葉の裏に箸などで字を書くと黒く浮き出る
写真ネットより借用
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多羅葉(たらよう)
介護施設の入り口に多羅葉を植えてある。
葉を一枚とり爪楊枝や箸で、葉の裏に字を書くと黒く字がでてきた。
紙が貴重な時は紙代わりに、お経や伝言を書いていた。恋文も書いたのであろう。
葉っぱの裏に書いた事より、葉書の言葉が生まれたとの説ある。
東京のある郵便局には多羅葉を植え解説もしてあるそうだ。
昔は板や竹に経典を書き写していた。木簡とか竹簡と呼ばれていた。
多羅葉は九州、四国、中國地方に自生している。広葉常緑樹、高木でもある。
植木としても売られている。我々の所では自生は見かけない。種が落ちると勝手に根がでて成長する。
公園などに植えてあるので探してください。
山口県の長門市の青海島にいったら沢山自生していた。
対馬暖流が流れているので温暖なのであろう。スダジイの生えているところに生えている。
共に葉が厚く照葉樹のため塩風に強い。
スダジイは芽出しの頃はカリフラワーのように山が盛り上がってみえる。よくめだつ。
椎の実はそのまま食べられる。