懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,155  神奈川県山北町の民家

2014年08月27日 | 日本茅葺紀行

神奈川県山北町は御殿場線沿線、かって東海道本線は箱根の山や金時山を迂回する御殿場線であった。
このルートも急勾配の難所であった。
箱根の山は火山帯のため熱水が湧き出る難工事であったが丹那トンネルが戦前に完成する。
御殿場線は東海道の迂回路になってしまう。
昭和40年初頭まではD52形の大型蒸気機関車が重連で登る光景が撮影できたようだ。
悲しいかな私が鉄道の写真を撮り始めたころにはそんな風景は消えてなかったし遥か九州で暮らしていた。
山北町は鉄道の町だってたが蒸気機関車が消えてただの田舎の駅となる。
しかし、桜の咲く頃は線路を挟んで桜並木が続く鉄道と桜の撮影場所としてテレビにもネットにも出てくる。NHKの小さな旅にも登場した。さすがNHK、新旧の映像を織り交ぜた放送だった。

山北駅から少し離れたところにこの茅葺き民家はあった。
今の時代に神奈川県に茅葺き民家などあるのかと半信半疑ながらさがす。
どの県に行っても地域の茅葺き民家を撮ったり絵を描く人がいて情報を練っている。