♪ 『 三線欲張り修行日記 』 ♪  

沖縄バンド「みいはいゆ」ちゃくらのブログです。

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三線古典修行日記 12 ~沖縄的発音~

2007年03月03日 | 修行日記
 

お稽古に行きだして最初の頃、先生によく言われた言葉があります・・・

「沖縄の独特の発音を、きちんと守って唄うようにな!」


沖縄の唄には、書き方と読み方の違う言葉がけっこうあるがです。

    ・・・・・・・例えば・・・・・・・・

   古典では超有名曲 「かぎやで風」  は、

   読むときはなぜか 「かじゃで風」
                          と読みます。

「ぎや」 を 「じゃ」 と読むがです・・・。

最初のお稽古で先生に

「『かぎやで風』 と書いてあるが、これは 『かじゃで風』 と読むからな!」

と言われたとき、内心は 『??』 やったがですが 『なぜですか?』
と聞く勇気もなく、ただ一言 『はいっ!』 でした・・・。



また、古典の舞踊では、必ずと言っていいほど踊られる曲 『四つ竹』 も
普通は 『よつたけ』 と読みたいとこなんやけど、

       『ゆつぃたき』
              のような感じで読まれます。(表現が難しい・・)

そして悲しいことに、先生の発音と、私の発音は、なんかが違うのです・・・。
先生の発音には、なんとも言えん 『味』 があるがです。

先生の『ゆつぃたき』は、どんな地震が来ても、絶対揺るがないくらい
大地に深く根を張った「竹」のイメージです。

それに比べて、私の場合は、『竹』 というよりは、ラーメンに入ってる
『しなちく』 という感じです・・・。 まだまだです。


発音ひとつとっても、先生にはまったくかないません・・・。