サクラ餅
私の住む町の墓地公園に桜が沢山植えてある。桜のところからは墓地は見えない。
大勢が桜見学にくる。染井吉野が終わり八重桜が咲きだした。
中年女性が三人、八重桜の若い葉を取っている。
何に使うのか聞いたら塩漬けにして桜餅にするそうだ。
こんな墓地公園の桜の葉を持ち帰れば、怨念も一緒に付いて来そうで嫌だなあ。
八重桜の葉は染井に比べ大きく柔らかい。
ネット調べると桜餅の葉は大島桜の葉が使われる。伊豆には自生している。
西日本には少ないそうだ。
桜餅の葉には次の条件がいるそうだ。
- 葉が大きい事 柔らかい事
- 葉の表面が滑らか ザラザラ、ギラギラは口当たり悪い
- 塩漬けにすると桜の香りのするもの。
西日本と東日本の桜餅は違うのだなあ。
西日本はもち米または道明寺粉に餡、東日本は小麦粉に餡で長命寺とよばれている。
木や草の葉で食べ物は昔から沢山ある。防腐効果があるとかくっ付かなくするとかで使われてきた。
五月の節句の男の子を祝う柏餅は一家が絶えず継続するように譲り葉として柏を使う。柏やブナは葉が枯れても新芽が出るまで枯れ葉は残る。
本来,譲葉は常緑広葉樹で神社などに植えている。軸が赤いので杠と書きゆずりはとよむ。
木の葉を使うたべ物
柿の葉寿司 (奈良) 朴(ほう)葉寿司(岐阜) 笹団子(新潟)私の生まれた所も茅の葉や笹で包んだ粽を作った。 鱒寿司 クマ笹(富山) サルトリイバラは柏の葉の代用
茗荷の葉で包む饅頭、竹の皮でおにぎり包む