那智勝浦港でバスを降りる。
今日の宿泊ホテル「ホテル浦島」には亀の船で行く。
島は埋め立てられ、今は陸続きになっているが、宿泊客はこの船で渡る。
島全体がホテル。
今日の部屋は本館の794号。
夕食前にお風呂。
ここのホテルの売りである大洞窟温泉「忘帰洞」。
帰ることを忘れるという温泉。
島には波で浸食された洞窟が沢山ある。
そのひとつを温泉にしている。
温泉の泉質は「含硫黄ーナトリウム カルシウムー塩化物泉」
お風呂は乳白色。
お風呂のあとは夕食。
本日はバイキング。
苦手分野。
「好きなものを好きなだけ食べられるのよ」
「色々なもの食べられるじゃない」
というが、食べたいもの見つけられないし、好きなものって普段食べている物。
席に、どんなものがどこに置いてあるのかメニューがあるといい。
私が選んだもの。
コロッケは松坂牛入り。
座った席の横でマグロの解体ショーをしていた。
解体したばかりのマグロは美味しかった。
お酒のつまみばかりだけど、お酒は飲まなかった。
母は飲めないし、酒飲みの父で苦労しているので、基本的に母の前では飲まない。
海鮮丼も食べたかったのだが、そんなに食が進まなかった。
取りに立つのが面倒だったってこともあるが。
デザートに果物を少し。食後のケーキは食べない。
早々に御馳走さまをして、ロビーでお土産を買うことにした。
またまた、沢山のお土産を買って部屋に戻った。
温泉は5カ所あるので、次の温泉に行くことにした。
今回は島の一番上、33階にある「遥峰の湯」
2階からのエスカレーターは怖いぐらいの長さ。
このお風呂からは、綺麗な夕日が見えるらしい。
今は夜なので、勝浦の夜景や勝浦港の船の灯りが綺麗だった。
ここにアジア系の若い女性3人がいた。
洗い場で髪の毛を洗い出したのだが、3人とも立って洗い出した。
確かに長い髪の毛だったが、日本人の女性で立って洗っている人は見たことがない。
さすがに体は椅子に座って洗っていたが、これも文化の違いなのかなと思った。
部屋に戻ったが足がパンパン。
「あなたのその体力はお父さんに似たのね」
父は山歩きをする人だった。
そう、顔や体型は母似だけど、性格や行動は父似の私。
疲れていたから、ふたりともぐっすり眠った。
朝は5時からお風呂に入れる。
できるだけ多くのお風呂に入りたかったので、お風呂の準備をして出かける。
もうひとつの洞窟風呂「玄武洞」
次から次へと人がやってきた。
ゆっくり入っていられないので、隣の「磯の湯」に移動。
入ると誰もいなかった。
私が今日一番の入浴のようだ。
外は見えないが、波の音は聞こえる。
ホテルの中で一番効能が多い温泉なのに。
ゆっくり入って、疲れを取った。
ホテルでは温泉のスタンプラリーを実施していた。
5つの温泉のスタンプを押すと、記念の粗品をいただける。
スタンプをゲットしたので、フロントに行った。
いただいたのは温泉の元。
6時半からの朝食に多くの人が並んでいた。
皆さん、吉野山に向かうので、出発が早い。
ここに並んでも、バイキングなのでまたまた並ばなくてはいけない。
そこで、一度部屋に戻って出直し。
50分ごろ行ったら、すでに空いていた。
朝食もバイキング。
みんながっちり食べている。
私も、普段よりはがっちりだけど、やっぱり多くは食べない。
焼き魚が美味しかった。
鮭はいらない。
お粥にしたのが失敗。
白飯にすればよかった。
8時には再び亀の船に乗って勝浦港へ。
今日も天気がいまいち。
バスに乗り換えて、お楽しみの吉野山へ。