懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 山形県白鷹町

2016年10月01日 | 茅葺き民家
写真の白鷹町荻野にあった茅葺民家は取り壊されて更地になっていた。
家族はここへ帰り住む人も居なかったのであろう。
住む人が亡くなると民家もなくなる風景が各地で見られる。

この民家は養蚕民家か兜造りになっている。
兜造りは民家の妻側を切り落とした民家で二階で蚕を飼うので採光と風通しのためこんな構造にしたそうだ。
私も一度だけ蚕を飼っている情景を見た程度だ。
山腹には桑の木を植えてあって6月頃に桑の実を食べた記憶が残る。甘いものに餓えていた子供にはおいしいものだった。
家がサラリーマンの家は農作業も経験がない。
家が農家だった人はいろんな体験をしているし親の手伝いをしているのでよく知っている。
私はそんな話を聞きながら随分負けたと思った。
若い時にカメラを持ち農村を回り農作業や生活の記録をしていれば良かったと思う。

人間は何でも体験だネットや本の知識では軽いと思う。