懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 室蘭本線追分駅

2013年02月01日 | 蒸気機関車
撮影場所 北海道室蘭本線追分駅


室蘭本線の追分駅でD51重連の石炭列車の発車を撮影した。
廃坑に追われていたところもあるが、まだ石炭の採掘はおこなわれていた。
いまでは見る事も無くなった石炭専用の貨車セキである。
セは石炭貨車、キは積載荷重25トン以上でむ一番大きな貨車である。

この当時、蒸気機関車ばかり無くなるのを意識して撮影していたが貨車も客車も姿を消してしまった。
いつの時代に生きても、これからどう社会が変化するのか、何が消えて、何が生まれるのかニュースやテレビ、新聞を見ていても意識していなくてはならないと思う。
時代は少しづつ変化しているが20年、30年経過すると大きく変っている。

追分駅、広いヤードを持っている。
追分とは街道が二方、三方に分かれるところを指しそこに旅館や茶屋があった。昔の街道にも追分のつく地名は多い。
JRの駅でも追分駅は八カ所ある。
室蘭本線の追分は室蘭線と石勝線の分岐点でもある。

話は余談だがYou Tubeを見ていたら「高原の駅よさようなら」という映画(歌)は
信濃追分駅で撮影されている。信濃追分駅は軽井沢町で標高が955メートルある。
D50蒸気機関車の普通列車に乗る好きになった男に最後の別れを惜しむために香川京子演じる看護婦がモンペ姿で馬の後ろに乗って追いかけてくるシーンがある印象的だ。

民謡で追分というと江差追分が有名だが追分はそもそも信濃追分で唄われていた馬子唄が広まった言われている。