だんだんとお稽古を重ねるうちに、いろいろと気づくことが
出てきます。
まず、古典は、歌持ち(歌の前奏部分)が同じ曲が異様に多い!ということです。
これは、今の日本のヒット曲に例えると、出だし部分が同じ曲だらけ・・・
っていう、決してありえない現象ですねぇ・・。
『工 五 四 工 四 乙 四 合尺 工~』(かぎやで風の出だし)
で始まる曲のなんと多いこと!!
だから、歌持ちを聞いて、その歌を判断するのは、まず無理ですね~。
それと、一度合格して、次に暗譜していって合格したからといって
その唄とは、決しておさらば出来ないということ・・・。
つまり、合格する曲が増えれば増えるほど、暗譜し続けとく曲も
増え続けていくという訳で・・・。
だから、10曲合格してれば、まず、お稽古では、10曲をぶっ通しで暗譜で
ひたすら歌い続けます。
それが終わってからやっと、新曲の11曲目のお稽古が始まる、というわけです。
私は、この現象をひそかに
『古典あり地獄』 と名づけました!?
ある程度お稽古が進んでくると、とにかく新曲の練習より何より、暗譜が
大変で大変で・・・。
「これは、かなりの脳トレやなぁ・・・。はぁ~」
とにかく、やってないと、えらいことになるんで学生時代のテスト勉強よりも
必死です。