懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

2016年茅葺写真展 道ある風景 その2

2016年10月17日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 兵庫県篠山市

茅葺民家をさがしにうろうろと各地をおとずれる。
平成の時代にあって昭和の風景に出会えば嬉しいものだ。
民家も家の周りをぐるぐる回り近くから遠くまで探してみる。
どこかいいポイントがある。
女性でも子供でも一緒だ。ダメなところを探すよりいいところを発見する。

この家も家の裏に未舗装の田舎道があった。自然の道は曲線的である。
山際に沿って人が歩いた道がペースになり拡幅されたのか。
昔の集落は田や畑をつぶして道路や宅地にはしない。
田畑は命の土地である。古い集落を見ると山の斜面に宅地と道路がついている。

縄文の時代から原始の山野を人が歩いて道が発達した。
奈良時代に律令制が施行されたころに五畿内七道が決められる。
五畿内は日本の中心地で大和、山城、摂津、河内、和泉の近畿の各地。
七道は東海道、東山道(関東、東北)、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道
これは陸路、海路を含めて人々の往来や物流の移送のルートに発達していく
明治以降は北海道が追加されて五畿八道になっている。
江戸時代は参勤交代や人々の移動で街道が発達する。
東海道や山陽道、山陰道、北陸道は鉄道や高速道路に名前が残る。

古来の道も調べ歩くのも面白いかも。