2021年7月10日(土) その4
新海三社神社のすぐ近くにあったのが「龍岡城五稜郭」
「五稜郭」と言えば、函館。
ところが、日本に五稜郭は2つある。
その一つが長野県佐久市にある龍岡城。
このお城を築いたのは藩主松平乗謨(のりかた)。
洋式築城に早くから憧れていた。
1864年3月に着工し、1867年4月に建物が完成し竣工祝いを行っている。
しかし、堀も一部未完成、建物も未完成だった。
未完成だった理由は、崩壊間際の幕閣の要職にあった藩主が築城に関わる暇もなかった。
また、費用もなかった。
そして明治4年(1871年)の廃藩全国の城郭取り壊しの布告。
御殿の一部のお台所だけが翌年の学制発布により学校として使用が認められ、その他は無くなってしまった。
今もお堀の中には学校がある。
そしてお堀。
幅の広いお堀ではないが石組みは素晴らしいものである。
長野には面白いところが沢山ある。