懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,321  青森県津軽 食用菊

2016年10月19日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 青森県つがる市

青森や山形では食用菊の栽培が盛んだ。
庭や畑に植えている菊も食用の菊が多いようだ。
一反くらいの畑に一面に植わっている。田圃の片隅に点々と栽培する程度だ。
花卉栽培なら蕾で収穫するのに何で花を咲かせるのかと思った。
地元の人に聞いたら食用菊だという。
家の植えているのも食用菊である。観賞用に花瓶にも差し食用にするようだ。
私の住むところのように大菊や小菊を植えている家はすくない。
食用菊は黄色とピンクの二種類を植えていた。

さっとゆでて酢の物や吸い物、漬物、ちらしずしに使うようだ。
スーパーに行くと白菜漬けのロールの周囲を菊で巻いた漬物を売っている。

キク科の植物の花は数百、数千の花の集合体だそうだ。頭状花序というそうだ。
外側だけ舌状の花弁がでて虫に存在をアピールする。一個一個の花は小さく目立たないので集合体にして外側の花弁で華やかに飾る。
スーパーイオンのようなものだ。ジャスコと三百の専門店で構成されているようなものだ。
一個一個の専門店が花である。

青森のスーパーには筋子を沢山売っているので青森の人に聞いたら、青森でオニギリと言えば筋子だそうだ。これ以外考えられないそうだ。安い旨いだそうだ。タラコの生は食べるが筋子は馴染みがない。青森の人が焼きタラコのオニギリを食べたがおいしくない、オニギリの具は生に限るとの事でした。