懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その77 屋敷林のある茅葺き民家

2013年09月07日 | 日本茅葺紀行
撮影場所  山形県置賜地方

置賜地方は茅葺き民家も残っていて屋敷林に囲まれている家が多い。
民家は点在するする散居村となっている。
民家が密集する中の茅葺き民家を撮りなれた自分にとって何と伸び伸びとした風景であろうとおもった。ブロック塀や電柱、狭い敷地の茅葺き民家の撮りにくい。
茅葺き民家を撮ったものの写真展などで使える民家は割りと少ない。
その点、この地域の民家は敷地が広く、民家がまばらで家の前に電柱を建てる事もなく塀もないので民家がゆったりと撮れる。
しかも、西北の風雪を防ぐため屋敷林がある。
残しておきたい日本の風景である。この写真の民家はすべて曲り屋である。
しかも、日本のふるさと百選などに登録されていないので茅葺き愛好者くらいしかこないのがまたよい。
だがここも高齢化が進み無住の家が増えて生活感が感じられない家が多くなり取り壊される運命にある。