐されるんです。
その怪しげな連中は、ロジャーのことをカプランという人物と間違えており。
そのカプランなる人物を、とある情報を握っている……ということで始末しようとするんですね。

ロジャーは、無理矢理、大量のお酒を飲まされ、泥酔状態で車を運転させられ……要は、飲酒運転の事故に見せかけて殺されそうになるんです。

でも、この主人公、意外と図太くて。

泥酔してるのに、崖に落ちることなく、危なげに運転を続け……。

結局、飲酒運転の現行犯で警察に捕まっちゃうんです。
まぁ、彼としては、命拾いした訳。


で。
車泥棒や飲酒運転の罪に問われるものの、彼は「自分は見知らぬ人物に拉致されて、殺されかけた」と主張。

がしかし。

彼が監禁された屋敷の住人達が、
「ロジャーは昔からの知り合いで、昨夜は、我が家のパーティーに出席してくれた。相当酔っ払って、こちらの制止も聞かず、勝手に車に乗って帰った」

と証言したため、ロジャーの言い分は警察に信じてもらえない!


ならば、自分で、「カプラン」なる人物を見つけ、無罪を証明してやる……と、単独で動き始めるものの。
次は、殺人現場に居合わせてしまい、今度は殺人の罪も追加。

ついに、指名手配犯になっちゃう!



そんな状況の中、「カプラン」という謎の人物を追うため、警察の捜索をかいくぐり、アメリカ大陸を横断するロジャー。


警察からは指名手配犯として、追いかけられ。
謎の殺し屋集団からは、「情報を握る男カプラン」として命を狙われ。


それでも、独りで真相を調べる……というお話。


平凡な生活を送っていた広告マンが、人違いされたばっかりに、とんでもなく大きな陰謀巻き込まれてしまう~~という展開が、怖いけど面白い!


特に、一番のクライマックスシーン。

ロジャーが、殺し屋の飛行機で、轢き殺されそうになるシーンは迫力あり過ぎっ!

飛行機に追いかけ回されるシーンとかどうやって撮影してるんだろ。。。



あっと驚く真相などは、サスペンスというよりミステリぽくもあって。

最後まで目が離せない映画でした~。



あっ、そうそ。
どーでもいいけど、昔の映画って、ラストシーンが突然だよね!



そういえば。

この映画、TOHOシネマズで開催中の「午前十時の映画祭」でも上映されていましたね。


私は、「午前十時の映画祭」は『ウエストサイド物語』しか行かなかったけど。


因みに。
写真は、京都のTOHOシネマズで購入した「午前十時の映画祭」のプログラム。

昔の映画好きな父への、お土産(^O^)

ウラー!!\(^O^)/@帰省日記

2011年02月14日 | 徒然なる日常
写真は、京都のマンションから連れて帰った、白いフードを着たチェブラーシカです。



全身着ぐるみみたいなコートがとても暖かそうで可愛い(*´Д`)=з


以前、Twitterやmixiボイスに写真を載せた、ゲーセンでの戦利品v


時に。

ネットでチェブラーシカファンの皆さんの書き込みなどを拝見していると。

皆さん、よく、

「ウラー!」

って書かれてるんですよね。

で。

最初は、「???」だったのですが。



1969年の「チェブラーシカ」DVD、ロシア語版で見たら分かりました(゜∀゜)!!


1969年制作・オリジナル版「ゲーナ」というお話。
いわゆる、チェブラーシカの第1話なのですが。


チェブラーシカやゲーナが、「友達の家」というのを作るのですね。
そして、その家が完成した時、チェブが、


「ウラー!!\(^O^)/」


って叫んで、万歳をしながら飛び跳ねるのです。


その仕草が、たまらなくカワユス′`ァ′`ァ′`ァ(*´Д`)′`ァ′`ァ′`ァ


そのコトだったのですね。


日本語字幕では「万歳!」と出ていたので、ロシア語で万歳という意味なのでしょう。


確かに、第2話のピオネール(ロシアのボーイスカウト)の話の時も、子供達が「ウラー!」って叫んでるシーンがあった!

「ばんざ~~~いっ♪」


って感じなのかな?


所で。
「ウラー!!\(^O^)/」なチェブも大変可愛いのですが。

私が一番好きなチェブは…というと。


オリジナル版・第1話。
南国から輸入した、オレンジの箱に紛れ込んで、ロシアまでやってきたチェブ。
でも、そんな彼に行き場は無くて、電話ボックスに住み始めるシーン。

1人で電話ボックスの隅にちょこんと居るチェブ。

寂しそうに、コマを回して遊んでいるんですが。そのコマの回転が止まると、また寂しそうにコマを回し始める……。
そんなことをしてるチェブがたまらなく好き(≧∇≦)

可哀想なシーンではあるんだけど。
こう、胸がキューとして、チェブを抱きしめてあげたくなるのです(>_<)

いやはや、萌え死に値するシーンですぞ′`ァ′`ァ′`ァ(*´Д`)′`ァ′`ァ′`ァ


チェブ~~(≧∇≦)

猛吹雪@帰省日記

2011年02月13日 | 徒然なる日常
昨日は、無事、母の一周忌法要を終えることが出来ました。


天気予報はバッチリ当たって、山口では本当に珍しい猛吹雪。
というか、京都では年末年始、はたまた1月半ば・下旬と、結構、まとまった大雪が積もったりしてましたが。
山口では、この冬そんなに雪は、降ってはいなかったみたいで。
この冬初めてのまとまった雪だったとのことです。
むしろ、山口県では珍しいほどの大雪となりました。
…この冬初の大積雪が、何も法要の日に当たらなくても良かったのになぁ。



その為、車で来る予定だった遠方の叔母が、急遽、電車で来るようになったり~~と、なにかと直前まで慌ただしかったのです。

が~。
大変だったのは法要後!!


法要自体は、自宅で行いまして。その後、お墓参りをしたり、食事は料亭を予約していたりと、外に出なくてはいけない!


その頃が、猛烈な吹雪!
傘をさしてても関係なく、どんどん自分の体に雪が積もっていくし、車も一瞬で雪を被って行きます。



お墓参りと料亭への移動は本当に大変でした。


で。
料亭で食事を終えたあと、また、私の実家へ戻り、お茶やお菓子を食べながら、皆さん、2、3時間ほどお喋りしたりして過ごして下さったのですが。


夕方、いよいよお開きになるころ、一端は穏やかになっていた雪が、再び荒れ模様!


近場とは言え、親戚の皆さん、帰宅するのが大変そうでした。


そして、問題は。
電車を使って来てくれた、遠方の叔母。母の妹に当たる人なのですが。


私がケータイのネットで、電車の運行状況を調べてみると……なんと、電車はお昼から止まってるじゃないですか!


雪による事故の影響らしい…。


家に居ても、情報は手に入らないし、とにかく、父の運転で、叔母も私もオットも、地元の駅へ。


すると、上下線とも雪による事故の影響で、 お昼から電車が止まってて。
駅は人で溢れかえってました!


その頃が、pm5時くらいだったのですが。
正午くらいから電車が止まっていたので。
なんと、5時間も電車が不通。
雪が原因での、こんな長時間の不通は、山口県では、本当に珍しいです。
つか、雪なんてめったに降らないしね。


いや、むしろ。
京都などでは、このくらいの吹雪はそこまで珍しくはない…というか、よくあることなので、色々と対応が出来ているけど。
めったに雪が降らない山口では、対応が 出来ないのでしょうね…。


電車も下りは、pm5時に復旧再開したのですが。
叔母が利用するのは上り。
上りはpm5時の段階で、復旧のメドなしでした。


路線バスも、大渋滞で、時刻表はもはやあてにならない。



ので。
とりあえず、駅前の喫茶店にみんなで入り、時間をつぶしつつ、電車の復旧を待つことに。


で。

小一時間くらい、お喋りしてたかなぁ。

pm6時頃、やっと運転再開の情報が入り、また駅へ行き。
叔母を見送りました。



本当に、叔母は大変だったし、疲れたのではないかなぁと心配していたのですが。


叔母曰わく、私と叔母も普段、そんなに交流する機会もないですし。
母が叔母を引き止めて、長い間、お喋りが出来る機会を作ってくれたのではないか?ーーーと。


なるほど、確かに、かなり長時間ガッツリお話出来ましたし。


もしかしたら、叔母の言うことは当たっているのかも。


そう思うと、この大雪もそんなに悪くなかったのかも、ね。。。と。



その叔母も、結局、夜にはちゃんと自宅に帰れましたし。
何はともあれ、無事に終わって良かったです。

一周忌

2011年02月12日 | 徒然なる日常
今日で、母が亡くなってちょうど1年。

一周忌法要の日です。


ひとことで1年と言っても、あっと言う間のようでもあり。また、母が居なくなってからのこの1年はとても長かったようにも思います。


私自身、まだ現実を受け入れられていないですし…。
正直、未だに、色々と思い出しては、日々泣いてしまう。


どんなに時間が経っても、こういう気持ちは変わらないというか、癒えない気がします。



喪服に袖を通すと、なんとも言えない気分になりますし、泣きたくなりますが。
今日は、お客さんもお見えになりますし、しっかり一周忌法要をお勤めしたいです。















すみません、今日はなんだか、取り留めもなく、且つ、湿っぽい文章になってしまいました。


基本的に「ブログや日記、呟きには楽しいことを書く」をモットーにしているつもりなので(とか言いつつ、たまに遠大に愚痴ってますが・反省)、あまりこういう気持ちは書かないように努力していましたが。

今日は少しナイーブになってしまいました。



また、明日から、楽しい話題を書きますね(^^)

「哲学的意味がありますか?」@帰省日記

2011年02月11日 | 徒然なる日常
昨夜、読み終わった本。


米澤穂信さんの『さよなら妖精』。

創元推理文庫から出ている推理物ですが。
この作者さんから想像出来るように、殺人などが起こるタイプのミステリではありません。


「古典部シリーズ」や「小市民シリーズ」のような、日常に潜む謎解きのお話です。



で。

読み終わった感想を一言で表すと……。


°・(ノД`)・°・号泣



でした。

ホッント、米澤さんの作品って、読後感が独特。
やり切れない切なさに襲われちゃいます(ρ_;)


舞台は1991年。
平凡な生活を送っていた高校生の主人公が、あるきっかけで、ユーゴスラビアから来た同世代の少女・マーヤとお友達になる話なんですが。
外国人であるマーヤの目から見ると、日本の生活には不思議なことがいっぱい。

「それって、哲学的意味がありますか?」


という彼女の口癖が発動すると、主人公達は、日常に潜む謎に直面し。
推理し。
マーヤに教えてあげることになるのですよね。


そして、そのことを通して、主人公も成長していく……という感じなのですが。

単に日常に潜む謎解きの話だけでなく、1991年に起こったユーゴスラビアの独立を巡る、内戦の話などが絡んできて。


なんとも言えない、切ない話になっているのです~(;_;)

ケータイからなので、詳しいレビューは書けませんが。
京都から持って帰ったノートに感想などをメモりましたので。
また京都に帰ったら、レビューを書きます(^^)b

さよなら軍曹°・(ノД`)・°・@帰省日記

2011年02月10日 | 徒然なる日常
私の愛する軍曹さんがぁぁぁぁぁぁ°・(ノД`)・°・


ショックです。

泣きたいです。

°・(ノД`)・°・



………というのも。

昨夜、オットからのメールや、ネットニュースで知ったのですが。


アニメ「ケロロ軍曹」が、この3月いっぱいで、放送打ち切り…というか、一旦、中断なんですってね(ρ_;)
つまり、最終回を迎えます。


まぁ、昨年から、なんとなくそんな気はしていたので。
寝耳に水…というよりは、「やっぱりねぇ」っていうのが正直なところです。



だってさ。

シリーズ2~4作目までの劇場版ケロロ軍曹は。本編+ミニストーリーのケロロ2本仕立てで。そのミニストーリーも、かなり気合いを入れて作ってあったのに。

昨年はケロロ本編+「ガンダム無双」(だったっけ?)の2本立てに変わっちゃって。


なんで、ケロロ2本にしないのかなぁ~と気になったものでした。


映画上映終了後には、毎年、「来年度の劇場版ケロロ軍曹、制作決定!」って告知が出るのに、昨年は無かったし。
で、今年は映画も無かったし。



そして。
アニメの放送枠も30分→15分に変更されちゃったし。



最終回への序章……的な香りは漂ってました。


でも、その一方で。

ご当地ケロロや、ケロプラなど、グッズ・玩具の展開は、相変わらず凄い勢い。
昨年はテイルズシリーズとコラボした、クオリティの高い本格RPGゲームが発売されたりもしてたし。


「まだまだ……!」って思える節もあったのになぁ。

つか、今後は、アニメではなく、玩具やグッズで展開していくのか…?


でも、やっぱり、飛ぶ鳥を落とす勢いだった(?)過去の人気から思うと、人気は落ちてるんだろうなぁ。

以前はUSJでケロロ軍曹展やってたりもしてたもんね。凄かったよねー。



確かに。

最近のケロロアニメは、初期のころに比べると、ちょっと面白くなくなったかなぁ…つか、初期の方が面白かったなと想うことはある。


なので。

ファンとしては、アニメが終わるのは寂しいけど。無理にダラダラ引き伸ばして、本当に人気がなくなるよりは良いのかも…とも想います。

複雑な心境(-"-;)


とはいえ。

原作はちゃんと続く訳ですし。
あくまでも「一旦中断」みたいだから、また、原作ネタが溜まったら、再開~の可能性を信じて、前向きに待ちたいであります!



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癒やしな写真(´∀`)@帰省日記

2011年02月09日 | 徒然なる日常
マカロンに乗ったチェブラーシカ(´∀`)


癒やしだ(*´Д`)=з


この写真は、現在帰省中の実家ではなく、京都のマンションで撮影したものなのですが、ね。


因みに、巨大マカロンは、当たり前だけど食べられません(笑)

クッションだからねー。


先日、ロフトでお買い物してる時に見つけて、つい買っちゃったのだ(笑)

グレープ味マカロンだそう。黄色いバナナ味マカロンとか、黄緑色のマスカット味マカロンも売ってましたよ。



で。
買ったグレープマカロンなクッションの上に、チェブを乗せてみたという訳です。


それがあまりに可愛いから、つい写真を撮ったのでしたv



ケータイの中の、癒し系画像の1つ、ご紹介v