2017年6月4日(日)
週末に友人からメールがあった。
「今年も留学生連れて宝永火口に行くよ。今年は旦那が行ってくれるけど、一緒に行く?」
そう言えば、昨年の今頃留学生を宝永火口に連れて行った。
友人と一緒に行こうと思ったが、他のホストファミリーも行くというので、今回は辞退した。
昨日は天気が良くて、富士山には登らないと言っていた友人も、宝永火口に行ったらしい。
「私も行かなくちゃ」と言うわけで、おにぎりを握って出掛けた。
青空がであるが、富士山の周りは雲がびっしり。
富士山は見えない。
富士山に近付くにつれて、気温が下がり天気が悪くなる。
5合目に着いた時、外気温は6℃を示していた。
寒いのを我慢して宝永火口に向かう。
森林の中を歩いた。
森林を抜けた所に現れるのが宝永火口。
崩れたあとが去年より深い。
毎日見ていると雪崩が起きた後を見ることができる。
雪崩だと思っていたのは、本当は富士山が崩れた後だったのかもしれない。
いつものように火口に降りる。
昨年は崩れがひどくなって火口に降りれなくなった。
まだ、雪も残っている。
時々「カラカラ」と落石の音がする。
なのに、ロープを超えて2~3歳の男の子とそのお父さんが入って行った。
たぶん、雪に触ろうと思っているのだろう。
私の後ろには奥さんがいる。
どれだけ危険な行為をしているのか気がつかないのだろう。
まあ、山登りは自己責任だから何が起きても自分の責任。
子供の事大切に思わないのだろうか。
6合目経由で下山することにした。
しかし、今年はあちらこちらが崩れている。
よっぽど、冬が厳しかったのだろうか。
5合目の登山口に降りた。
すっかり忘れていたが、登山口はまだ進入禁止。
フェンスの向こうからやってきた私たちに向けられた視線はちょっと冷たい。
ついでに、須山口1合目のお胎内に行った。
すでに6月だというのに、まだ新緑がきれい。
虫がたくさん飛んでいた。
ここのお胎内も昔は長い洞窟だったのだろうが、今は天井が落ちてただのトンネルになっている。
入口は平成27年7月の大雨で一部が崩落してしまったため、中には入れなくなっていました。
こちらが出口。
お胎内の入口に見えるのは私だけ?
昔はここで富士山に登る時のお金を徴収していた。
今も徴収すればいいのに。
ここは不思議な場所。
空気は重いのに、空が高い。
苔がきれい。
小さいおじさんを見つけた。
自宅に戻ったら天気が良かった。
富士山の周りだけ雲の中だった。
今年の富士登山はいつ行こうかな。
今年は崩れ方がひどい。
そのうち富士山崩壊するかもしれないから行けるときに行かなくちゃ。