懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

サツマイモ 

2016年10月22日 | グルメ
家内が狭い畑でサツマイモを収獲した。息子からサツマイモの苗を5本もらって植えたものだ。
5本で結構できるものだ。私に見せようと見やすいところに置いていってくれた。

日々家に籠り刺激が少ないのでこんな物でも見せて感動してもらおうとの配慮か
家内にしても大きな芋を褒めてもらいたいところもあるのだろう。

芋のつく言葉をひろっててみた。
芋も犬同然、余りいい意味の物のものはない。

1.芋っぽい・・・都会の人間が田舎の出身者を小馬鹿にする言葉 「都会人、二代前には田舎者」である。

2.芋ネエチャン・・・これも芋っぽい同然に垢抜けしない女性をさす。
ブラタモリで長野県の上田城の放送でタモリのアシスタントは桑子アナだった。彼女は初任地が長野局だった。通りすがりのおばちゃんが桑子さんに長野局の頃は随分芋ねぇちゃんだったのに最近は綺麗になってといった。失礼な事をいうおばちゃんだ。長野にも大阪のおばちゃんのような人がいるものだ。
それをカットもせず放映した。私は桑子アナのボケ味が好きだった。

3.芋侍・・・薩摩藩士の田舎侍を江戸の侍が小馬鹿にしたことば

4.芋飴・・芋が原料の粗末な飴、大学芋、芋虫の言葉あり

5.ことわざ
・芋を洗う
・芋蔓式
・家柄より芋柄(いもがら)

食物は伝播地の名前がつく事が多い。サツマイモもそうである。
一般的にはサツマイモだが九州では唐芋(からいも) トウイモ(唐芋)を略して トイモと言っていた。
我々のところはサツマイモを琉球芋と年寄りが言っていた。


伝播してきたのは里芋が古く縄文時代、次がジャガイモ、サツマイモは江戸の中期

蒸気機関車 伯備線苦ケ坂越え

2016年10月22日 | 蒸気機関車
伯備線下りの新見と布原信号所間

新見を出るとゆっくりゆっくりと登っていく。
途中の山間部は列車のスピードも落ちてくる。
貨物列車は補機を付ける。
ここへ撮影にいくには何キロも歩かなくてはならない。
ほとんどの人は列車の停まる布原周辺で撮影する。

しかし、今思えば昭和の農村の風景が記録できた地域でもある。茅葺き民家あり集落の形成も見る事ができる。
冬の低い光線のなか小高いところから列車を待った。
静寂である鳥の鳴くのがわずかに聞こえる。雪の中でも一人で寂しいと思った事はなかった。
人と一緒にいるより楽だった。日本国中どんなところろでも暮らしている人がいる。
こんな山の中でも暮らす人がいる。あんな人はすごいと思う。

いつもこんな事をやっていて何になるのだろうと思いながらやってきた。
やる気満々でやったわけでもない。いつも迷いながら悩みながらの行動だった。
若い時はこんなに軟弱だったのだ。

年を取ったからと言っても精神的に強くなったかというといまだに軟弱のままだ。
日々迷ってばかりである。