懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

自慢話

2018年06月14日 | 日記
自慢話


デイサービスでいつも自慢話をする96歳の男性がいる。
戦時中は天皇陛下の警護にあたっていたので戦地にも行かず終戦を迎えられたという。連隊で一人その任務に推挙されたという。確かに優秀な者が選抜されたのだ。もう一つの自慢話は孫が優秀である事をだれかれ構わず話をする。
孫子、曾孫まで入れるとかなりの数がいるはずだが並みの子供の話は聞いた事がない。
大きな声で話すので何十回と聞こえる。

ある時、私に自慢話をしようと話しかけてきた。天皇の警護に当たった話を始めたので私は.ディサービスに来ている人の中には太平洋戦争で父親や兄弟を戦争で亡くした人がいる。
私は軍幹部と天皇も戦犯とおもっている。戦争で親兄弟を亡くした人は一生天皇を憎んでいる。
天皇の警護をしたとか特高だったとかは一生隠す事ではないかと言った。自慢すべき事ではないであろう。
私より25歳も年上の大先輩に対して大人げない事をいったものだ。
利口な人ならばまた同じ話かと聞いたふりして聞き流すのであるがついつい言ってしまった。
大人げない事を言ったと思ったが次回も人を捕まえては天皇を警護した話を始めたので安心した。それ以来、私には口もきかなくなった。


私の昭和鉄道遺産 その73 8620型

2018年06月14日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 宮崎県 日豊線南延岡機関区

8620型蒸気機関車の正面から撮った平凡な写真
現在も8620型は観光列車として肥薩線でも走っている。
大正時代の機関車で100年近く走っている。

鉄道マニアの人に言わせるとナンバープレートの形式が入っていて旧字体のローマン字体のプレートはオークションに出ると100万円以上するそうだ。
普通のナンバープレートでも30万円はするそうだ。
これだけ高いとレプリカも出回る。
私が鉄道ファンをしていた時のナンバープレートは5万円位で即売会で売られていた。
私の一か月の給料くらいであった。

本物のプレートは鋳物なので角は鋭利ではない。機関車に装着されたものは長年雨風にさらされるので時代がつくという。しかし骨董でも時代を付けるエージングもほどこされ素人は騙される精巧なものもある。

私は鉄道部品の収集はした事がない。寮や借家暮らしではこんなものは保管できない。
先日も読売新聞に載っていたが盗鉄と呼ばれる鉄道部品を盗む輩がいる事を書いてあった。

我々が現役の頃も盗り鉄は沢山いた。サボ(行き先表示板)やナンバープレートは何度も被害にあった。機関車が停車中に操作コックを盗んだ者がいて発車が遅れたこともあった。

マニアが増えると不届きな者も増える。

今思えば全部の機関車のナンバープレートを撮影しておくべきだった。