きのうは、補聴器屋さんのついでに
蓑虫庵へ。
芭蕉さんのお弟子、服部土芳(どほう)という人が結んだ庵。
土芳が入庵した その数日後に芭蕉翁が訪れ、面壁の像をえがき、
みの虫の音をききにこよ草の庵
と讃して与えたので、この句の上五をとって『みの虫庵』と呼ばれるようになったとか。
え、みの虫って、鳴くの? と思って調べてみたら、
『清少納言によれば、蓑虫は「ちちよ、ちちよ」と鳴くことになっている。
そこでみなさん、私の庵に来て蓑虫の声を聴きませんか、というのである。』
ということでした。
俳句や古典の世界など奥深くて知らなかったことばっかりですが、
とにかく ここの自然の恵みと歴史の重み・その調和というのでしょうか、
味わい深くて私にはたまりません。
見上げるとこんな世界。
安らぎにすっぽりと包まれて。
どの季節に訪れても、四季折々の木々や花、それに小鳥たちが迎えてくれます。