スズラン
今スズランが咲いている。スズランは園芸品種で売られている。
よその家の庭を見るがドイツスズランが多いようだ。ドイツスズランは花の軸が長く良く花が目立つ、日本スズランは花が葉に隠れて咲く。葉もドイツスズランが色濃くしっかりしている。
ドイツスズランは宿根で強い。株分けをしてやればどんどん増える。植え替えず密集にすれば勢いがなくなる。日本スズランはわずかながら各地に残る。
本来は北海道などの涼しいところの植物だが、氷河時代に取り残されたと言われる。
九州の熊本から全国に自生地が残る。岡山県は哲多町(今は新見市)に自生が残る。
何度か地元の人に聞いてたどり着いた。田圃の横に大きな岩かあり草むらに500株くらいのスズランがあった。柵はあり盗掘できないようにしている。しかし、これでは種が絶えるのでスズラン公園を作り散歩コースに種から増やした苗を植えている。ここには何万株に増えているだろう。保存会や学校でも種から増やし増殖や販売もしている。
秋には赤い実がなる。果肉を砂で落とし種を植える。11月に種を蒔いて9月に芽がでてきた。
芽が出るのにこんなに掛かると思わなかった。
普通、芽は2週間で芽がでる。
雑草や野菜は二週間芽がでないと種は腐る。バイオの除草剤は発芽抑制剤で芽を出さないようにする。
スズランは毒がある。小さな子供がいる家は置かないようにしたい。スズランの花を生けた瓶の水を幼児が飲み亡くなった例がある。
植物にも毒のあるものがある。
木では馬酔木、しきび、アジサイ、れんげつつじ、ニセアカシア、夾竹桃、漆
花では水仙、トリカブト、くりすますろーず、ソウチャク草、サフラン、マムシグ サ、朝鮮朝顔,朝顔.ヨウシュウヤマゴボウ、ヒガンバナ、キツネのカミソリ、毒ぜり
ネコは本能的に毒が分るのか アジサイや水仙はイタズラもしない。カーネイションや菊だと花を噛みイタズラをする。