懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

調布とは

2020年07月26日 | 日記
調布
調布とは貢物にする布の反物の事です。
調は調べるの意味の他に「みつぐ」とも読みます。
私は茅葺民家を全国各地の田舎を走りました。  
広島県に御調町(今は尾道市に合併)という町がありました。何と読むのかローマ字表記を読んだら「みつぎ」書いてあった。帰って辞書で調べると調はみつぎと読めるのが分かった。
貢物に関係あるのか息子が、高校の歴史で使った歴史図録という教科書で調べた。資源ゴミに出すのを、私が見るのに取っておいた。
古代の税金には租、庸、調があると書いてあった。租は穀物の収穫で納める、海は干物の海産物。庸は労働で納める。開墾や道路、水路、寺建造物、寺院、の労働力で参加する。調は布を織り反物で納める。庶民が日常や労働で使うので麻、カラムシ(草)の木や草の繊維から取った糸であろう。
綿は15世紀頃から栽培される。
着物は貴重で労働で着物が擦れるので、男の夏場は上は裸で仕事していたのだろう。
調布という和菓子があるが、反物のように見えるので付いたのであろう。
東京に調布市があるが、麻織物など貢物として反物を織っていたのではと書いてある。
布田、染地、砧(きぬた)の地名が残るとある。砧は木の繊維を軟らかくする道具。
 
余談だが人の名前で主税と書いて「ちから」と読む。赤穂浪士の大石内蔵助の息子の名前、庸の労働が主な税であったから「ちから」と読むのか?、