懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蛍見物

2018年06月09日 | 日記
六月に入り金曜日、蛍見物にいく。
場所は総社市の豪渓
岡山市の足守にも沢山いるが岡山市から大勢見にくるので駐車場待ちで渋滞する。
車を降りて歩かないいけないので車のなかから見える豪渓に行くことにしている。

今回は隣の奥さんが外にいたので一緒にいく。
車の免許も持っていないしご主人も亡くしていないので長らく蛍は見ていないという。
明るく時間があるので食事をする。去年も立ち寄ったラーメン屋は店を閉めたようだ。
うどん屋でぶっかけうどんを食べる。650円だった。
ぶっかけうどんは350円くらいのものだがとおもったらうどんの量も多く掻揚も沢山入っていた。
年寄りの夕食など質素で金の掛らないものだ。

蛍の見物は子供が小さい頃から毎年きている。
夫婦二人になっても毎年来ている。
これを止めたらどちらかが先に逝きそうで止められない。
どちらかが先に逝くと蛍を見るのは辛いであろう。
死んだ連れ合いが蛍に化身して空にとんでいるように思えるだろう。
蛍の光にはそんなはかなさも持っている。

蛍は沢山飛んでいた。子供連れの車の後ろに車の停めた。
子供が喜ぶ姿を見るとこちらもうれしくなる。
我家の孫も一緒と思うが親が毎年連れてくるのてばジィジは余計な事はしない。
子供は親にしてもらった事をしっかり孫にも教えてる。

川面の蛍を見ながら宮本輝の蛍川の小説のシーンを思い浮かべる。
太平洋戦争が終わり17年、まだ貧しい頃だった。
学校の給食代を払えない者、妾の子供、商売の失敗で夜逃げしてきた者、貧しくて高校にも勧めなかった者、幸せな者ばかりでなかった。宮本輝はそんな庶民を描いた作品が多い。

蒸気機関車 姫路C57型

2018年06月09日 | 蒸気機関車
撮影場所 兵庫県 姫路操車場のヤード

機関車の行き交う中、ヤードに立ち入り機関車の撮影。
現在は線路に入るは固く禁じられている。

播但線を走る貨物列車の入れ替え作業をやっている。
線路を変更するので線路を通過する列車がない事が条件である。
ポイントを間違うと脱線や走行車線の列車の衝突もある。
ポイントの切替ミスは絶対犯してはならないミスだ。

そんな神経を使う操作に鉄道ファンはウロチョロと迷惑な事だ。
鉄道フォンの行動が迷惑になっているのは事実だ。
自分も迷惑な事をやってきたと思っている。

今撮影している茅葺き民家の撮影も随分迷惑を掛けていると思う。
人生を生きるのは恥の上塗りだ。妻や年下の者にキズ付ける言葉を発したと思う。
恥の上塗りはなるべく忘れる事にしている。
いちいち反省ばかりでは夜も寝られない。
子供の頃から社会人、老後と恥の上塗りは山ほどある。そのまま持っていたら年寄りの身には担げきれない。恥をかいても恥と思わない厚かましさで生きるしかない。