michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護8年。 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

‘働かない人’への観方がなんだか…

2022-01-20 21:56:08 | つぶやき

『カムカムエヴリバディ』とても面白い。

ジョーが戦災孤児で、

定一さんに拾ってもらった時の話は、胸にジーンときました。

(戦災孤児は戦後大勢いて、飢えて生きるために盗みをやったりして、道を歩くだけでも白い目で見られたり、まるで野良犬のように扱われたというひどい話をよく聞くのです…。)

 

  

 

ふと思い出したことが。終戦後10年以上経っていた頃です。

姫路の動物園やお城によく連れて行ってもらった。

幼い私はウキウキして姫路駅で降りると、

なにやら数人の人が、白っぽい着物を着て松葉づえをついたり、手足に包帯を巻いたり、並んで立っていて、もの悲しい曲をアコーディオンで弾いたりして、お金をもらっている。

楽しい気分がいっぺんに ぺしゃんとしぼんでしまうような雰囲気でした。

父に「‘しょういぐんじん’  やで」と教えてもらった。

(傷痍軍人、と大きくなってから分かりました。)

 

 

後日、叔父たちが話していた。

「傷痍軍人て、ウソやで。わざと働かんとお金もらう人も居るんや。」

……なんだか悲しくなった。

それがもし本当だとしても、叔父たちは彼らを見下げているような、非難するような姿勢を感じて、そこに反応したのです。

事実は分からない。わからないけど、例えば、

働くことは出来るけど、仕事がなかなか見つからない、何度も断られガックリきたとか、

もう働く気力が湧かない、やっと生きているとか…。

まだ子どもだった私は、そこまで考えたわけじゃないけど、

なんだか妙なものを感じ「こういうの、好きじゃないな…」と思ったのです。

 

 

コメント
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