minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

プリンセスマサコの悲劇

2008年10月24日 | 映画、本、芝居関係
車の修理が終わってこれから受け取りに行かねばならないのだが、じゃんじゃん雨が降っていて家から出られない・・・。雨の日に履く靴がないのが一番の原因。晴れている日には長靴を買おうとか思わないし、雨の日は外に出るのも嫌だし。あああああああ。そっか、ネットで今度探してみよう。可愛いレインブーツが欲しい!!!

『プリンセスマサコ~玉座の囚われ人』を読んだ。今まで皇室の事なんて何の興味もなかったけど、いやあ、大変。びっくりした~。まさしくカゴの鳥。ひどい言い方をすれば、まるで終身刑。

オックスフォードや東大を経て、六カ国語を流暢にあやつり、外交官になるべく努力してきた活発で聡明なマサコが、嫌々ながら皇太子のプロポーズを承諾する経緯。あああ、だめだめ、そこでOKしちゃったら、今までの人生が無になるのよ・・・。なんてこっちまでハラハラ。しかし皇太子の愛情に応え(何年も皇太子は断られ続けていたが諦めなかった)、しかも外交に役に立つなら、という実現不可能な夢をえがき嫁いでいく。天皇家が外交に影響を及ぼすような事は一切してはならないのだ。結婚後、初めての会見で『雅子様はしゃべりすぎる』と宮内庁からバッシング。早く跡継ぎを産めとの圧力がかかる。どんどんストレスが堪った雅子様はカゴの中で重度の鬱病へ・・・(宮内庁の発表では鬱病という言葉は使っていないが)。大好きだった、海外外交すら断らなくてはならないほど病気は進行していた。

自由という事がどんなに素晴らしい事なのか、普通に生きる事がどれだけ幸せか、これを読むと本当にわかる。外国人が書いているので、日本に対する間違った偏見のようなものも文章の中に沢山でてくるけど、それはそれで外人が日本をこういう風に見ているのかと解って面白い。

宮内庁の官女たちにくらべたら、会員制スポーツクラブのおばばたちなんて可愛いもんだな。ああ、自由ばんざ~~~い!そして結婚記念日20周年に新曲が完成した。車も直った。ばんざ~~~い。

という事で今日は阿佐ヶ谷ジャズストリート。小さな路地裏の飲み屋「Jumb Jumb」で永田利樹bとDUOです。雨よ、お願いだから止んでくれ~~~!!!!!