懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車  C50144号機

2014年08月18日 | 蒸気機関車
撮影場所 福岡県行橋市 行橋機関区


行橋機関区の片隅に置かれたC50蒸気機関車、現役を引退し廃車を待つだけの機関車だった。それでも有難いことにプレートは付けたままだった。
プレートを外しペンキで番号を書かれた蒸気機関車は撮る気がしない。
この頃は蒸気機関車ブームのはしりであったのでプレートを装着していても被害にあう事はなかった。
ブームになってからは鉄道マニアの蛮行は恥ずかしいばかりである。
運行中の機関車のプレートを盗んだりサボと呼ばれている行き先表示板が盗まれ最後には厚紙にマジック書いたのを貼っていた。公園の保存機関車の部品も盗まれスクラップのような機関車もあった。
鉄道部品が高く売れる事に問題がある。解体した機関車はすべて溶鉱炉で溶かすのが良かったと思う。そうしても国鉄の一部の人が手に入れて今よりもっと価格が騰がる可能性もある。
琺瑯の看板をカメラで撮っている人がいるプレートも写真で撮影して楽しむようにすべきだった。プレートも何十万もすれば鋳造しても十分採算があう。模造品が沢山出回っているという。

C50形蒸気機関車は1929年(昭和3年)から154台製造された。8620形と同じような使われ方をした。これとC12形蒸気機関車は梅小路で保存されていない。
C50144号機を検索すると行橋機関区で役目を終えている。
各機番を調査してホームページにしてくれている人がいる。大変ありがたい。