懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 煙草のある風景

2018年06月07日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県新見市

新見市の山間地はほとんどがカルスト台地である。
水が地下に浸透するので稲作には不向き。
畑作や果実栽培が盛んだ。
昔の煙草栽培は専売公社が買い取ってくれたのでいい現金収入だった。
煙草の市場開放で外国産の安い煙草の原料やたばこの輸入自由化で国産たばこの栽培は二割まで縮小された。
新見市でも少ししか栽培していない。新見の場合はピオーネやシャインマスカットの葡萄栽培や桃栽培に切り替えている。

広島県の世羅町は花の公園が多いが芝ザクラの公園は昔は煙草畑だったと地元の人から聞いた。

写真の右の広い葉が煙草である。黄色くなったら収獲だ.雹やアラレに遭う穴が開きイイ値で売れない。虫食い葉でも専売公社に出さないといけないそうだ。
煙草の花はオクラの花のようで可愛い花を付ける。
梅雨明け頃に収穫される。

軸はヒマワリの様にしっかりしている畑が広いと大量の軸が出来る。
これは五右衛門風呂の燃料になる。煙の匂いは煙草そのもので子供にはきつい風呂焚きだそうだ。

写真は社会情勢や時代の変化を刻々と記録に残すのだ。
それは時代が過ぎて気付くのだ。若い頃にそれに気付いていればもっといい人生がおくれたかな