向日葵(ひまわり)
セミうるさ 向日葵、満開 梅雨開けず。
向日葵は苗の頃は太陽の方に、向きを替えながら成長するので、この名が付いたと言われている。花芽を付けると動かなくなり花は北東の向きで咲く。みんな同じ向きで咲いている。
向日葵の外側の花と思われているのは、舌状花と言われ虫に目立つように見せる飾りである。
花は中心のなん何百もの集合体だ。頭状花序と言うそうだ。花はめしべとおしべがあり種を作るもの。キク科の植物の花は中心部の塊
分かり易く言えば、スーパーのイオンである。小さな店では目立たないがジャスコと350の専門店が集合して集客するようなものだ。虫を引寄せるか人を引き寄せるかの違いだ。
向日葵の原産は北米で1500年代にスペインが種を持ち帰る。
向日葵は花公園で鑑賞の他に油の採取、小鳥やハムスターの餌、人間も摘まんで食べた。
大リーグではベンチの中で殻を下に吐き出す。日本人にはそんな汚い事は出来ない。大谷翔平はコップに殻を出してゴミ箱に入れる。今年はコロナで向日葵の種を食べるのは禁止
人間は植物の種や動物から食用油を絞りだした。
ゴマや菜種の小さな粒でも、塵も積もれば山となるで人の口に入るようになった。海外から原料が入るので安価な値段で天ぷらなどが食べられる。
植物油の種類と生産量
- パーム油 75.4(千トン)
- 大豆油 56.1
- 菜種油 25.3
- 向日葵油 20.0
- 綿実油 4.7
- とうもろこし油 4.3
- 落花生油 3.7
- オリーブ油 3.4
- 椰子油 2.7
ヒマワリという映画があった。もう50年も前で見に行った。
ソフィア ローレンとマストロヤンニの共演だ。戦争で引き裂かれた男女を描く。イタリアで結婚した男女。
男はイタリアからソビエトの戦線へ送り込まれる。戦線は悪化して寒波で凍死寸前でソ連の女性に助けられる。戦争が終わり男はイタリアに帰還しなかった。ソ連で暮らした女性との間に子供も出来た。イタリアの妻は夫は生きていると信じ戦友に戦場周辺を聞きソ連で探す。再会を果たすが夫には新しい家族があり諦める。走れど走れど、どこまでも続く向日葵畑、ヘンリーマンシーニの悲しげな曲が流れる。
あの向日葵畑はスペインで撮影したと、記憶しているがウィキベディアではウクライナで撮影したように書いてある。
私が仕事を始めた頃の、中年の人は戦争に行き生き残った人であった。
そんな中、戦争で夫婦が引き裂かれた人もいた。同じ職場のAさんはニューギニア戦線で生き残った人で帰還に何年か掛かった。奥さんは戦況が厳しいところで死んだものと思い再婚した。しかし、帰還したら奥さんはよその男と暮らしている。諦めて別の女性と再婚する。戦死した男が多く女性は余っていた時代だ。
再婚の女性の子供は優秀で東大を卒業学した人もいた。
本人は戦争の事や家族の事は、一切言わなかったがそんな話が私の耳にも入って来た。