2021年7月10日(土) その5
やっと今日の目的地。
佐久穂町にある千手院。
以前火渡りに来たお寺。
小海線、羽黒駅から徒歩10分。
佐久観音霊場14番札所である。
1051年ごろ、慈覚 大師「圓仁」の開基と言われる古刹。
有名なお寺ではないが、古くから地元の人々から慕われていただろうと感じる。
境内には仁王門があり仁王様がいらっしゃる。
観音堂、子安堂、弁天堂、愛染堂、地蔵堂、鐘楼、客殿がある。
以前は護摩堂もあったが、焼失してしまったらしい。
観音堂の天井には天女が舞っている。
龍の絵も描かれているが、随分薄くなってわからなくなってきている。
長野にはこういうお寺が沢山ある。
古墳も沢山ある長野なので、昔から信仰が強いのだろうか。
また、戦国時代に武将たちが戦勝祈願をして保護されたお寺も多い。
そのため立派な建物が建てられたようだ。
千手院には沢山のお花が咲いている。
私が帰るころ一人の女性がやってきた。
やはり草花の写真を撮っていた。
おしゃれな花ではないが、珍しい花もあるようだ。
いつまでも、お寺として残って欲しい。
今はお寺の重要性がだんだん薄くなっている。
御朱印を集めるための観光地だと思っている人も少なくないだろう。
せめて自分の家の菩提寺は尋ねて欲しい。