懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家  京都市左京区久多

2016年10月28日 | 茅葺き民家
久多の民家、大根を干してある。
昔はどこの家も大根を干し沢庵漬けを作っていた。
今は減塩で漬物など塩辛いものを敬遠する。
野菜売り場には大根が出回る。
豊作の年は100円が買うかどうかの目安になる。
今年の生育はどうか、種まきのあとに台風がくると成長に影響がでる。
大根おろしやおでん、煮物の大根はおいしい。歳をとるとこんなのが一番のご馳走だ。
大根役者や大根足と言われながら大根は冬には欠かせない。

富山の寒ブリの刺身は大根おろしで食べるのが一番という。
岡山は大根を年寄りは「でぇこ」という。方言の紹介で「でぇこてぇてぇてぇたというてぇて」
大根を炊いておいたと言っておいての意味だそうだ。

沢庵漬けはしないが大根を五日ほど干しスティック状に切りコーヒーの空瓶にいれ漬けこみ液を注ぐ、唐辛子、昆布、ニンニク、ユズ味と味を替えて漬け込む。
数日干すことで沢庵の触感になり甘味もでてくる。しかし、霜に当てると凍りスカスカになりおいしくない。
我が家は白菜も切って塩、唐辛子、ユズ、酢を入れ混ぜる。
手抜きの横着な漬物、横着漬けが主流である。