きのうTVをつけたら、Eテレ。
赤ちゃんの育て方を、高校生か中学生に教える番組でした。
基本的な事柄のあとに、興味深い実験が。
(1)5ヶ月の赤ちゃんをベビーラックに寝かせ、その前にモニター画面。
お母さんは別の部屋で赤ちゃんの画面を見ながら、ニコニコとあやす。
赤ちゃんは、喜んで、笑う。
それを見たお母さん、さらに笑顔になってあやす。
(2)同じ赤ちゃん、同様の場面設定。
モニターに映るのは、あらかじめ撮影しておいたお母さんのあやす笑顔。
最初、赤ちゃんは笑ったけど、すぐに笑顔は消えて不機嫌になったんです。
つまり、お母さんの笑顔でも、録画じゃダメなんです。
赤ちゃんが笑ったことで、お母さんは嬉しくなって笑顔になる。
そのことが赤ちゃんは嬉しくて――互いのコミュニケーションが成り立っていくんですね。
そんな心の響き合い。
これは、2人の子どもを育てた親として実感します。
大人でもそうなんじゃないでしょうかね。
きちんと受けとめてくれた。また、心から声かけてくれた。
そんなことが嬉しくて有りがたくて、反応してそれを返す。
そんな響き合い。積み重さなって絆、心が結びついて信頼関係が生まれ――
一番たいせつなことの一つじゃないかな、って思いました。
(*番組では、「コミュニケーション」という言葉ではなく、別の用語だったような気がするけど、
覚えてなくてゴメンナサイ。)