メルマガ『ガンジー村通信』の「でんでんむしのつぶやき」、
今回は分かりやすく面白かった。
『先日、web版毎日新聞が面白い特集をしていました。それによると大阪の中年女性を中心にフェイスブックで「党員」を募り、「全日本おばちゃん党」を結成したというのです。(↓)
http://mainichi.jp/feature/news/20121205ddm013040013000c.html
そして作り上げたのが、以下8項目の「全日本おばちゃん党 ハッサク」。
(その1)うちの子もよその子も戦争には出さん!
(その2)税金はあるとこから取ってや。けど、ちゃんと使うなら、ケチらへ
んわ。
(その3)地震や津波で大変な人には、生活立て直すために予算使ってな。ほ
かのことに使ったら許さへんで!
(その4)将来にわたって始末できない核のごみはいらん。放射能を子どもに
浴びさせたくないからや。
(その5)子育てや介護をみんなで助け合っていきたいねん。そんな仕組み、
しっかり作ってや。
(その6)働くもんを大切にしいや! 働きたい人にはあんじょう(いい具合
に)してやって。
(その7)力の弱いもん、声が小さいもんが大切にされる社会がええねん。
(その8)だからおばちゃんの目を政治に生かしてや!
これぞ生活の中枢を担う「おばちゃん」の願いです。維新の会の「船中八策」
を捩ってユーモアのオブラートで包んだ対極の「ハッサク」です。政治用語や
新聞用語を使わない「口語体」のハッサク。そうなんです。政治を難しくし、
庶民から縁遠いものにしているのは「文語体」なのかもしれません。
「9条護憲」などと言わなくても、「うちの子もよその子も戦争には出さん
!」、これで話は通ずるのです。「9条護憲」は、いつもそういう言葉を使い
考えている一部の人にしか通じないのかもしれません。文章を書く立場になれ
ば、つい定義の決まっている言葉が便利で使ってしまうのですが、すべての人
にかかわる政治には、なるべく口語体に近い言葉を使って欲しいと思います。
候補者の演説が空虚なのも、手垢のついた文語体を発しているからで、口語体
でしゃべる候補者の言葉には、同意するにせよ反発するにせよ、耳は傾けるも
のです。』
う~ん、そうだそうだ
『ハッサク』の一つ一つを見て頷きながら、膝を叩いてしまった。
さらに、この人も応援してくれてます。あの、湯浅誠さん。 ↓
http://mainichi.jp/feature/news/20121205ddm013040017000c.html
『上から目線で生活者の視点がない「オッサン政治」へのブレーキとして、おばちゃん党には期待しています。』
『仮想敵を作ってたたくことで支持を集めるパターンが標準化しましたが、これでは日本の難題は解決できません。』
これらは私も前から感じていました。
市民、特におばちゃんの力を発揮して、
どの人も暮しやすい日本にしていきたいねん。