つづきです、性懲りもなく(今回の分は、これでお仕舞い)。
霊山寺に着き、駐車場で停め、小川のせせらぎなど味わいながら登っていくと、
車の中から にこやかに手を振る人が。
え…?と近づいてみると、
近所のKさん一家でした。
大きな声で訊いてくれました。
「歩いてきたの…?」
「ううん、バイクよ 」
――家から歩いてきたのかと思われるほど
しんどそうに見えたのかしら?
体力、これ以上落ちないようにしなくちゃね。
11/10にアップした銀杏は、まだ青っぽかった。
でも散り始めていて、檀家の方々でしょうか、落ち葉を掃き集めてくださってる。
どこもここも、落ち葉 落ち葉。
樹齢は、どのくらいなんでしょう。
木の肌に尋ねてみたい。
ふと以前、全盲の友人とお花見に行ったことを想い出しました。
(おばさん3人で行く話が持ち上がったとき、誘ってみたら
彼は喜んで「あ、行きます 」って乗ってくれたんです)
とても博学な人で(おじいさん。若い頃は見えていた)、
木々に名札が付いてるのを見て、「〇〇の木がありますよ」など説明すると、
その度に、「あ、触らせてください」と言う。
そばに導いて、手とって触れさせてあげると、
「ああ、なるほどね、これこれ」と納得したような表情をしていました。
――私たちとはまた別の味わい方が、有るのねぇ、と
しみじみと実感させてもらったのは、貴重な体験でした。