昨日、見てきました、映画『テッド』の感想をば♪♪
てか、私、知らなかったのですが、この映画、超人気だったのですね(*^^*)
シネコンでも、大きなシアターで上映だったにも関わらず、お昼の部は完売。
私が見た、夕方からの部も、最前列などを除き、ほぼ埋まっていました。
人気の秘密は・・・・・なるほど。
凄く面白かったです(^m^)
■映画『テッド』予告編
あらすじは・・・というと。
1985年のクリスマスイヴ。
友達が出来ない、8歳の少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったクマのぬいぐるみ“テッド”が本当にしゃべって友達なってくれるように、星に願います。
そして。
その願いは奇跡を起こし・・・。
クリスマスの朝、ぬいぐるみには魂が宿っていたのです。
以来、ジョンとテッドは大親友。
どんな時も一緒です。二人が一緒なら、雷だって怖くない!!
そして。
月日は流れ。。。。。。
27年という歳月が経ちます。
ジョン、35歳。
ぬいぐるみのテッドも・・・外見は可愛いテディベアのままですが、中身はすっかりオッサン。
うだつの上がらない生活をしているジョンでしたが、そんなジョンも、4年間付き合った恋人のロリーと真剣に結婚を考えるようになります。
しかし、テッドの存在が、二人の邪魔に!!??
そして、ついに、ロリーはジョンに、テッドを家から追い出して!と迫るのでした。
友達の出来ない独りぼっちの少年ジョンの唯一のお友達・・・クマのぬいぐみるのテッド。
ジョンは願います。
「君が本当にしゃべれたらいいのに・・・」
すると・・・。
少年の願いは奇跡を起こし、クリスマスの朝、クマのぬいぐるみに命が宿り・・・・・。
というと、何やら、夢のあるファンタジックなおとぎ話を想像しますが。
なんと言っても、この映画は、そういう綺麗なお話ではありません。
物語の舞台は、純粋な少年の切なる願いが奇跡を起こしてから27年が経った世界。
少年も中年に。
テディベアも中年に。。。
という、なんともシュールな設定。
し・か・も!!!!
クマのぬいぐるみのお話なのに、15歳以下は、見ちゃイヤ~ンなまさかの【R15】!!??
・・・という訳で。
映画の予告からも想像つきましたが・・・もう、全編に渡ってもう、お下劣なエロ下ネタ満載。
大麻をはじめ、ヤヴァいクスリもキメちゃいまくり。
AVかと見紛うばかりの、あんなシーン、こんなシーン。
もうアレがナニでソレで、にんともかんとも~~~。
でも。
クマちゃんのぬいぐるみなんです(キリッ)!!
クマちゃんなんですよっ。テディベアなんですよ。
物語としては、主人公のジョンの唯一のお友達・生きたぬいぐるみテッドも、彼と共に年を取り中年になり。
それでも二人は親友同士・・・なんですが。
ジョンが恋人との結婚を考えるようになった時、テッドの存在が微妙になってくる・・・・という感じ。
この辺は、映画『マペッツ』を思い出しました。
でもでも、『マペッツ』は、少年が大人になっても、お人形の心はいつまでも子供のままって感じで。
それゆえのギクシャクさを感じましたが。
『テッド』は、ぬいぐるみも一緒に年を取ってるからこそ、色々ヤヤコシイことになってるのですよね(笑)
とりあえず。
・・・なんというか、人間のジョンも、ぬいぐるみのテッドも、ダメダメなんですよ(^^;
特にジョンは、ホント、35歳にもなって、ダメダメ男で。
ガキのままというか、自分の仕事すらキチンと真面目に出来ない責任感の無さ。
そんな彼の恋人が、美人なエリートさん・・・というのが、少々不思議ではありましたが(^^;;
っていうか、わたし的には、ジョンのどこに恋愛感情を抱けるんだろう?と終始謎ではあったのです。
でも、映画を最後まで見てると・・・確かにジョンはダメなトコたくさんあるけど。
心根が凄く純真無垢なのですよね。
悪く言えば、ただのガキなんだけど。
でも、単純だけど、お人よしというか。決して、悪い人ではない。一生懸命で。
そういう子供みたいな純真な男性に、ヒロインのようなしっかりしたエリート女性は惹かれちゃうのかなぁとか思いましたです。
それに、子供の頃のぬいぐるみを(生きてるけど)、大人になっても大事に持ってる・・・って。なかなか出来ることではありませんよね。
ぬいぐるみ大大大好きな私としては、そういう「ぬいぐるみを大切にする」というところは、めっちゃ、ポイント高かったです(笑)
とにかく。
恋人と幸せに結婚をするために、悪友であるテッドと決別するジョン。
だけども、なかなか切れない二人の関係。
せっかくヒロインと良い関係を築こうとしても、「ここぞ!」という所でテッドを優先して、そのまま楽しい方へ楽しい方へ~と流されていくジョン。
やがて、そんなジョンにヒロインも愛想をつかし。
それが原因で、ジョンは、テッドに「お前の所為で、俺の人生は台無しだ!」って当たり散らし。この二人の長きに渡る友情にもヒビが入る訳ですが。
ですがね。
確かに、テッドも人に説教できるような立場じゃないけど。
でもでも、テッドって、凄く良いこと言うんですよ!!
ヒロインに振られたことをテッドの所為にするジョンに、
「全部俺が悪いのか? 仕事をサボったり、大切なパーティを抜け出したりしたのは、俺の所為か? 俺が無理矢理そうさせたのか? 確かに、仕事中にDVDを見ようと誘ったり、パーティの時に、自分の家に来いと誘ったりはした。でも、無理矢理だったわけじゃない。最終的に、自分で決めて俺のトコに来たのはジョンだ」
・・・みたいなことを言うのですよね。
これ、激しく納得。
確かに、ジョンが仕事をしてたり、大切なパーティに出席してる時に、「面白いDVDがある」とか「大好きな映画俳優が来てる」とかって、誘ったのはテッド。
でも、最終的に、仕事やパーティよりテッドのトコに行って楽しむ道を選んだのはジョン自身。
「お前が誘ったからだ!」
ってテッドを責めるのはお門違いだよね。
こういうのって、映画の話だけじゃなくて、実生活に色々当てはまると思う。
たとえば、「悪い友達に誘われて~」とかっていう話もよく聞くけど。
別に、友達が脅迫した訳でないのなら・・・最終的に悪いことしたのはその人自身だろうし。
また、自分自身に置き換えても。
物事が思い通りにならないのを他人の所為にして腹立てて・・・って私もあるけど。
でも、確かに、「それって本当に他人が悪いの?」って考えた時・・・・結構、自分自身に問題がある場合が多いのですよね。
ホント、テッドのこの言葉には、ハッとさせられましたです。
私も気をつけなきゃ。
・・・って、そんなテッドだけど。
もう、本当にむっちゃくちゃ、お下劣なオッサンですよ。
もうね・・・。
お家に風俗嬢は呼ぶは、大麻はやるは、スーパーマーケットでの仕事中に、仕事をサボって倉庫で若い女の子とアレしてるわ(--;;
っていうか。
わたし的には、スーパーのレジ台の上で、同僚の若い女の子を誘うシーンが凄すぎると思いましたです。
めっちゃ、ウケました。
ああいうシュール(?)なの、嫌いじゃないです。
予告編の映像でちょっとあるけど・・・・・あんなモンじゃないのですよ。
もうね、ハンドソープを○○に見立てて・・・・ねぇA^^;;
そして一言、「顔○はNGね」とorz
まるでAV(爆笑)
シアターもこのシーンでは、激しく湧いてました。
でも、一応(?)、可愛いクマちゃんのぬいぐるみだから・・・許す!!??
本当にセリフの端々や、シーンの一つ一つがシュールで。
てか、冒頭から飛ばしてましたよね。
少年時代の、友達が作れないジョンのシーン。
皆から苛められてるいじめられっ子が、自分がいじめられながらジョンを罵倒するシーンとか。可笑しすぎるだろっ。
そして。
私は、字幕版で見たのですが、英語のセリフと字幕を比較するのも面白かったです。
英語のセリフでは、外国の流行もののことを言ってるんだけど、そこは上手い具合に、日本の流行に置き換えたりしてて。「お前なんかより、くまモンの方が良い」とか(笑)
なかなかセンスの要る訳ですよね。
そしてそして。
この映画の魅力は、もう一つ。
一昔前のアメリカのサブカルチャー的なことがいっぱい出てくるのですよね。
あと、一昔前の映画ネタとか。
私も昔の映画は好きで結構見てるつもりたけど・・・タイトルしか知らないっていうの、多かったです。
あっ。
でも、私、『007』シリーズは殆ど全部見ているので、『オクトパシー』の歌とかはわかりましたですよ(^m^)
そうそう。
彼らが大好きな映画『フラッシュ・ゴードン』が実在の映画って知らなかったので、びっくりしました。
いや、あまりにも造りがアレだったので・・・てっきり、作中作だとばかり・・・。
なんか、カルト映画らしいですね。
まあ、全編通して、下ネタと、少々オタクな雰囲気のある作品ではありますが。
でもでも、ラストはジーンと来ました。
っていうか、私は、ホント、ぬいぐるみには心がある~って真剣に思ってるくらいのぬいぐるみ好きなので・・・誘拐されたテッドが子供に虐待されるシーンは見てて辛かった。
そして、あのスタジアムでの衝撃のシーンも(;;)
ぬいぐるみ好きとしては見てられなかったです(号泣)
でもでも。
最後はちゃんとハッピーエンドになるので、良かったです。
まあ予想通りといえば予想通りですが。
さらに、エンディングも、最後の最後まで笑わせてくれました。
個人的には、ヒロインのセクハラ上司が他界した、その詳細が気になります(爆)
そして、あの我儘坊やが大幅に減量したその後・・・って、ちょwwwww(爆)
ああ、スーパーマンも・・・ね。
本当に最後の最後まで色々やらかしてくれて、最後まで楽しむことができましたです。
お下品なオッサンぬいぐるみだけど・・・憎めない、やっぱり、可愛い、テッド。
下ネタに爆笑して、ラストはホロリ。
そして最後の最後でまた爆笑。
お下劣下ネタが苦手な人にはお勧めしませんが、平気な方は、絶対に楽しめると思います。
あっ。
そうそう。
シアターを出るとき、若い女の子二人組が、
「この映画、カップルで来たら、ちょっと気まずいよね」
みたいな会話をしていらっしゃいましたが・・・・・。
確かに。
付き合ってまだ日が浅いカップルさんには・・・ちょい気まずいかもしれませんね(^^;
・・・だって、ホント、エロネタのオンパレードだから・・・さ。そこら辺はお気をつけて(笑)