懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

町から消えた商店

2013年02月23日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県倉敷市

町から昔からの商店が消えていった。
その背景には大型スーパーや大型ホームセンターの進出やコンビニ、食べ物のチーン店がどこの町にもできたことであう。従来の店は経営できず閉めるところが多くなった。
煙草屋もまた喫煙者の減少や自動販売機設置で姿を消した。

そんな昔ながらの店屋ばかり追い続けても面白いとおもう。今となっては時すでに遅しの感がある。平成になってすぐには残っていたかもしれないが平成も25年目に入った。
個人商店を撮るにも条件のかなうものに限定したほうがよいと思う。
都会に行けばそれなりに個人商店も残っていると思うがなんでもやみくもに撮るのではなく「なつかしさ」「古さ」をキーワードに残して店に限定したほうがよいと思う。
条件としては
1.昭和40年以前の建物である事
2.日本瓦の民家で新建材を使っていない。
3.ホーロー挽きの看板など昭和の匂いの残る店構えである事
こんな店屋に出合えば撮影したいものだ。

店屋と言えば「看板建築」というのがある。関東大震災の後に登場した二階建て店舗兼住宅で前面を平面にしてモルタルや銅板で装飾した店屋である。
擬洋風化された建物で建築家 藤森昭信氏(路上観察会)が命名したといわれている。
看板建築をネットで検索したら沢山の写真が出てくる。
こればかり追いかけてブログやホームページに発信している人が大勢いるのであろう。
以前、NHKの「美の壺」でも看板建築の放送があり私も録画して繰り返し見た思いでがある。