鳥取県から広島県に抜ける、国道沿いに茅葺民家があった。
国道沿いには茅葺き民家などないだろう、そんな先入観があった。
それも二軒続いた茅葺民家だ。
茅葺民家発見が嬉しくて30年近く続いた。発見した感動が無ければ続かない。人生は感動の貯金だ。数多く感動した者が勝ちだ。
撮るときは気づかなかったが、両側から山が迫っている。
谷間の僅かな平地に人は家を建て暮らしている。
この頃は健康で山の斜面を登り撮影した。
歩けなくなったらすべてを諦めた。
動けるうちに撮った、膨大なネガが残っていた。、
それをスキャンしてデジタル化するのは、歩けない方が有利だった。
なまじっか歩けると遊びに出掛け、整理はおろそかになる。
人間どんな身体になっても、環境になってもやれる事はある。
捨てる神あり 拾う神ありだ。
それでも健康であれば、全国各地を歩き見て回り地元の人に話を聞きたかった。そんな自分勝手に遊んでいたら家内に捨てられていたかもしれない。
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